製作者の中の人

上京し、東京で5年間社会人をした。半公務員のような超絶ホワイト企業から、北関東の田舎に…

製作者の中の人

上京し、東京で5年間社会人をした。半公務員のような超絶ホワイト企業から、北関東の田舎にある自営業を手伝うことに。自社ブランドを作ろう、そう思って戻ってきた2019年10月。製造業の人や自社ブランドを作ろうと考えている方に読んでほしい。世の中そんなに甘くない。

最近の記事

リピート購入について

今回はリピーターについてのお話 こんにちは。前回の投稿から1年半ぐらい経過していました。当店はオリジナルグッズ販売という形態をとり始めて3年が経とうとしていますが、リピーターがかなり増えたので理由を考察してみます。 お手紙同封による作り手への安心感 当店は比較的時間があるご注文すべてに手書きのメッセージを同封しています。1枚のはがきの単価は20円。文言は同じものが多いですが、当店の作品を購入したことを感謝するメッセージや、作品への想い。作品に対する注意事項をシールではな

    • minne creemaの活用

      かなりお久しぶりになりました。 去年の12月に出産を経験し、母になった製作者の中の人になります。今回はminneとcreemaの活用について記録していきます。 当店の商品展開は3パターンあります。 ①直営ネットショップ(カラーミーショップ) ②ハンドメイドサイト(minne,creema) ③地元お土産店  最近になって、ハンドメイドショップの売上が伸び、直営ネットショップがおまけのような販売形態に変わってきました。 というのも、直営ネットショップは委託販売者向け・リピ

      • Instagramの広告の出し方について

        今日はInstagramの広告を補助金を利用しながらやってきた結果、もったいなかったな。と後悔した部分があったので共有したいと思います。 Instagramの広告期間中に行っていた、1日に2回投稿を欠かさない という点は頻度が多いため、写真のネタが尽きてしまいました。 申請期間中では、1日1回投稿を目安にすることにしました。なぜかというと、投稿するたびにフォロワーが減っていくという事象が起き、同じような写真が並び面白みがなくなってしまいました。フォロワー数に関してはひど

        • 広告の重要性

          Instagramで広告を開始して約半年が経とうとしています。 6月の試験的な広告を行ってから、当店のアカウント数は500名ほど増えました。もちろん、相互フォローを絶対とする人はフォローを外しているようですが、それでもなお当店のアカウントフォロワー数は増えています。 以前の広告掲載する前の状況ではありえないことでした。 毎日1回投稿を行い、かつ統一感のあるアカウントに仕上げる。以前から続けている試みは過去からやっていることでした。 広告をしたことでリーチ数は倍以上に増

        リピート購入について

          たくさん名刺を交換して満足なの?

          前回では、倫理法人会のセミナーに参加したことを記載しました。 こういったセミナーあるあるなのか、初めての場に踏み入れると必ず起こるのが名刺交換です。今回に関しては持ちえた名刺をすべて配布してしまうという私にとっては前代未聞の出来事が起こりました。 名刺については、昨年のギフトショーで配布するため、少しおしゃれなぱっと見、プラスチック製造業の名刺ではなさそうなデザイン時重視の名刺を作成していました。 その場には、店長クラスや社長・経営者が集まっており、交換する方は自身の会

          たくさん名刺を交換して満足なの?

          よくわからない講演に誘われた話。#2

          ジリリリリリリリリリリリリリーーーーーッ と鳴り響くアラーム音。なにごと?!と思い、さっと顔をあげるとそこには私を誘った人が。 司会なんだなと即座に理解。 どうやら毎回司会らしい。と周りの雰囲気で察し、その人の合図とともにみなが着席をした。一番前の真ん中なので周りの人がどんな感じなのかわからず、私は淡々と講師の声を聴いた。 その場所にいたときには、とにかくいい姿勢を見せたら仕事仲間になれるかも!と思い、私は必死にメモ。 壇上に上がった人はどうやら本を執筆したらしく

          よくわからない講演に誘われた話。#2

          よくわからない講演に誘われた話。#1

          忘れもしない出来事は、寒かった去年1月頃の話。 UVインクジェットプリンターを手にした私は、当初身内や友達がいないので、両親や祖父の繋がりで作品の注文を受けていました。当時はネットショップのアクセス数もなければ、注文もなく、一般向けの販路は観光協会に販売しているカードミラーの製作のみでした。 それでも親戚の方や従業員の方が注文してくれ、そのためにイラストレーターを猛勉強・経験を積むことができたのだと本当に感謝しています。 しかし、当時は法人のお客様がほしい。大量注文を受

          よくわからない講演に誘われた話。#1

          返事は返ってこないモノ

          モノを売るということを始めると、最初は自信にみなぎっている。 だって「自分がいいと思っているモノ」を売るわけだから。だから売れる。そんな甘い世の中ではないことをこの1年間本当に知らしめられました。 売るモノ < 売り方  に重点を置かなければいけないことを身をもって学習した一年。そして、コツコツと認知度を上げていかなければならない。 ネットショップやハンドメイドサイトでモノを売っている人がたくさんいて、イイモノは世の中に溢れかえっています。 私が1年間で心に誓ったの

          返事は返ってこないモノ

          SNSを生活の一部にする

          私はSNS(とくにinstagram)に力を入れています。小規模事業者補助金もInstagramの広告費用を補助金で賄うという、地場産センターの人も首をかしげる内容でした。 しかし無事に審査は通り、今年は30万円の予算を費やし、1日1000円分の広告を行っています。一つの画像を15日間掲載し続けます。 SNSは以前から個人的に行っていましたが、見る専門でした。 毎日投稿?簡単でしょ。はじめはそんな気持ちで始めたSNSでしたが、毎日投稿となると、写真のネタがつきます。つぶ

          SNSを生活の一部にする

          カテゴリー名を考える

          当店の商材はすべてプラスチック。3種類の商材がありました。 前記事と同様の内容になってしまいますが、いったんここで整理したいと思います。当店がネットショップを始めるまでつけていた商品名は以下のとおりです。 ART MIRROR (・Sサイズ ・Mサイズ ・Lサイズ) 実際に観光協会でも上記の名前で販売しておりました。実際に店頭におけば、値札よりもまず商品に目が入りますので、この名前でも販売実績をあげることができました。 しかしネットショップでは写真でしか商品を見ること

          カテゴリー名を考える

          ショップの商品ページについて

          ショップのデザインがよければ、商品説明文も読んでくれる。というわけではありませんでした。 スマートフォンで表示された画像は小さく、読みにくかったのでしょう。ページにせっかくアクセスしても商品詳細ページを見てくれない人が続出したのです。(カラーミーショップ足跡追跡による) カラーミーショップの担当者は、商品説明を画像を張り付けて作っていても私も担当者もパソコンで見ていることもあり、横幅がピッタリに収まっていた商品説明画像は何の違和感を感じませんでした。 自分的にも、カラー

          ショップの商品ページについて

          カラーミーショップについて

          小規模事業者補助金を使う前までのお話。ネットショップを自分で作りたいな~と思っている方に読んでほしいです。 先日の記事では当店がネットショップを再構築した初期段階のお話をしました。当店のネットショップはすべて自作です。 サイト製作会社もいくつか周り見積もりも電話口で大体の値段を聞きましたが、ため息が出るほどの値段でした。 ヘッダーの部分の修正だけで100万円とは、なかなかいい商売ですね。パソコンが使えない人、ネットショップ構築に興味がない人からすれば妥当な値段かもしれま

          カラーミーショップについて

          ネットショップ再構築する

          ネットショップを自作しようと思ったきっかけはコロナによる、本業である製造業の経営悪化。 製造受注量は減り、仕事がなくなってしまったのです。リーマンショックよりもはるかに上回る経営悪化。毎週金曜日はお休み。従業員の時間短縮、国からの補助金には必ず申請しました。 私自身もtwitterで当社の状況についてつぶやきました。ほかの企業も状況は一緒でしょう。前の会社だったら自分が立つ状況はこんな苦境ではなかったはず…。なんで前職をやめてしまったんだろう。と何度も思いました。 しか

          ネットショップ再構築する

          小規模事業者補助金との出会い

          今年1月、一つも売れないネットショップをどうしようか。 どうしてハンドメイドサイトでは売れるのに、ネットショップでは売れないんだろう。ハンドメイドサイトとネットショップは何が違っていたのか。 支払方法です。 当初ネットショップでは銀行振込のみの取り扱いでした。 プロの方の助言を聞いたのにもかかわらず、手数料が高いからという理由で支払方法を後回しにしてしまったのです。 また、写真がよければハンドメイドサイトのように売れると思っていたからです。 支払方法の多様化はお客

          小規模事業者補助金との出会い

          ネットショップを自分で製作する

          SNSを活用して、発信を続けていくことは大変だけど、販売する側の人間は必ずやるべきことです。わたしはinstagramの活用を生活の一部として取り組んでいます。広告ももちろんですが、日々の更新は忘れません。フォローした人が楽しんでくれるのと同時に目に入る投稿を目指します。 ネットショップ製作に取り掛かる前に、自社で一から作成は難しいのでネットショップサイトを運営している会社を調べました。まとめサイトなどでも検索をかけました。 目に留まったのがBASE。 こじはるが紹介し

          ネットショップを自分で製作する

          新しいメイン商材とコンセプト

          ターゲット層の明確化とそのターゲット層に向けた新たなコンセプトを設定。商品を売るためには必ずやってほしいことの一つです。 これができていれば、ズレを修正できるからです。 商品自体の売りポイントではなく、お客様目線の中で当社ができる売りポイントを考えていきます。そうすると、写真入れができる商品という利点は多くのお客様に共感を得ることができます。とても大きな方向転換でした。 変わったことは下記のとおりです。 ①メイン商品 【今まで】16.7cm×12.9cmの鏡面インテ

          新しいメイン商材とコンセプト