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もう少し顔が濃くてダサかったら多分こんなことにはなっていない

今よりもっと若い頃は、自己肯定感度(≠自己愛レベル)が低かったのでそんな考えには至らなかったのだけれども、こんなに思いやりとユーモアとそこそこの衣食エロのセンスを持ち合わせた可哀想な女、俺の彼女にして時々愛してあげるしかないだろうが、と思う。そんな俺がどこかにいたっておかしくないだろうが、と思う。

他人に泣かされるって、本当に情けない。弱さは(強さも)魅力にはならない。悔しい。脳みそのクセが生活を困難にさせる。生活さえなんとかなれば。くそ。

腐っても人の親だから、この子をこの世に産み落としたからには、成人するまでは心身の健康を保ってやらなければならない。責任がある。

自分を犠牲にすることなく、悲しいけれど少しも分かり合えない身内に頼ることなく、それを全うするには。

荷が重い。

短い間とはいえ、二人三脚でやってきた人がスピに傾倒し始めて、妙な角度にふわふわ浮いていく。その人は常人離れした行動力と決断力を持ち合わせているので、一度「そうなると」誰にも止めることが出来ない。こんな凡人には到底、どだい、無理だ。

振り返ったら涙が出た。ここはドトール。

煙草のけむりが目に染みる。


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