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がつがつするか、しないか

3月31日です。桜の花びらもいよいよ満開もしくはそれを通り過ぎたように感じます。明日の4月1日から、人事異動や転職等にて新天地へ向かわれる方も多いのではないでしょうか。

今回は介護関係の仕事の転職について、私の経験を含めお伝えします。

1.がつがつ介護系か、いわゆる福祉系か

極論はがつがつ介護事業所の営利に沿って働いていくか、福祉の精神を大切にしながら働きたいかです。

事業所や会社の趣きもトップが変わると変わるものですから、必ずではないですが、大きく2つに分けられます。

1-1.がつがつ介護系とは

※私が勝手につけた呼び方なので悪しからずご了承を。

俗に言う数字(売り上げ)にシビアな会社です。

デイサービス、訪問介護事業所等、小規模の事業所は勿論、比較的大きな事業所となると運営元(本社)がやはり一番目をつける所は数字です。
入所施設でと有料老人ホームもそうす。

ちなみに、他業界から参入してきた会社に多いでしょう。従ってそのような会社の多くは株式会社となっております。

★メリットとしては
正社員として働けば、昇格も早いです。例えば、デイサービスのセンター長
など、入社して数年足らずでなっている事が多く見受けられます。

居宅介護事業所のケアマネージャーや地域包括支援センターに営業に行く事がある為、将来的に介護関係の営業を目指している人に良いと思います。勿論介護経営もしかりです。

勿論、その分手当も増えますので給与の額面は業界内では多めです。
※センター長は管理職なので残業代は出ません。

★デメリットとしては
会社や事業所にもよりますが、残業、サービス残業が多いです。私も全国規模の比較的大きなデイサービスで生活相談員、センター長をやらせてもらいましたが、かなりサービス残業が多かったです。

《売り上げ》という言葉の波紋は大なり小なり介護職にも広がってくるでしょう。介護職も休憩なく働いている事など頻繁でした。

1-2.いわゆる福祉系

母体の法人が医療法人や、社会福祉法人が多く税制の優遇もあります。

又、併設型施設となっている所も多く、あってはならないと言えども利用者の確保は最低限は保障されるでしょう。

その為、例えば先に出た同じデイサービスや訪問介護で請求業務などのサービス残業が月に数回あれど、常習化しているところはあまりないでしょう。

★メリットは

特に介護職は売り上げに関してあまり意識付けされず、介護の仕事に専念できます。
併設型施設で働いた場合は様々な種別で働く事が経験できます。入所サービスと居宅サービスの壁を越えられるのも魅力です。

同時に同じ法人内に様々な職種がいますので、勉強しやすい環境は揃っている所が多いです。

★デメリットは

やはり、昇格がゆっくりです。管理職となるにはそれなりの年齢の方が多いです。経験といっても関連するところからの天下りであったり、さまざまです。若くとも40代くらいの管理者でしょう。

具体的に言うと、街角のデイサービスのように、20代等のセンター長はあまりおりません。訪問介護に関してもサービス提供責任者と管理者を分けていたりするケースも多く、管理者の年齢層は高めの事が多いです。

事務仕事や営業、会社の運営にも携わりたいという方はこちらの《いわゆる福祉系》はお勧めできません。

2.立ち位置が変わるきっかけに

上でも、少しお伝えしましたが、仮に転職で上記の壁を超えるとなると、思いもよらない程、責任のある仕事を任される事もあります。

今まで介護の仕事のみやっていたが、管理者を任される事も多くあるでしょう。スキルアップの方向性があっていれば、いわゆる福祉系からがつがつ介護系への転職も悪くありません。


まとめ

現在は人材の採用も大変です。採用側もミスマッチを防ぐ為に、ぜひ、応募者ががつがつ介護系かいわゆる福祉系か考察してみてはいかがでしょうか。



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