91歳noteで挑戦◇蓮を描いてみる
毎朝、リビングで無邪気な顔をして筆ペンを持つ母の姿があります。この上なく楽しそうな表情でイラストを描いているのです。毎日飽きることなく、鼻歌が聞こえてくる時もあります。
私は母がイラストに目覚めて本当に良かったと思っています。何よりも母の生きる糧になっているのですからです。
母は日々新しいものを求めています。自分の中で生まれる欲求を忠実にイラストに描いているんです。そんな母の最近のイラストをご紹介します。
この日は蓮の花を懸命に描いていました。
【シンプルな蓮】
公園で見た印象的な蓮を描きました。「葉も花も難しい」
【進化した蓮】
水面に泳ぐ魚を加えました。「ちょっと感じがつかめてきた」
【納得の蓮】
お気に入りの蓮のイラストが完成しました。「これで納得です」
こんな風にしてばあばの作品は、描く度に少しづつ変化しているのです。同じでもどこか違う、その積み重ねがばあばの進化につながっています。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《描いている内に色々な発見があるんよ》
相変わらずイラストを夢中に描いているばあばとの会話です。
「蓮の花は初めて描いたんで難しかったんよ、蓮の花と魚で池の雰囲気を上手に出したかつたんよ」
「一つのモチーフで何枚も描くんは大変な事ないん」
「同じテーマで色々描きよるうちに、いるんな発見があるんよねー」
同じものを沢山描くことで母は思いっきり学んでいるようです。
【ばあばの俳句】
真夏日の鍛える足や杖二本
母は今、二本の杖が頼りです。とにかく前へ前へと一生懸命に歩いています。そんな自分を詠みました。
静かに耐えながら頑張っている様子が何とも言えません。とにかく足を鍛えようとする母の気力がうかがえます。
▽「ばあばの俳句」「毎日がバトル:山田家の女たち」と20時前後には「フリートークでこんばんは」も音声配信しています。お聞きいただければとても嬉しいです。
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私のアルバムの中の写真から
また明日お会いしましょう。💗
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