何とかする。どうにかする。
物事で行き詰まって困る事は誰でもあり得る事です。『もう、どうすれば良いかわからない!』なんてピンチも生きていれば皆あるのではないでしょうか。
今回は、私の内装業の経験から思う事をお伝えいたします。
1.とにかく何とかする、どうにかすると思う
プロフィールにある通り、私は3年弱のサラリーマン(営業)を経て介護という福祉畑にいた為、30代半ばで建築業の世界に飛び込みました。
内装(リフォーム)業についたわけですが、職種は施工管理兼営業です。基本的には、見積に行って、価格を提示して、後は外注の職人に振って、工程表をお客様に出す仕事です。
勿論、完了後は完了確認をしてお客様に請求書を出しますが、クレームがあれば、再度施工する事もあります。
あくまで、営業も含まれているので、売り上げと粗利は会社は抜け目ありません。
そんな中、ド素人の私が最初に任されたのは、先輩のパシリです。外注費がゼロになる為に直属の先輩、上司は粗利の成績を出す為に私を使いたい放題です。
職人に頼むと最低一人工と言って25,000円/日以上は、経費で消えますから、パシリたくなります。会社から給与が出ているので、私を遣えば先輩、上司はその工事の経費がゼロですからね。
勿論教育の意図もあるので、大人ですから、感謝も忘れておりません。
では、どういうパシリかというと資材の運搬、搬出、搬入、雑工事(小さな雑用)です。ずばり、大変なのは、雑工事です。
なぜならば、職人でなければ出来ないか出来るかすれすれの事をド素人がやる事になるからです。
・引っ掛けシーリングを取り付けるシーリング工事、
・水道のスパウトを交換する設備工事
・浴室やトイレの換気扇交換
・水道のパッキン交換
・キッチン、浴室、トイレ等水場のコーキング。
・ちょっとした壁紙(クロス)交換
・ちょっとした塗装
・ちょっとしたCF(クッションフロア)張替え
・ちょっとした巾木張替え
・これらの見積り
等等、ちょっとした事だけにちょっと待ってよーっといつも思ってました。
そして、毎日、パシリをしていると、どうしたって無理な事が起きたりするんです。
絶対無理!!みたいな時です。やり方がわからなかったり、技術的に追いつかなかったり。
でも、なんとかする、どうにかするって思っていて本当に嘘ではなく、9割型の事はどうにかなりました。
2.意外と何とかなるし、どうにかなるもの
どうにかする、何とかすると思っているといきなり奇跡が起こる事があるのです。正確にいうと奇跡というより、確立の問題かもしれません。
また、諦めないとアイデアも否応なく浮かんできます。誰かに相談する(まずは正直に先輩に困っていると言って指導を受ける)
そんなこんなで、物事何とかなるものです。勿論1割くらいはなりませんでしたが、不思議なもんです。
自分なりの解決策が見つかる事もありました。
2-1.何とかする実例
例えば、クローゼットのドアの建付けにパシラれた事があります。あれは折れ戸になっているのはご存じでしょう。
レールが上と下についております。1時間以上思考錯誤してもはまらない。何とかする、どうにかするをモットーにしている私としては怒られたり、嫌みを覚悟でパシリ主に報告しました。
勿論、色々言われましたが、クローゼットのドアの♂側はボタンになって凹むのです。
それで入らなくてはまらなかったのです。
パッキン交換でもそうです。錆び錆びでどうしても水道のスパウトが外せない時があります。あまり馬鹿力を入れると根元からぶっ壊してしまいそうだと心配になります。
思考錯誤もそうですが、ずーと諦めずにやっていると、モンキーレンチを取り出したりして解決した事もあります。
3.諦めるな
物事、何が起こるかわかりません。勿論、運頼みでなくとも、自身で解決策や誰かにアドバイスを貰えって好転する事もあります。
しかし、それ以前にあきらめてしまえば、それで終わりなのは当然です。
私がいた会社の場合は『アイツ使えねーな』『わかんねーなら聞けよ馬鹿』の説教、嫌味、低評価のオンパレードです。そして、ますますブラックに病まされていきます。
まあ、お金を頂いて仕事を教わるというVIP待遇には当たり前の事でもあるかもしれません。
何はともあれ、諦めないで何とかする、どうにかするといった気概は必要だと思います。
とにかくガッツです!【なんとかする、どうにかする】が大事なのです。自戒を込めて。
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