鞍馬天狗の兄!ニニギ父「阿賀神社/太郎坊宮」勝利と幸福をGET!山岳/磐座信仰!オリンピック金メダリストも必勝祈願に来るパワスポ【滋賀湖東シリーズ】
神道×天台山岳仏教×修験道=太郎坊信仰。「太郎坊」とは、阿賀神社を守護する天狗の名前と伝わる。標高350m、巨岩が露出した赤神山の中腹にある古社。聖徳太子が箕作山の瓦屋寺(かわらやじ)を建立した際に、阿賀神社に国家安泰を祈願したと伝えられ、最澄も参籠し天台宗の成願寺を創建している。
天照皇大神の長男にあたる正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊を祀っている。タカムスヒの娘と契りを結び、天孫降臨のニニギノミコトが誕生する。アマテラスは天孫降臨を命ずるが、ニニギに譲る。天孫降臨というとサルタヒコで、サルタヒコ=天狗から、紐付いた??と思っていましたが、行って分かったのは修験道ですね。ここの「太郎坊」とは天狗で有名な京都鞍馬山に住む次郎坊という天狗の兄。私の鞍馬寺についてのNOTEは次の通り。
正式には「阿賀神社」だが、通称「太郎坊」は修験道との係わりが強いのでしょう。車で参道を進むと修験道が飛びつきそうな岩肌と山が見えてきます。
修験道体験したい方?はここらあたりに車を止めて、階段を登ってください。私たちは右折して途中の駐車場を目指します。時間がある方は是非、歩いてみてください。
私たちは一気に山の上の駐車場へ行きます!まあ~山の神社の道にしては広いです。
山腹にある駐車場への道は狭いですが、ここは余裕がありますので、運転が苦手な人も大丈夫かと思います。
変更履歴
2023/11/06 初版
▼HP
▼アクセス
※後述「▼見どころ」参照
▼祭神
正哉吾勝勝速日天忍穂耳大神(マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミノオオカミ)
▼見どころ
▽歴史
聖徳太子は国家の安泰と万人の幸福を祈願
伝教大師・最澄は神徳に感銘を受けて、50余りの社殿・社坊を建立
源義経は源氏興隆を祈念したらしく「義経公腰掛岩」が現在に伝わる
1568年、足利義昭を擁して上洛を目指す織田信長に対して、それを迎え撃つ六角義賢との合戦に巻き込まれて炎上・荒廃
荒廃後に「阿賀神社」を創建
廃仏毀釈まで修験道霊山として栄え、太郎坊宮と総称していた
▽参拝
比叡山を開山した伝教大師・最澄が799年に、阿賀神社の神徳を感じ、 薬師如来を本尊とする成願寺を阿賀神社の神宮寺として建立。その際に、修験道・役行者の兄弟子であり、赤神山に住んでいた天狗の太郎坊が現れて手助けをしたそうな。そこから、最澄は50余りの社殿・社坊を建立し、阿賀神社と天台宗の成願寺はやがて神仏習合をし今の形になる。
左手には「祈祷殿」がある。車のお祓いや、拝殿・本殿まで行けない人用のようです。お守りの授与も可能。
山腹の駐車場に着くと、さっそく太郎坊の説明があります。この段階で神道か仏教かとかわからなくなります。山岳信仰の霊地で、修験者の守護神とされたのが「太郎坊の天狗」で、現在も神社の守護神とされる。
山麓からだと742段の石段で、中腹の祈祷殿前にある駐車場から本殿までは259段だそうです。
もう手水舎後ろに磐座相当の巨石があるのがわかります。
→拝殿から本殿へ
拝殿が見えると本殿だ!と油断するのは甘い。ここはまだ登ることになります。江戸時代に、山肌に作られており、谷側は石垣を積み上げている。拝殿付近は、秋になると紅葉ポイント。
登り切ったようです。秋頃ですが、結構、汗をかいていました。のどかな風景が広がります。日本の原風景で向こう側に山々が見えます。
太郎坊宮からの景色です。夫婦岩から始まります。
神の力によって押し開かれたと伝わる大岩はの幅は80cmで、願い事を念じて岩の間を通ると願い事が叶うそうな。ただし、悪い心の持ち主が通ると岩に挟まれる仕様になっている!?江戸時代の書物には「岩の間には天狗が住んでいて人間は通れない」と記されているようです。
夫婦岩を抜けると夫婦岩が出来た経緯が学術的に説明されています。では、本殿ですが、夫婦岩の真下にあるのが拝殿です。
→本堂と展望台
本殿です!えらいところに作ったもんだと思いながら参拝。江戸時代に造られたみたいです。それまでは修験道中心だったので本殿・拝殿とかはなかったのでしょう。
天照皇大神の長男にあたる「正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊」を祀っています。この神様はタカムスヒの娘と契りを結び、天孫降臨をするニニギノミコトの父。アマテラスは天孫降臨を命ずるが、産まれたばかりのニニギに譲った神。
本殿からの景色です。高いなあ~。
→地主社から裏坂
裏坂に降りると「一願成就社」がある。お百度詣り等によって願掛けを行う建物なんだそうな。ここのお百度詣りはハードだな。。。
不動尊周辺ですね。
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