超・言葉と生きている

超・言葉と生きている

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「あなたにとっての特別な夜って、なんでしょう」 或いは、「"Twelve Girls Band"と聞いて、あなたはピンときますでしょうか」

それなりに長いことOL、在オフィスのレディ、みたいなことをしていたからであろうか。金曜の夜というものに対して、「特別」を感じる身体になっていた。 人の親・六年目に突入しても依然として素行不良、であるとはいえ、曲りなりにも母親業を営む私が金曜の夜遊びを敢行すると、自分含む家族にとって無茶が生じてしまう。そういった理由で、この週に一度の特別を味わい尽くす機会は体感、久しく、無かった(子の父親なる人物の動向を鑑みると、脈々と・頑なに受け継がれている、ゆゆしき伝統の、いわゆる美しい

    • (分かろうとすることの重大さを念頭に置いた上で)分からなくていいあい

      「自身の」(「誰かの」ことをさばいていたならば、それはもうその時点で、違う。終了)どうしようもなさに就いて、衝動的にでも戦略的にでも、結果的にハイカロリーな長文をしたためられる情熱のある女性性(ここでいう女性性というのは、生物学上、更にもしかしたら脳科学上、の区別としての「男/女」は全く関係のないもので、いうなれば文学的区分上の……、いや、それすらも違うかもしれない)を帯びたセンスのある人のことが、生理的に、好きだ。きっとそれは個人の性癖に近いものだと思う。 審査員長自分の

      • 死ぬ5分前に間男たちに送るメーリングリスト、開いてみれば遺書よりも詩

        こんな人間にしか書けない文があるとするならば、少しは生きる気になるかもしれない。もしかしたらそれが、生きる意味かもしれない。エアポケットにいる仲間の人たちへ。生きようね。死にそうだよね、私もだよ。ぬるくて飲みやすい愛もどきの言葉なんか絶対に信じない。すごいねーなんて言ったって、心の奥底では、信じない。

        • 発酵させた文字列の酸味に面食らいつつ、そして顔の調子が良くないことはさておき

          *デートが捗っており、浮かれていたであろう時分の記述であることを先に記しておきたい。 ん、いかめしい♡ ------------- それぞれの思いに程度の差こそあれ。もしくは、互いのその趣旨に相違があったとして。デートというのは、ほんたうに良いものではありませんか。 季節の真ん中を堂々と味わい尽くすもよし、その移ろいに身を委ねてひたすらうっとりするもよし、季節なんてのは無視して一人で参加しても愉しい行事に二人で繰り出して、興奮を合算するもよし。気に入りのあの街のあの場

        「あなたにとっての特別な夜って、なんでしょう」 或いは、「"Twelve Girls Band"と聞いて、あなたはピンときますでしょうか」

        • (分かろうとすることの重大さを念頭に置いた上で)分からなくていいあい

        • 死ぬ5分前に間男たちに送るメーリングリスト、開いてみれば遺書よりも詩

        • 発酵させた文字列の酸味に面食らいつつ、そして顔の調子が良くないことはさておき

          優しくして優しくされたい、ほんでもって

          家庭に仕事に生活に、要所要所に問題を抱えてどん詰まりして、今すぐにでも帰れる家があるならば(あるならば)帰ったほうが良い人間、「それ」どころではないであろう人間、つまり私のような人間から 好き好き大好き愛してるって言わなきゃころす♡攻撃を受けて困惑している(はずなのに、おそらく持ち前の「ひたすらに優しい気質」ゆえに、シンプルに・目の前の気の毒な女を放っておくことが出来なくなっている)、そこのあなたへ。 ごめんね。でも、好きなんだ。超好き! カレーくらい!! 毎日食べたい

          優しくして優しくされたい、ほんでもって

          うつくしい空気ょ

          私には技術も才能もないけれど、自分のため、自分に限りなく近い、エアポケットに入り込んで、傍目にはそうは見えなくても怠惰と真面目の両立できちんと困り果てて死にかけている誰かのために、わざわざ「言葉にする」。そこにだけ届いたら良い、と思いながら、それを続けていきたい。 流行らなくていい。売れなくていい。そのための努力はしない。というか多分、出来ない。技術と才能がないから。そして、それを磨こうとする胆力が圧倒的に足りていないから。凡人、以下だから。 それでも、 何とかして届けな

          うつくしい空気ょ

          カヌレください

          カヌレのことを、結構、いやかなり、好きかもしれない。 しかしカヌレのことを好きな自分のことは、なかなか受け入れ難い。 純ジャパ鬱フェイスで 緩いシニョン CHANELの口紅 GIVENCHYのネックレス マイスタンダードである そして偶の おフランスヴィンテージにおフランス映画 (時々ツボる) ほんでもって カヌレ 純ジャパ鬱フェイスで フレンチの風吹かせてんのウケる (いや国籍も顔も鬱も関係ないけど) 特にフランスに行ってみたいというわけでもない 行き

          カヌレください

          ウソ(だと良いなの)日記

          法的には休日、曇天 ローテンション・アナーキー・グッドセンス・ガイ(なのにサラリーマン)と、我々に似つかわしい、流行らぬ珍妙な空間で過ごす。ひとえに「態度は自由だよな」と思った。最低限の誠意さえ、あれば。 全く休みではない休みの前日、荒天 昨年の夏、全私に衝撃を与えた男が異国の地から強すぎる電波を送って攻撃してきたので、サイコに仕上げたポエムを暴風にのせて送り返し、応戦した。 ショッキングピンクの無間地獄。でもこれが作りものだということは、皆分かっている。味わい尽くし

          ウソ(だと良いなの)日記

          味気のある非・ロマンチック

          私は、才能を根こそぎ抜かれてとことんスケールを縮められて女性の姿に転生した太宰治であるから、こんなかんじでも、仕方ない。 そのように思い込むことで、ここまで確りとした罪悪感を抱きながらも些末な悪事をせっせと重ねつづけ、大袈裟に悲しげな顔して、生きててごめんなさい等とうっかりのたまってしまうことに対して、ようやく合点がいくといふものだ。 * コミュニケーションは、画一化すべきでない。というか、出来ない。 一対一を都度、やっていく。 同じ回はない。 * 基本的に他人へ

          味気のある非・ロマンチック

          コントレックス箱買い

          「正解の恋愛」なんてものはない(不正解のそれは、あると思っている。星の数ほど)。 そのような考えの上で、今、自分なりに、自分なりの「正解の恋愛禍」にいる、気がしている。 だって、何もかもが正しすぎるのだ。 石けんオフ出来るナチュラルコスメの日焼け止め成分含有CCクリーム くらいの正義感。有り難さ。 (ETVOS様、今夏はお世話になりました。いや今後、オールシーズンお世話になると思います。ベースメイクはこれ一本でおしまい。これと出会ってからというもの、爆下がりしていた

          コントレックス箱買い

          9月某日 湿度の高い日

          うわー。全然好きじゃないな、って人に対して、いや全然好きじゃないからこそ、手癖で可愛く、ちょうどよく、振舞っちゃうのは何故なのだろうか。 歳を重ねるにつれ、この局所的ぶりっこの腕を上げている気がする。それにしてもカロリー使う。やせちゃう

          9月某日 湿度の高い日

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          「普通、親に頼るべきだと思うけどね」  不幸の連鎖? 呪いの継承? 当事者を降りてさっさと別の高台に移動して俯瞰して、子どもを愛していない、と、もう片方の親に評価を下す? 愛って何? 少なくともこの人からは子どもも私も愛されていない。針のむしろ。心がじわじわと死ぬ。逃げなくてはならない

          颱風

          嘘をついたり匂わせたり想像力を膨らませてイマジネーションの世界を構築したりすることは不得手である。そのうえで、「その類の雑記」を試みる。 このところは、非現実の皮を被った超現実に現実を侵され、意味をつけることを避けるべき日常サイズの非日常の娯楽が日常を盛り上げ、身体の気圧を乱高下させる日々を過ごしている。 長けている人と出会ってからというもの、連日、中央線の西寄りでお喋りな渋谷系おままごとを繰り広げているのだが(長けている人の演技力はカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞する程

          私は私、子どもも子ども

          経済力もないくせに性格の不一致(少しでも分かり合おうとして何年も足掻いた、それはもうジタバタと、でも何も変わらなかった、相手は13キロ太っただけで)でリコンして子どもに不自由かけるって親のエゴでしかない、と思うのだよ。それを踏まえて子どもの幸せと自分個人としての欲、その両立「だけ」にフォーカスしたい。その上でどういう行動を取ろうか、考えたい。 「オカアサンの笑顔が子どもにとって一番よ」 ってその子どもの笑顔は果たして本物か? 「子どもに親が不仲なところを見せてはいけない」

          私は私、子どもも子ども

          もう少し顔が濃くてダサかったら多分こんなことにはなっていない

          今よりもっと若い頃は、自己肯定感度(≠自己愛レベル)が低かったのでそんな考えには至らなかったのだけれども、こんなに思いやりとユーモアとそこそこの衣食エロのセンスを持ち合わせた可哀想な女、俺の彼女にして時々愛してあげるしかないだろうが、と思う。そんな俺がどこかにいたっておかしくないだろうが、と思う。 他人に泣かされるって、本当に情けない。弱さは(強さも)魅力にはならない。悔しい。脳みそのクセが生活を困難にさせる。生活さえなんとかなれば。くそ。 腐っても人の親だから、この子を

          もう少し顔が濃くてダサかったら多分こんなことにはなっていない

          頑張るオヤジの死に方笑って階段から落ちる

          服を着る(単に「着衣」の意ではなく、いやまさに今はそっちが優先なのだが、あられもない格好で転がっているので、んで、それではなく、「衣服を身に纏い愉しむ」といった意味合いでの、それ)とき以外、自分が社会や家庭の中における「所謂、女」だということは都合よく忘れておくのが良い、のかもしれない。そんなことを踏まえてしまうと、階段から落ちるしかないと心して階段から落ちてしまう。意識が。意識から先に。 押し寄せる喜怒哀楽の波と死にたさの理由の七割が「女であるから・ましてや、積極的に子を

          頑張るオヤジの死に方笑って階段から落ちる