やまとも

スポーツ(サッカー、野球、アメフト)について書きます。サッカー多めです。

やまとも

スポーツ(サッカー、野球、アメフト)について書きます。サッカー多めです。

マガジン

  • ASローマ note記事まとめ

    • 14本

    日本のロマニスタが愛を込めて綴った記事をまとめています。

最近の記事

24-25 EL グループフェーズ Matchday1 ローマ対アスレティック・ビルバオ

今シーズンからレギュレーションが変わった欧州コンペティション。 ユリッチとしては初の欧州コンペティションとなったこの試合。両チーム明確な狙いを持ったこの試合を振り返ります。ハイライトはこちら。 ・敵陣でのボール奪取→カウンターを狙いたい両チームローマはユリッチ体制2試合目でウディネーゼ戦同様に3-4-2-1の配置。敵陣ではマンツーマンディフェンスを行い、高い位置でのボール奪取とショートカウンターを狙いにします。 アスレティックは戦前予想の4-2-3-1ではなく、ローマの3バ

    • 24-25 セリエA第5節 ローマ対ウディネーゼ

      監督解任、CEO辞任とピッチ外で多くの波紋を呼ぶ動きがあったローマ。渦中のクラブが第4節終了時点で首位に立つウディネーゼをホームに迎えた試合を振り返ります。 クルヴァのボイコットなどもあり異様な雰囲気の中行われた試合のハイライトはこちら。 試合内容としてはローマの完勝だったこの試合。ローマの工夫にスポットを当てて振り返ります。 ・1週間でマンツーマンディフェンスを落とし込んだユリッチ ユリッチの監督就任後、この試合まで1週間と短い期間ではありましたが、自身が好む配置の一つで

      • 24-25 セリエA第4節 ジェノア対ローマ

        代表ウィーク明けの一戦を振り返ります。 前後半で対照的な出来の試合になってしまったハイライトはこちら。 ・今シーズン初の3バックで挑むローマ シーズン開幕後、新加入のストライカーであるドフビクにボールを中々いい形で届けられかなったローマは、エルモソとフンメルスの加入もあり3バックにシステムを変更し、トップ下にディバラを置くことでドフビクが孤立することが多かった部分の改善を目指します。 3バックの右にアンヘリーニョを置き、ウイングバックには本職がウイングのサーレマーケルスと

        • 24-25 セリエA第3節 ユベントス対ローマ

          両チームにとってシーズン開幕後最初のビックマッチ。 前半はデ・ロッシが用意してきたものがハマり、後半はチアゴ・モッタが自身の腕を見せつけるような修正を実施。両監督の采配にフォーカスして振り返ります。 ハイライトはこちら。 ・ビッグマッチでの大胆な起用と整理した守備(デ・ロッシ) 前半配置 ユベントスは前節と同じメンバーがスタメンに名を連ねます。 ローマはピジッリがセリエA初スタメン。サーレマーケルスがミランから加入後即スタメンと、大胆な起用でアウェイゲームに臨みます。

        24-25 EL グループフェーズ Matchday1 ローマ対アスレティック・ビルバオ

        マガジン

        • ASローマ note記事まとめ
          14本

        記事

          24-25 セリエA 第2節 ローマ対エンポリ

          ディバラの残留が決まりファンのボルテージが高まった中でのホーム開幕戦を振り返ります。 昨シーズンからエンポリに連敗していますが、この試合が今シーズンワーストだということを信じたい。ハイライトはこちら。 ・エンポリの5-2-2-1(5-2-1-2)の守備ブロックと前節よりも動きのないローマの中盤 両チームの試合開始時の配置は以下の通りです。 ローマは、累積警告開けのパレデスが復帰し、右ウイングにはディバラが起用されスーレは左ウイングでのスタート。4-3-2-1というよりは

          24-25 セリエA 第2節 ローマ対エンポリ

          24-25 セリエA第1節 カリアリ対ローマ

          待ち遠しかったセリエA開幕。セリエAに簡単な試合はないことがよくわかる開幕戦をポイントを絞って振り返ります。 ハイライトはこちら。 ・カリアリの整備された守備に苦しむ前半 この試合の両チームのフォーメーションは以下の通りです。 カリアリの監督、ダビデニコラは守備をかなり整備してこの試合に臨んできました。 ローマ陣内ではプレスを敢行し、自陣では5-3-2のブロックで構えます。 プレスの方法としては、ムブンボまたはピッコリが対面のボールホルダーのセンターバック(ピッコリなら

          24-25 セリエA第1節 カリアリ対ローマ

          2024 J1第26節 横浜・F・マリノス対ヴィッセル神戸

          直近2年の優勝クラブ同士の一戦を振り返ります。 ○スタメンと配置 両チームの中盤がそれぞれかみ合う形。攻撃面では対峙する中盤をどのように剥がしていくか、守備面では中盤をどのように捕まえるかが重要だと感じます。 前節、2人退場者を出したヴィッセルはトゥーレル、飯野が出場停止。 ○前半・準備してきた守備がしっかりハマったヴィッセル ヴィッセルのボール非保持時は4-4-2のブロック形成を行い、マリノスのダブルボランチのパスコースを切りながら、ゾーン1では前線の3枚+井出が対

          2024 J1第26節 横浜・F・マリノス対ヴィッセル神戸

          24-25シーズン ASローマの展望

          ユーロも終わり各クラブがプレシーズンマッチを開催する時期になりましたが、未だいまいち新シーズンの形が見えてこないローマについて書きました。 ○24-25シーズンの展望・アンバランスなスカッド 23-24シーズンは多くのレンタル選手(貸し借り両面)を抱えながらの戦いでした。そのため、新シーズンに持ち越せる戦術的要素が限定的である点は懸念材料です。特に攻撃面でシーズン21ゴールを上げたルカクの穴をどう埋めるのか気になります。 アンバランスなスカッドを見ていくために、まずはレン

          24-25シーズン ASローマの展望

          デ・ロッシローマ1年目の振り返りと23-24選手評価

          日頃応援しているチームの振り返りと新シーズンに向けての展望をまとめました。かなりの量になってしまったので試合のないこの時期に是非! ○23-24シーズン、デ・ロッシ4-3-3の基本配置と戦術分析・各選手の配置最適化 デ・ロッシ本人が話していたように適材適所の配置を行い、モウリーニョが基本にしていた3-5-2や3-4-2-1から4-3-3へと配置を変え、選手の特徴をより引き出すことに成功しました。 モウリーニョ時代に中々調子の上がらなかったペッレグリー二をインサイドハーフに

          デ・ロッシローマ1年目の振り返りと23-24選手評価

          23-24 CL決勝 ボルシアドルトムント対レアルマドリード

            ドイツの偉大な二人の選手、マルコロイスとトニクロースの両名が形は違えどそれぞれのクラブを去ることが明言されていた中でのCL決勝。 いうまでもなく見応えたっぷりな試合を振り返ります。 ・配置 ・レアルはチュアメニ、アラバが負傷のため欠場(ベンチには入った) ・ドルトムントは、ベンセバイニが負傷のため欠場 ・前半 ドルトムント、レアル共に予想通りのスタメンと配置。 ドルトムントは、攻撃時は両ウイングが幅をとり、エムレ・ジャンが最終ラインの間に落ちビルドアップを支える。

          23-24 CL決勝 ボルシアドルトムント対レアルマドリード

          送りバントについて

          僕は、送りバントに対してあまり価値を見出せません。 例えば、初回やイニング前半から中盤にかけての無死一塁での送りバントは作戦や複数得点の可能性を自ら狭めているような攻撃だと感じるので、送りバントをする価値がないと思ってしまいます。 価値を見出せない理由は、以下の通りです。 上の3つの理由を見て、バント肯定派の皆さまがいらっしゃったら、ゲッツーの可能性を減らし、1点をより確実に取りに行く場合を考慮されていることと思います。  僕は全てのケースで送りバントを否定したい訳ではない

          送りバントについて

          23-24 EL決勝 アタランタ対レバークーゼン

          ガスペリーニのトップチームの監督初タイトルか、今シーズン無敗チームの優勝か、大注目の一戦を振り返ります。 ・前半配置 両チーム3-4-2-1 ・アタランタはデローンが怪我によりベンチで大一番を見つめる。 ・レバークーゼンはいつもはウイングバックでの出場が多いフリンポンをシャドーで起用。 ・アタランタの「いつも通り」とレバークーゼンの「いつもと違う」 ミラーゲームとなったこの試合では、お互いのマッチアップがはっきりしていることもあり、アタランタの代名詞である

          23-24 EL決勝 アタランタ対レバークーゼン

          23-24 コッパイタリア決勝 アタランタ対ユベントス

          ガスペリーニのトップチーム初タイトルか、第二次アッレグリ政権の初タイトルか。 コッパイタリア決勝を振り返ります。 ・配置 アタランタ:3-4-1-2 スカマッカが出場停止 ユベントス:3-5-2 ロカテッリが出場停止 アタランタの守り方はいつも通りのマンツーマンディフェンス。ユベントスはロングボールを使いアタランタ守備陣のギャップを生み出そうとする。 ユベントスの攻撃時はマッケニーが高い位置を取り、デローンを釣り出す役目を担う。 流れの中でカンビアソとマッケニーのポジ

          23-24 コッパイタリア決勝 アタランタ対ユベントス

          23-24 CL準決勝レアル・マドリード対バイエルン・ミュンヘン 2ndLeg

          1stLegを2-2の引き分けで終えた両チーム。劇的な試合の基盤となった両チームのハイレベルな戦術の応酬を振り返ります。 ・前半配置 ・レアルはカルバハルが出場停止からの復帰 ・レアルの前線は、ヴィニシウスとロドリゴで、ベリンガムは2列目 ・バイエルンは1stLegから3枚替えて試合に臨む ・デリフトは怪我からの復帰明け、1stLegで後半から違いをつくったラファエルゲレイロは故障によりメンバー外 ・1stLegでルーカスバスケス相手に優位性を保ち続けたムシアラはトップ下

          23-24 CL準決勝レアル・マドリード対バイエルン・ミュンヘン 2ndLeg

          23-24 CL準決勝バイエルン・ミュンヘン対レアル・マドリード 1stLeg

          見ごたえたっぷりだった試合を振り返ります。 前半配置 ・レアルはカルバハルが累積警告による出場停止 ・両チームともに守備時4-4-2 ・前半 キックオフ直後から決定機を迎えるバイエルン 左サイド外のマズラウィからナチョとリュディガー、クロース、チュアメニ4枚の中間にポジションを取っていたケインにパスがつながるとサネがハーフスペースを抜ける。 ケインからダイレクトでサネにパスが通り、キーパーと1対1の局面に。角度がなくシュートはルニンにセーブされてしまうが、これをきっかけ

          23-24 CL準決勝バイエルン・ミュンヘン対レアル・マドリード 1stLeg

          23-24EL準々決勝 ミラン対ローマ 1stLeg

          デロッシ就任後初のミラン戦 ミランの強烈な左サイドへの対策を講じたローマにフォーカスを当てて試合を振り返ります。 スターティングメンバーと配置 ・ミランはトモリがカードの累積による出場停止 ・ローマはエンディカがカードの累積による出場停止 両チームセンターバックの主力が出場停止の中迎えたこの試合。 お互い攻撃的な志向のチームのため、点の取り合いが予想された。 初期配置におけるローマの最大のポイントは、左ウイングのエルシャーラウィを右サイドに配置し 守備時4-4-2のブロ

          23-24EL準々決勝 ミラン対ローマ 1stLeg