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読んだ本に対する好きな気持ちを伝えます。夢野久作が好き。最近はエッセイを読みたい。
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春夏読んだ本/2022

春夏読んだ本/2022

読んだ本note、随分と更新が滞っていました。この記事は8月に書き始めたもので、タイトルは「春夏読んだ本」って、もう冬じゃん!
ただせっかく書いた記事、お蔵入りにするわけにはいかないので。紹介させてください。

ドグラ・マグラ/ 夢野久作楽しかったなあー!『少女地獄』からハマった夢野久作の代表作でもあり長編の「ドグラ・マグラ」についに挑戦してみました。
正直これは、何を言ってもネタバレになるんじゃ

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最近は香りの本を読んでいます。何となくの知識が輪郭を持って形になっていくの、楽しい

ずーっと読みたかった本を手に入れてわくわくしている!猫背にならないように膝にクッションを置いて。大切に読む。

先ほどの記事にある「一足お先に」という短編小説は、夢遊病が一つのテーマになっている。安部公房の「たとえば、タブの研究」にある、「白昼の意識は、しばしば夢の理論以上に、独断と偏見に満ちている」という一節をなぜか思い出した。夢って不思議だけどたまに図星みたいなところがあるから怖い。

夢野久作「瓶詰の地獄」を読んだ。

夢野久作「瓶詰の地獄」を読んだ。

この記事内の本の内容は「あらすじ程度、もしくはそれ以下」なので、ネタバレは含まれていないつもりです。作品に興味を持つきっかけになればうれしいです。

今日、角川文庫から出版されている「瓶詰の地獄」を読了しました。こちらは短編集で、表題作「瓶詰の地獄」の他に六編が収録されています。

私にとって夢野久作短編集は2冊目。初めて読んだ夢野久作の作品は角川文庫の短編集「少女地獄」でした。表題作の「少女地獄

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この夏読んだ本 / 2021夏

この夏読んだ本 / 2021夏

人生に一度きりしかない大学二年の夏、英語学習と読書とバイトと推しに捧げました。バイト以外全て在宅という引きこもり生活です。

そんな夏に読んだ本とその感想を綴っていこうと思います。

ハムレット/シェイクスピア新潮文庫のプレミアムカバーが可愛くて購入しました。以前入手したプレミアムカバー版「ロミオとジュリエット」と並べて本棚に置きたいなとワクワクしながら家に帰りましたが、ロミジュリを紛失していたこ

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11月の読書記録

11月の読書記録

11月に読んだ本の記録。図書館の居心地がとてもいいのでしばらくお世話になりそうです。
11月は全部で5冊。今回も小説少なめ、ジャンルは完全に自然科学系に偏っています。

「よだかの星」 突然読みたくなった。綺麗なものだけではない世界観があった。後で調べてみると、この「星」は超新星爆発のことを指しているという考えもあるのだと知った。星の最期に出す光を昔の人が「星が新しく生まれた」と言っていたような、

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10月の読書記録

10月の読書記録

10月中に読み終わった本・雑誌6冊とこれから読みたい本の自分用メモ

「壁」 安部公房 なぜか自分が寝ているときに見る夢の世界観を思い出させてくれた不思議な作品。この世界観がとても魅力的でページをめくる手が止まらない。

「家の中の科学あれこれ」 増井幸夫・谷本幸子 身近な事象と結びつけて高校化学の総復習ができて楽しい。

「バスカヴィル家の犬」 コナン・ドイル 以前noteで投稿した作品。何度で

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シャーロック・ホームズシリーズ「バスカヴィル家の犬」

シャーロック・ホームズシリーズ「バスカヴィル家の犬」

深夜、銀幕のような濃霧のたちこめた西部イングランドの荒野に、忽然と姿を現わした怪物。らんらんと光る双眼、火を吐く口、全身を青い炎で燃やす伝説にまつわる魔の犬は、名家バスカヴィル家の当主ヘンリ卿を目がけて、矢のように走る――。きわだった叙景によって舞台となる特殊地帯を一種の密室のように仕上げ、息づまるばかりの緊張を生む、ホームズ物語中最大の長編。

 奇妙な殺人事件と、風変わりな登場人物たち、そして

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