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ハンガリー医学部入試の筆記試験過去問サンプル 生物


最新版のハンガリー医学部本コース入試の筆記試験過去問・サンプル問題(解答付き)です。

ハンガリー医学部入試の生物の筆記試験は以下のような問題比率です。

・General English (40%)
・Medical English (20%)
・Biology (20%)
・Chemistry (20%)

General EnglishとMedical Englishを合わせると60%になり、この数字だけ見ると英語の重要さが際立つかもしれません。

筆記試験の生物の問題数は全体の20%と英語に比べると少ないですが、問題数=得点比率ではありません。口頭試験で生物と化学の質問をするとき、面接官は筆記試験の各教科の点数を参考にします。化学の質問は生物に絡めて聞かれることも多く、入試における生物の重要度は高いです。

筆記試験は選択問題で、人体に関する分野が満遍なく出題されます。高校の教科書レベルよりも細かく、細胞や遺伝、各器官について体系的な知識が必要です病気についての問題もあり、頻出するモノの傾向を把握しておかないと高得点は難しいです。

(現地予備コース生が生物の入試勉強に使っているスライドをまとめたマガジンです。この記事は下記のマガジンにも含まれているので、Biology勉強用スライドと一緒にご購入される方はマガジンの方がお得です。)


過去問の使い方についてです。各単元を体系的に学習する前に、まずは一度過去問に目を通すことをお勧めします。参考書を読んでから、スライドをやってから問題演習をするのが一般的ですが、まずは過去問を確認しましょう。

初見でしっかり解いていく必要はありません。これらの問題は“各トピックの要点はここ“とハイライトしてくれるため、特に日本語で生物を履修済みの人は、各単元の重要ポイントに目星がついた状態で学習を進められます。

未履修の場合でも、重要キーワードを先に目にしておいた方が要所で出てくる単語を掴み易いはずです。

なにより、設問のパターンを覚えると“ここはこういう問題として聞かれるかも”と質問を想定しながら学習できるので大変効果的です。

過去問に目を通す→各単元を履修→再び過去問といった流れです。

また過去問は筆記試験の対策だけでなく、生物の口頭試験で使うキーワードの確認にもなります。

このように過去問の重要さは強調し切れませんが、まずは以下のサンプル問題に目を通してみてください。

  1. Estrogen and testosterone are steroid hormones and are most likely to bind to

    1. Membrane ion channel

    2. Cell organelles

    3. G-protein linked membrane receptor

    4. Cytosol receptor

    5. Enzyme-linked membrane receptor

  2. Which of the disorders could not be detected by microscopic chromosome examination

    1. Klinefelter syndrome

    2. Phenylketonuria

    3. Down syndrome

    4. Turner syndrome

    5. Edwards syndrome

1問目ではホルモンの種類と対応する受容体について、2問目は各種遺伝病の遺伝子異常のパターンについてです。

具体的な病名などは、こうして問題に出題されていることを確認しないと、ただ教科書を読んでいてもどれを覚えるべきか迷ってしまうと思います。

今回はこういった問題を100問まとめたので、上手に活用して効果的に学習しましょう。

(生物・化学の筆記試験、口頭試験のサンプル過去問をまとめたマガジンはこちらです。別々に購入するよりもお得になっています。問題は随時追加していきます。)


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