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Children Maybe Later - What a Flash Kick!
サンフランシスコのローファイサイケポップバンドによる2022年のファーストアルバム。Television Personalitiesと比較されることが多いようだ。深いエコーに包まれた男女ユニゾンボーカルと投げやりなストロークのシンプルなギターに硬質なベース、時折聞こえるオルガン。シンプルにインディーロックのかっこよさとサイケポップの淡い光景を両立させた仕上がりだ。
My Favorite Painterは、下降するコードやオルガンが初期ピンクフロイドを連想する。美しいメロディーはエバーグリーンなギターポップの流れも感じる。ユニゾンボーカルの柔らかなメロディーとノイジーなギターの組み合わせが粗さと美しさを際立たせている。
Jane Birkin’s Basketは、ゆったりしたストロークがヴェルベッツを彷彿させる。ドラムレスを活かした楽想が素晴らしいい。ベースラインが時折奏でるメロディックなフレーズが素晴らしく、このバンドの音楽的な豊かさを垣間見る。
Paddingtonは、ホーンセクションを模したシンセ音やトイピアノ的な煌びやかさを伴いつつ、不意に訪れる転調や能天気なフレーズと複雑なコード進行の組み合わせも含めてサイケポップ直球の美しさを放っている。
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