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病氣が治ったら、健康になれると考えていませんか?病氣が治ることと健康になることは違う!


健康とは何でしょうか?
病氣でないこと、病氣が治ることが健康なのでしょうか?

多くの人が「病氣でなければ健康」「病氣さえ治れば健康になれる」と考えがちですが、実はそれは大きな誤解です。


年齢を重ね、45歳を過ぎ、50代、60代と年齢を重ねるごとに、健康に対する意識が高まり、少しでも元氣であり続けたいと願うようになります。今回は、病氣への対処と健康の維持・向上は、別次元の問題であること、そして、健康を積み上げるために必要な考え方と行動についてお話しします。


「病氣でなければ健康」、「病氣が治れば健康になれる」。そう思っていませんか?

あなたは、もしかして、「病氣でなければ健康」、「病氣が治れば健康になれる」。そう思っていないでしょうか?
はっきり言います。病氣が治っても、健康にはなれません。


たとえば、インフルエンザにかかってしまったとします。
高熱が出て、食事も取れなくなり、関節が痛くなるでしょう。病院に行ってタミフルやリレンザを処方され、1週間ほどで症状が消えたとします。インフルエンザの症状が消えたら、健康を取り戻したと言えるのでしょうか?


インフルエンザが治ったとしても、しばらくの間、食欲がなく、お粥やおじやのような消化の良い食べ物を少しずつしか食べられなかったりするかもしれません。体力が落ちているので、少し歩いただけでふらついたり、息切れすることもあるでしょう。インフルエンザという病氣は治っていますが、そんな状態を病氣が治っているから「健康」だと言えるでしょうか?


もし「健康度」を100段階で表せるとしたら、インフルエンザが治ったばかりの「健康度」は、100段階中3くらいかもしれません。健康の底辺。まだ97段階も積み上げる余地があるのです。
健康を積み上げようと思えばどこまでも積み上げることができます。
どこまで積み上げるか!それは、あなた次第です。


「調子が良いから大丈夫」と何もせず、過信し、「健康度」を積み上げることをしなければ、衰退(老化)の一途を進むでしょう。
逆に今、病氣だったり、体調が悪かったとしても「少しでも健康になりたい!」と毎日「健康度」を上げる実践を繰り返せば、びっくりするくらい元氣になるのです。


「病氣でなければ健康」、「病氣が治ったら健康になる」こうした発想になるのは、「病氣の反対は健康」だと思っているからだと思います。


病氣には、病氣の対処法(薬・注射・化学療法・手術など)があり、健康には、健康を維持・向上させるための方法(栄養・運動・休養)があります。
そして病氣は専門知識を持った第三者であるプロに対処してもらう必要があります。ここに我々が手を出すことはできません。
あなたが健康になるには、あなた自身が実践することでしか健康にはなれません。
このようにそもそもアプローチ方法、対処する人物が全く違うので、病氣と健康は同じ土俵ではないのです。だから病氣の反対は健康ではないのです。


健康になるには、あなたが心から健康になることを望むのであれば、あなたが高齢であっても、病氣であっても構いません。
「健康になりたい!」そう強く思うのであれば、今この瞬間からでも「健康度」を積み上げることは可能です。
健康になりたい人は、「健康度100」の超健康体を目指し、健康になる方法をどんどん積み重ねていきましょう。


今、病氣の人は、病氣への対処法をしっかり行いながら、同時に、健康になるための方法を実践していきましょう。
病氣の人は、健康な人に比べて、健康への道は、大変で遠いものになるかもしれません。
僕も難病で、大腸なしの病氣だったので、健康になるための道のりは決して容易なものではありませんでした。


難病から健康になる過程で思ったのは、病氣の人は、健康な人と、そもそもスタート地点が違うのです。
健康な人は、健康な状態というプラスからのスタート。
病氣の人は、病氣の状態というマイナスからのスタート。
病氣の人は、大きなマラソン大会の最後部付近からのスタートだと思って下さい。そもそもスタート地点に辿り着くまで時間がかかりますし、多くの人が前にいるので、自分のペースで走ることすら出来ません。早く走りたいのに、歩くようなペースでしか前に進めないかもしれません。
早く進みたいのに進めない…
イライラしたり、焦ったり、不安になったりすることもあるでしょう。そんな時は、足元を見て、一歩踏み出すことだけを考えて下さい。
足元の一歩、また一歩と着実に、ゆっくりゆっくり走っていく。
我慢のしどきです。


ここで我慢できるかどうか!
健康になるか、なれないかの大きな分岐点になります。
このタイミングで多くの人が実践をやめてしまったり、我慢できなくなって、他の方法を求めてしまうのです…


健康になるかどうかは、「健康になりたい!」という心からの強い想いがあるかどうかなんです。
辛くなった時、この想いの強さが試されます。
もしあなたが病氣からのスタートだとしても、今最後部の方にいたとしても、超健康体になるという強い想いを持って、毎日、淡々と実践を繰り返していきましょう!


病氣の時、プロから病氣の対処をしてもらい病氣が治る。それはとても喜ばしいことですが、その時点での健康度はとても低いのです。
ここまでお読みのあなたなら、健康になるには、健康になる方法をどんどん実践していくことでしか健康にはなれないということがよく分かって頂けたと思います。
これまで「病氣でなければ健康だ」「病氣が治ったら健康になる」
もしそう思っていたなら、ぜひ考え方を変えて、とことん「健康度を上げること」だけに集中して下さい。誰でも望みさえすれば今よりも高い「健康度」を必ず手に入れることができます。諦めることなくSHP(Super High Performer=超健康体)を目指していきましょう!



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