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カテゴリー名を考える

当店の商材はすべてプラスチック。3種類の商材がありました。

前記事と同様の内容になってしまいますが、いったんここで整理したいと思います。当店がネットショップを始めるまでつけていた商品名は以下のとおりです。

ART MIRROR (・Sサイズ ・Mサイズ ・Lサイズ)

実際に観光協会でも上記の名前で販売しておりました。実際に店頭におけば、値札よりもまず商品に目が入りますので、この名前でも販売実績をあげることができました。

しかしネットショップでは写真でしか商品を見ることができません。実際に触ることもできない中でどう表現すればいいのか。最初は上記カテゴリー名で販売を行っていましたが、販売実績はあがりませんでした。

またSNSなどで発信する際に文字だけで「Sサイズ」と記載することに対し、疑問を持つようになりました。

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このカテゴリーの名前の付け方は非常に重要です。

たとえばですが、

これは「Ssizeです」と言われたらどう思いますか?

他のサイズもあるんだ~と思いますよね。実際にネットショップに入るとまず初めに商材の写真に目が行くと思います。製作者の私たちはSサイズと言われたらすぐに「これ」がわかりますが、お客様にはその掲載された写真がSサイズなのかはわからないのです。

この件については、けちょんけちょんに貶されたセミナー(前記事参照)でも言われたことです。

「Sサイズってなに?」

一番小さなサイズです。

…ふーん。

セミナー講師の先生はSサイズと言われて何のことを言っているのかわからなかったんですね。また、SMLとサイズ表記をしましたが、SサイズとMLサイズはスパッタリングの加工方法は一緒ですが、素材そのものや形状は異なっていたのです。下記のようにサイズ名を変更しました。

【Sサイズ】→カードミラー

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【Mサイズ】→シルバーボード(M)

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【Lサイズ】→シルバーボード(L)

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ネットショップで知名度のない新しい商材を買ってくれる人にとって一番重要なことってなんでしょう?

「想像できること」

洋服だったら「パーカー」と言われてすぐにフード付きのダボっとした服を想像できると思います。

文字だけを見て、一体これはなんなんだろう?

そう思わせてはいけないのです。きちんと、カテゴリーにはお客様が「あぁ、これね」と思ってもらえるような名前を付ける。おしゃれに英語表記もいいのですが、あまりお勧めしません。

世の中、英語ができる人であふれかえっているわけではないのです。アクセサリーや洋服、ファッション系ならまだしも、写真入れ商材をメインとした当店は日本語で表記したほうが購入数は増えました。(それが原因かは不確か)

なので、私はすべての商品のカテゴリー名を見直しました。

Ssizeはカードミラーに、Mサイズ以上はシルバーボード(M)(L)という風に、名前からなんとなくそのもののイメージをつけやすくさせました。


こうしたことで得た初めての購入者。


一体今までの3カ月の私の努力はなんだったのだろうか。

追求をしすぎたせいで見失っていたお客様目線。この初めての購入者から約3カ月、パラパラと購入してくれるお客様が増えていきました。


商品ページやカテゴリーページで学習したことは、デザイン性を追求しすぎないということです。初めて製作したとき、自分の見本となるネットショップはアクセサリーを販売しているサイトでした。そこにひきづられすぎてしまったのかもしれません。

取り扱う商品の特徴やコンセプト、どういった人が欲しいと思うだろうかを追求して考えなければならないなと思いました。


こう書いているときにも、ネットショップをもうちょっとデザイン性の高いものにしたいなと考えることがあります。しかし、自分が購入しようとするときに、あまり馴染みのない英語が並んでいたらどう思うか、立ち止まって考えました。自分だったら選ぶ前に疲れちゃうかも。

たしかにクリックして商品詳細ページに飛べばいいのですが、最初のホーム画面はいわゆるお店の顔。ましてや、当社の製品は世に出回っていない特殊商材。この条件で、デザイン性を追求すると、せっかく訪問してくれたお客様も、「なにこれ」で終わり、画面を閉じてしまうこともなくはありません。きちんと他のページにも飛んでくれるようにデザイン性を追求しすぎないことも、こういった商材を取り扱う人には大切なことなのだと思います。

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スマートフォンの画面では、カテゴリーが表にはでないので、ヘッダー画面にこだわり、写真と言葉でネットショップ内容を伝えています。

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