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なんでもいい、全部好きだから。 #note09 コーヒーとの付き合い方

山倉ボッサです。
読んでいただきありがとうございます!
今日は昼の配達の仕事が早く終わったので久しぶりにコーヒー屋さんでゆったりとした午後を過ごしていました。
コーヒー専門店で働くくらいコーヒーが好きで、こだわって飲んだりしている時期がありました。その当時とはコーヒーとの向き合い方が変わった気がするので今日はそんなお話をしたいと思います。
美味しいコーヒーを飲みながら、音楽ともこうやってお付き合いできたらいいなっておもいました。


・「こだわる」という歪んだ愛情

僕は深煎りのコーヒーが持つ力強い風味が大好きです。
ホットコーヒーではもちろん、アイスコーヒーにしても風味がしっかりつたわってくる感じが好きで、コーヒー豆を買うときついつい何も考えず手に乗ってしまいがちです。
初めて働いたコーヒー専門店も深煎りの得意なポリシーで、惚れ惚れしながら自社のコーヒーを飲んでいました。

会社を辞めてからは高級なコーヒーを口にする機会は一気に減り、業務スーパーで400g 500円の深煎りコーヒーをよく飲んでいました。元コーヒー店員だった僕も納得の味わいで、毎日飲んでても飽きない。
コーヒーに対して投資する金額が変わったときに

「そうか、こだわり過ぎてしまっていたんだ」
と自戒の気持ちに追われました。

働いている間「浅煎りのコーヒーを美味しいと思わない」とはっきり言葉にして回っていたからです。


美味しかった浅煎りコーヒー

・どうでもいい≠なんでもいい

働いていた時も浅煎りのコーヒーを口にしていましたがどうも浅煎り独特の香りが楽しめず「あのカラメルっぽい香ばしさがどうしても欲しい」となってしまいくだらない理由で敬遠していました。
いまは浅煎りのコーヒーも美味しく楽しめる気持ちになりましたが、前半で語った「投資する金額が変わってから」というのが大きい影響だと思います。

興味がなくなって「どうでもいい」となったのではありません。
なんでも好きになれるきがするから「なんでもいい」と言える。


いつでも美味しいコンビニのコーヒー



これから今までチェックしてなかった珈琲屋さんとの出会いがあるのかと思うと楽しみになってきました。
音楽もこういった具合でいろんな景色を見に行くように、いろんな方向性の音楽を聴いていけたらいいなって思います。

・見ず、言わず、聞かず、ただ受け入れるという「嗜好の極意」

今になって思えば気になることというのが
そのコーヒーの風味を「なぜ飲む前に説明しなければいけないのか」というところ。
ワインなども永遠長い説明を聞かされてから出すお店もありますし、接客としては丁寧なんだと思いますが、せっかく良さを感覚でうけとめてワクワクしたいのに先に刷り込みされてしまうというのがいつも納得いきませんでした。
僕は喋るのが得意な方ですし、その風味が苦手な方へ新しいきっかけを作るために促すということもやってきたからトークには自信がありましたし、はたりていた当時はそれを全く悪いと疑うことがなかったです。

料理研究家の土井義治さんが「情報を食べている」という言葉をつかっていたことがありました。
まさにこれで、飲む前に情報ばかり聞かせて提供していては感動の経験というものがいったいどこにあるのかわかったもんじゃないですよね。

「ひょっとして自信ないのですか?」
もっと性格が悪くなった今の僕ならそう思ってしまいます←

何も言わずに飲ませてしまったらボロが出る、それを隠すための説明に聞こえてしまう時もあります。
説明をして欲しくないのではありません。飲む前・飲んだ後で説明を分けて欲しいなといつも思います。そうすれば結果的にお客様ととるコミュニケーションが広がって、いい関係を築くきっかけになってくれると思うので。

でも、とはいえその真剣な姿勢が垣間見えたとき、そのお店のこと好きになっちゃいますよね。

今日はそんな嗜好品のお話でした。


最後まで読んでくださった皆さま、ありがとうございました。
次に会うのはnoteか、ライブハウスか。
またお会いしましょう。

山倉ボッサ
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