返事は返ってこないモノ
モノを売るということを始めると、最初は自信にみなぎっている。
だって「自分がいいと思っているモノ」を売るわけだから。だから売れる。そんな甘い世の中ではないことをこの1年間本当に知らしめられました。
売るモノ < 売り方
に重点を置かなければいけないことを身をもって学習した一年。そして、コツコツと認知度を上げていかなければならない。
ネットショップやハンドメイドサイトでモノを売っている人がたくさんいて、イイモノは世の中に溢れかえっています。
私が1年間で心に誓ったのは「期待しないこと」
絶対に期待しない。あんなに大盛況だった去年の展示会、法人のお客様はひとつとしてありませんでした。「絶対に作るから!」と言ってくれた小豆島のオリーブ屋さんも結局音沙汰がないです。
私、待っていますから。
デザインまで製作していただいた後、全種類のサンプルを無料でお渡ししてしまったこと、本当に後悔しております。お金は一銭ももらっていません。
人間不信になった瞬間。もう、サンプルは絶対に無料で提供しないと心に誓った瞬間。そう、サンプルのクレクレはとても多いです。なんでも「無料」という言葉に人は弱いですから…。
そして表題にもあるとおり、「返事は返ってこないモノ」
これを予め認識しておいたほうがいいです。私たちの立場はモノを販売する立場です。相手は「お客様」。メールや電話、DM…。自分がお客様だったら、興味のないダイレクトメールに返事をしますか?
答えはNO
私だって、興味のないメールが来ても返信せずにそのまま放置です。自分だったらどうかな?まずは、そう考えます。
展示会で名刺交換した人の顔を思い出せますか?
そもそも東京ビッグサイトで行われる展示会に出品している一つの会社にすぎません。そしてそのイイモノの中の一つにすぎない。仕事中に来た興味のないダイレクトメールにいちいち返信している暇はない。
そして世の中、優しい人ばかりではないことを痛感する。
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ここからは展示会に2回出展して感じたことを記録します。
あまり世に出回っていない商品を展示すると、展示会の中で、必ず聞かれることがパターン化していると感じます。去年・今年を経験して思ったことです。
【質問シリーズ】
「どれくらい売れるの?」「何に使うの?」
「どれぐらい見られてるの?」→Instagramを~と説明すると必ず聞かれます。
これは絶対に聞かれます。「何に使うの?」に関しては、ターゲット層ではない方によく聞かれることです。
【感じたシリーズ】
話している感じで思ったことは、下記の2点。
お客様は「はじめての」顧客にはなりたくない。
とにかく、「無料」のサンプルがほしい。
去年の展示会では「販売実績がない。」という風に説明をしていました。そうすると展示会で見に来た方は、「こんな感じで製作してみたら?」などと勝手な想像ばかりを伝えます。興味を持っているふりをしながらも、実は購入する気は全くないのです。
興味を持っているふりをされるから期待をする
↓
値段を下げたり、サンプルを無料で提供しちゃう
このダメ流れが去年の展示会で学んだこと。展示会に来ている人の大半は商品に興味があるふりをしている方たちだと思っています。本当に興味がある人は何時間でもそのブースにいるし、具体的な話がその場ででてきます。返事はありません。フォローバックももちろんありません。絶対に返事の期待をしてはいけない。と心に誓った展示会でした。(2回目)
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