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33年に2日のみ御開帳「大賀島寺」ダンディ十一面観音は一級品!私の中で国宝【岡山シリーズ】

平安初期作「千手観音像@重文」は33年に1度の御開帳されるガチ秘仏。2018年の11月17・18日のみの御開帳!!山寺で道狭し・・・・・車一台分で対向車の心配が必要だが、運よく観光バス?ワゴン?の後に続いたので気が楽だった!!深く鋭い彫り口、眉が隆起し口を強く引き結んで厳しい表情。

 ここの仏像に会いたくなったら次の寺にGOだな!と思った。いや~本当に良い仏像です!!
 仏像を分類したら滋賀・黒田観音寺(私のNOTE)ですよね。黒田・・黒田官兵衛繋がりだったら面白いが。あと、大阪・道明寺(私のNOTE)、和歌山・道成寺(私のNOTE)の仏像系統だと言うとわかってくれる人いそう。あと神護寺の薬師如来立像@国宝にも通じる気がするな。

 顔は超国宝を持つ「願徳寺」ですね。

変更履歴
2024/07/27 初版


▼HP

▼アクセス

岡山県瀬戸内市邑久町豊原2686

▼祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

→縁起・歴史など

  • 奈良時代に報恩大師が創建

  • 備前四十八ヶ寺の一つと伝えられる古刹

  • 瀬戸内市を一望できる由緒正しい寺

  • 戦国大名・宇喜多家や岡山藩主・池田家の尊崇が厚く、古文書や用具などが伝わっている

  • 砥石城に居た宇喜多能家により宇喜多氏の菩提寺

  • 1781年、本堂再建で、県下でも最大級の規模

  • 本尊は十一面観音立像で、平安前期の像

  • 厳重秘仏で、33年に1度を守っていたので保存状態も良い

  • 私の認識では、醍醐寺(私のNOTE)、比叡山(私のNOTE)、高野山(私のNOTE)など数々の霊山では落雷などで焼失してしまうことがあり、山麓の御堂に仏像を移動させることがあるが、これだけのものが残っていることにビックリした。

→境内

 山の上の駐車場から本堂へ!

 いやあ~いろいろお祭り(行事)ごとがあるな~。ビンゴゲームって斬新だな~と思いつつ、法要が終わり御開帳がされているのを確認し、本堂に入ることにした。

→本堂、秘仏・十一面観音立像@重文

 本尊を見てびっくり!!なんでこの時代の仏像があるんだ??と驚きしかなかった。全体のバランスなどはちょっと残念なところはあるが、顔のエキゾチックさを見た瞬間、京都・西京区の大原野にある「宝菩提院願徳寺(私のNOTE)」の「如意輪観音@国宝」じゃないか!!と勘違いした・・。寺の説明では仏師は不明というが、そうではないような気がする。修復時に何か出てきそう。中央仏師だろうと思う。なぜなら、快慶作の仏像が岡山にはあるので。

 ちなみに、十一面観音像は一木造りのようなので、かなりの大木で造ったのだろうと想像する。理由は割れていなかったので、木材の中心部は使っていないと思われる。ならば、かなりの年輪がある木材が必要になる。(木材の中心は割れるので、仏像などには使わない。そのため、鎌倉時代以降は一木で造られる大木が無くなり寄木造になったのかなとも)

 須弥壇の高いところに安置されていたが、本来は参拝者と同じ目線で拝んでいたのではないかと思った。理由は顔が小さいのだ。頭と体が大きいのは近くから見上げる形で拝む場合、顔を大きくしておかないと、逆にバランスが悪く感じるのだそうだ。なので、大仏で坐像は顔が大きいものが多い。
 ここは法隆寺・阿修羅立像のように顔が小さめであるので、参拝者が立った時にも見仏されるようにしたのかなと。

→権現堂、権現祭り

→そのほか

→秘仏公開のオマケ

参拝者は地元の方とオペラグラスを持った見仏者達。見仏中は私と嫁は別行動になるのだが、お互い地元の方に話しかけられた。関西では滋賀・湖北、兵庫・篠山&丹波もそうだが、地元愛があり、弁当やうどんなど無料で頂けるところが多いのだが、ここもそうだった。私はうどんで妻は甘酒を頂いた。

→不動明王

 山頂の寺は役人がそこまで手が回らなかったのか、神仏習合が色濃く残っている。ここは大山(私のNOTE)と所縁がある寺で、境内には「大智明権現社」が鎮座している。いや、ここは修験道の神社仏閣だったのが正しい認識なのかもしれない。境内には社があり、何もないところに不動明王坐像が安置されていた。鎌倉・室町あたりかな。

→宇喜多一族の供養塔

 この寺は奈良時代前期に、聖武天皇の時代に開創されたと伝えられている古刹。報恩大師によって開かれた備前四十八ヶ寺の一つで、戦国時代、宇喜多氏の庇護を受け、宇喜多能家の時代に菩提寺となったらしい。13:00に法要が行われていた。

▼メディア情報


これ以降は本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。

▼旅行記

以降は次を参照

▼セットで行くところ


▼仏像展


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