ふと虚しくなるのは何故でしょう
何気なく旅番組を見ていて、私はふと物悲しくなってしまいます。世界を旅しているテレビの映像を見ていて、1年前まではこんな映像を見ながら、知らない土地や世界各国に住む人たちに思いを馳せていたのです。
食べたことのない、各地のグルメや手にしたことが無い、素敵なグッズ、出会ったことが無い多くの人々。彼らと映像を通じて目に見えないコミュニケーションをしていたのです。
「私の知らない世界を旅してみたい、この空気に触れてみたい、何時か訪れてみたい・・・」そんな気持ちを持って見ていたのに、今はそこに行くことを躊躇する。
人としてすごく当たり前の日常が、本当にわずかの期間でほとんど閉ざされたものになってしまったことに、虚無感と寂しさを抱いているのです。
小さな夢が閉ざされてしまった感覚です。
お芝居を観るにしても、コンサートに行くにしても、美味しいものを食べに行くにしても、おしゃれを楽しむにしても、人としての小さな幸せが何かの代償と引き換えでなければ得られないかも知れない、今の世界。
本当に当たり前に夢を見て楽しむことが難しくなっているなと思います。そして、これまでの日常がいかに幸せだったかを今また改めて感じています。
誰かと出会う、誰かと話す、誰かと握手する、誰かとハグをする、大きな笑顔で喜びあう、投げキスをする、さりげないスキンシップがまた交わせるようになって欲しいと思います。
私は66年生きてきて、こんな思いに遭遇するとは思ってもみませんでした。
テレビで世界を旅する番組を見ていて、何故かこんなことを考えています。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《何かええことがあると思わんとね》
食事前にベッドで休憩をしているばあばとの会話です。
「あんたそんなこと言よるばあいじゃないわい、毎日ニュース見よったら一日一日が大変なんじゃけん、梅雨とコロナで心が重いわい」
「お母さん、私も能天気な事を言っているんじゃないんよ、これまでの日々の営みがどれだけ大切だったかをまた改めて感じていることを言ってるんよ」
「今はね、それでも何かええこともあるかな・・と思わんと生きていけんわい」
母も私も、そして多くの皆さんが、生きづらさを感じていらっしゃると思います。これから先の明るいであろう未来を信じて、耐えることが必要のようですね。
【ばあばの俳句】
じゃんけんぽん行き先決める梅雨晴間
梅雨の晴れ間はとてもありがたいですね。やりたいことがいろいろです。お部屋の掃除もお洗濯も終わったら、いざ外出です。身近な所でも親子で行きたい所がいっぱいです。そこで親子でじゃんけんをして行き先を決めている様子を詠みました。
じゃんけんなら負けても仕方がないので文句も出ませんよね。
▽「ばあばの俳句」「毎日がバトル:山田家の女たち」と20時前後には「フリートークでこんばんは」も音声配信しています。お聞きいただければとても嬉しいです。
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私のアルバムの中の写真から
また明日お会いしましょう。💗
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