まだまだ考えていかないと[読書日記]
相模原事件・裁判傍聴記 雨宮処凛 著 (太田出版)
今までいくつかの相模原事件に関する書物を読んできた。
そのたびに感じていた、植松への違和感。
それについて、著者のあとがきを読んで、腑に落ちる部分があった。
「何よりも人格に深みがない。少なくとも障害者のありように関して真摯に考えてきたとは到底思えないのだ。たまたま知った『気になる言葉』を拾い集め、自分流に解釈し、つなぎ合わせただけ。彼の信念や主張にはそういう子どもじみたところがある(p.222〜)」
これか!と思った。