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あの"ななつぼし"にまつわるうたを振り返ってみる?

今ならたぶん深夜枠…需要無視でも語ります

今回はみんな大好き(?)、北斗の拳2のオープニングでもお馴染み、TOM★CAT「TOUGH BOY」を需要無視で語ります。リリースは1987年。しかし、北斗の拳2はゴールデンタイムで放映されてましたから、ご記憶の方もそれなりにいらっしゃるんじゃないかと思います。

偉大なる北斗の拳2はこちら↓

LIPSELECT様のカバーもどうぞ↓

この曲の凄さはギャップ?

一見するとハイトーンの男性ボーカルかと思いきや、どちらかといえば小柄でデカいグラサンのややミスマッチ感がある女性ボーカル(TOM)の存在。

そして、

このイカレた時代へようこそ(TV版は大人の事情で「このふざけた時代へようこそ」)
まともな奴ほど feel so bad
正気でいられるなんて運がイイぜ
you, tough boy

と吐き捨てるような歌詞でありながら、

Keep you burnin' 駆け抜けて
この腐敗と自由と暴力のまっただなか

No boy No cry 悲しみは
絶望じゃなくて明日のマニフェスト
Keep you burnin' 駆け抜けて
この狂気と希望と幻滅のまっただなか

No boy No cry 進まなきゃ
勢いを増した向い風の中を

というプラスとマイナスの相矛盾した両極を組み合わせることで、より前向きになれる歌詞と楽曲。

これらのミスマッチと両極によって生み出された楽曲は、リリース当時テレビで、その後のパチスロでヘビーに流れた結果、多くの人々に巣食っている現世への空虚感に沁み入る名曲となったと思います。

カバーも多く

テレビ版は放送コードの問題があるのでかなり歌詞は改変されていますが、少なくともこの曲がもつ絶望から立ち上がろうとする意思的なものは、大変よく伝わると思います。

事実、この曲は様々なアーティストによってカバーされてますし、英語版で聴いても迫力はありますね。

参考までにMartian Patriotより↓

実は…

今回はA面の「TOUGH BOY」の話ですが、B面のエンディング「LOVE SONG」もいい曲なんですよ。オープニングとは打って変わった優しさ溢れるバラード…。夜空を眺めながら、心を落ち着かせる…セールスとしてはやや物足りなかったかもしれませんが、これからも歌い継がれてほしい最高のA面・B面だと思います。

では、Studio Silhouette様のカバーを聴きつつ、筆を置くこととします↓

(了)

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