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読後感想文をいただきましたm(__)m

SNSで交流のある田中康雄さんから、拙著『こうして店は潰れた』の感想をいただきました。嬉しかったのでシェアさせてください。
(書籍は無料でダウンロードできます)

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数カ月前に買ったのに、積ん読になっていた本を思い出しました。
ようやく読みました。そんな私が言うのもナンですが…絶対、読んで欲しいと、今さらながら思いました。

ともかく泣ける… 泣いたし、結構、へえぇ~と勉強になる

それで、読書感想文を書こうかなと思ったけど…人それぞれ解釈が違いますからね。一人のおっさんが感想文を書いても、なんだかなあ…と思ったので

私がオススメするページを要約させてもらいます。
対象は19頁から22頁まで。

そのまま抜粋はさすがにマズいので、以下に要約いたします。

まず、前段として2017年12月6日(水)の早朝、出社した小林さん。

その時には「いつもの朝」を迎えたつもりでしたが…

ある出来事がきっかけとなり、仲間の社長3人の忠告を受け入れます。そして、その日のうちに臨時役員会を開き「本日午後8時で全店営業停止」を決断します。

その描写が淡々と描かれていますが…なかなか、グッと胸にくるものがあります…そして、19ページに掲げられたタイトルは…

朝刊一面トップでの報道
「静かだった。いつもと変わらない。それがかえって怖かった…」

そんな書き出しで始まると、若い女性の新聞記者がやってきます。

小林社長(当時)は覚悟を決めて彼女を招き入れ、経緯や今後の状況説明を始めると…

「わたしは、やまとさんが閉店するのが悔しいです」と、ポロポロと泣き出します。

小林社長は「ありがとう。でも、あなたが泣くことはない。悪いのは社長の私」

独占取材というより、小林社長が彼女を慰めることになってしまいます。

翌朝、地元紙の一面トップに…

小林社長はローカルスーパーの倒産なんて、経済面か地域面に小さく載る程度で、まさか一面トップとは思わなかったらしく…

やはり夜逃げしかないと、思うのですが、記事を読み進めると、ちと様子が違う…

小林社長の予想がことごとく外れます。

高齢者のため移動販売車を走らせた
レジ袋有料化の先鞭をつけた
環境保護に熱心だった
ヴァンフォーレ甲府のスポンサー
社長は県の教育委員長を務めた

責められるべき自分が、今さら評価されても意味がない。

小林社長はコンビニでほかの新聞を買いますが、内容はほぼ同じだったといいます。


次にテレビ取材が津波のように押し寄せます。

逃げないと決めた小林社長は、自分で正直に答えます。

それは「これまでもお世話になってきたから」

都合が悪い時だけ拒むのは、男が廃(すた)る。

やっぱ小林さん、カッチェ~!(これは個人の感想です。悪しからず)

夕方のニュースが始まると…民放2局とNHK、いずれもトップ扱い

やまと倒産を報道しながら…これからどうするんだ!という内容

ネット検索してみても…

「いいとこなかったけど、大好きでした」

「お母さん、朝から泣いてる」

「県民にとってJ2降格なみのショック」

「高齢者はどうする。行政なんとかしろ」

「チャラい社長が心配。大丈夫か?」

メディアはやまと倒産を「社会問題」扱いにして、次々に報道を重ねます。

一部は行政批判となって町役場に消費者からクレームの嵐が…

小林社長は改めて思い知ります。

やまとは無店舗地域や高齢者の「命をつなぐライフライン」だったと…
小林社長「想定外だった。困惑した…」

⇑⇑⇑ 要約はここまでです。


いかがでしょうか?

読みたくないですか?この本は絶版になっているので、

小林久さんが全文のデータを提供くださいました。
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2020年に続編も出版されています。
続・こうして店は潰れた(Amazon)

きっと何かの役に立つ本です。これは手元に置いておく本です。

現場からは以上です!


ありがとうございますm(__)m 感想をいただけると本当に救われます。
『こうして店は潰れた』は出版社の倒産により絶版となってしまい、中古本価格が高騰しています。それほどの価値は無いのでw、著作権を持つ私が全文データを皆様にご提供しています。
お時間ありましたらぜひ読んでみてください。

→ 「こうして店は潰れた」PDFデータ250ページ



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