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会社や組織の文化は、自分たちが使っている言葉から始まる

会社や組織の文化は、自分たちが使っている言葉と密接にリンクしているって言われます。

「社会に存在するさまざまな事象は、人が対話を通じて、頭の中で作り上げたものである」という考え方

組織文化の考え方のひとつとして、その組織(集団)にいる人が、自分たちが考えたことや感じたことを言葉にして、そして伝え合うことでカタチづくられていくという考え方があります。

たとえば、最初のひとりの人(Aさん)の考え方や見方を、集団にいる人(Bさん)に伝える、それを聞いた人(Bさん)が、Aさんの言葉を信じ、また別の人(Cさん)に伝える。cさんからDさん・・・
そうして、やがて組織の共通の考え方や価値観であるかのように、認知されていくと言われています。

人々はお互いの言葉のやりとりである「対話」を通じて、あらゆる事象や行為に「意味」をつくっていると言います。
その「意味」とは、話してと聞き手の相互作用の結果なのです。
まさに、「言葉が世界を創る」ってことです。

もっと簡単に考えると、
「どうせ、うちの会社(組織)は、新しいことを受け入れないからなぁ」
「頑張っても何も変わらないって、やるだけ無駄」
なぁんて、とってもネガティブな言葉を、上司や先輩方が日常的に発していたら、だんだん「そうなんだぁ・・・」って思い込み、それをまた、後輩に伝えていくと、見事な負のスパイラルが完成します。

新しいことに取り組む、一生懸命やることは、結局報われることがないという誰かの体験が言葉になり、それが伝えられ、新入社員や中途入社の人が、
せっかく入った会社がそんな会社なんだって思いこむんです。

何が問題かって考えると、モチベーションが上がらないし、そのまま「やる気スイッチ」が見失い、同じような考え方に染まってしまいます。

そんな組織はを経験したことありますか?

私は残念ながら、その犠牲者のひとりでもありました。
当時は新人でもあって、あるひとりの人の考え方がこの組織では一般的なんだと思い込んでいました。
結果的に、そうではなく、その人がそういう文化を構築していたんだと思っています。
その当時のトップは、その人との関係性が良く、任せていたから何も知らなかったっていう結末です。

組織の品位を落とし、若い人達を洗脳状態にしたってことです。
怖いですね。

参考文献はこちら



ここまで読んでいただきありがとうございます。
貴重な時間を使っていただき感謝申し上げます。
皆さまの職場がいつもイキイキと働ける環境になればいいですね。
またよろしくお願いいたします。


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