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映画鑑賞「君がいる、いた、そんな時」(ネタばれあり)
日曜の午後、妻と一緒に久しぶりに映画を観た。共通の友人やFBでの知人の紹介もあった、「君がいる、いた、そんな時」。フィリピンルーツの少年がテーマになっているのも、日本語教育に関わる私たちの興味を引いた。
最初に、簡単にあらすじを述べる。フィリピン人と日本人のハーフ、岸本まさやが主人公で、彼に理解を示す図書室の司書の若い女性、山崎先生と、周囲から浮いているお調子者の香山くん、この三人を中心に物
ドイツ「移住法」における「統合コース」について感じたこと
2/23(土)、金沢で、「ドイツの移民・難民向け統合コースに学ぶ」というタイトルのイベントに参加した。金沢大学の志村恵先生がドイツの「統合コース」の授業を見学し、その報告会だった。ドイツが移民先進国でありさまざまな制度があることは知っていたが、具体的にどのような制度があるのか詳しくうかがう貴重な機会となった。以下、まずうかがった内容を簡単に説明し、興味深い点や驚いた点、日本との比較、今後の日本の
もっとみる雑煮から考える複言語複文化
熟年結婚して初めて実家で迎えるお正月。自分から夫である私の今治の実家に2泊すると言い出した妻が、出発2日前になり急にあせり出した。実家で食事は自分が作ってもいいのか、2日間何をすればいいのか、食材は買って行ったほうがいいのか、などなど。仕事でみせるブルドーザーのように物事を進める力強さは影をひそめ、珍しく意思決定が揺らぐ。
元日の朝、妻が雑煮を作った。これが悪戦苦闘。私の母は数年前に亡くなり