見出し画像

リモート講座で出会った若者たち

これまで資格など1つも持っていなかった私は、これからの人生に役立つかもしれないと、「レクリエーション介護士2級」の資格を取るために、オンラインの講座を受けました。日本の高齢化社会の中で、これからより必要になってくるであろう介護の現場での「レクリエーションの大切さ」についていろいろ学ぶ機会が持てました。

今日はその講座で出会った2人の若者のお話をさせていただきます。

私はメディアの世界にいたので若い人たちとも接することが多く、先輩として後輩を導くことは数多くありましたが、年の離れた人たちと生徒として同じ立場で学ぶことはありませんでした。

講師の先生と生徒3人。そのうちの一人が前期高齢者の私で、後の二人は若い人です。

学ぶことに関して年齢のギャップを感じることはありませんでしたが、若い人の発言や思考に感心することしきりでした。

講師がそれぞれに質問を投げかけますが、躊躇することなく真摯に答えます。私は、しゃべることが生業でしたので、そこで戸惑うことはありませんでしたが、若者は答えにくいのではと思っていましたが、彼らは意識が違っていたのです。

心から介護福祉の中のレクリエーションについて学びたいという意識が高いのです。ですから自分の意見をはっきりと発言します。分からないことは分からないと伝え、講師の説明でおかしいと思うことは、はっきりとそこは理解できないと伝えるのです。


共に講義を受けた若者の一人は介護福祉士で、これまでにもいくつかの施設で介護の経験がある男性です。常に、俯瞰的に物事を見つめ、とても冷静に発言していました。現場経験者ならではのコメントが、私にはとても新鮮に響いてきました。年齢は聞くことはありませんでしたが、20代後半に見えました。

もう一人はメーカーで高齢者に対応できる商品の企画提案などをしてきた女性でした。見た目はおとなしそうな可愛いお嬢さんでしたが、細やかに講師のコメントを聞き、時折鋭い切込みをしていました。企業人である事はもちろん、個人としても、介護現場のレクリエーションのお手伝いがしたいとおっしゃっていました。

講義の最後に、心理学の論理(マズローの五段階欲求)とレクリエーション介護についての考察で、若い2人は疑問に思ったことがあり、最後まで講師と意見を交換していました。私は初めての学びで理解できず、あっけにとられていましたが、学ぶ立場であっても、自分の疑問をストレートに投げかけられる若者の姿に頼もしさを感じました

最後に感想を求められた私は「若者たちの真摯な姿に、頼もしいなと思った」と言う発言をしたのですが、若い女性から「そんな若者がいることを分かっていただいて良かったです」とコメントを返されました。私は少し恥ずかしい気持ちになりました。

レクリエーション介護士の勉強をする中で、この時代を生きる若者たちに出会えて何だか幸せな気持ちになりました。どんなことでも積極的にチャレンジしていると新しい出会いと発見がある事を改めて体験しました。本当にいい時間を過ごしたと思っています。

私と若者の世代には大きな隔たりがありますが、その隔たりをしっかり理解することがとても必要だと思った時間でした。


【毎日がバトル:山田家の女たち】

《いろんな人と出会うことは本当に大事じゃねー》


トップ画面のイラストを懸命に描いていたばあばとの会話ですです。

「若者もいろいろじゃねー、話してみんと分からんわい、あんた介護の勉強で、そんな若者に出会えてよかったねー

「ほんと、出会ってみんと分からんわい」

「身近におらんと話す機会もないけんねー、色んな人と出会うことは大事じゃねー

本当にその通りです。私はとてもいい出会いをしました。


【ばあばの俳句】


句探訪一歩踏み出す梅雨晴間


母は作句のために前日一人で出かけました。やはり様々なものを目にしないと創作活動にも限りがあるようです。自宅に帰ってからは、堰を切ったように、その日目にしたものを細かく私に話してくれました。



90歳のばあばは作句のためにエイヤーとお出かけしたのです。その根性には恐れ入りました。流石ばあばです。



▽「ばあばの俳句」「毎日がバトル:山田家の女たち」と20時前後には「フリートークでこんばんは」も音声配信しています。お聞きいただければとても嬉しいです。

たくさんの記事の中から、「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただきありがとうございます。
気に入っていただけて、スキを押していただけると大変励みになります。


私のアルバムの中の写真から

また明日お会いしましょう。💗

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?