「価値ある人間でいないといけない」劣等感と生きづらさを感じてきた人生【自己紹介】
りかと申します。改めてどんな人生を歩んできて、どんな人間かということを知っていただきたく筆を執りました🖌
どんな人生を送ってきたか
簡単に言うと「素の自分では駄目だ」「価値のある人間でいないといけない」と自分に呪いをかけて、ずっと劣等感や生きづらさを感じてきた人生でした。しかも30年近く。
私の家庭環境
私が小さい頃から両親がよく喧嘩をしていました。母親は気が強くて口が悪く、父親が怒って言い争ったりモノに当たるというような。
そのため両親が言い争いになる前に空気を察して、おどけて場を和ませたり、仲裁したりするようにしていました。
父は普段からイライラしやすく、沸点がわからない&怒るとかなり怖い人だったので気を遣っていたと思います。
母は勉強に対してかなり教育熱心でした。小中学生の時は良い成績をとることは当たり前、5教科で1つでも80点以下を取ったら怒られていました。
「親には絶対逆らってはいけない」と小さい頃から言われていたため、空気を察して、親が怒らないように振る舞う癖があり、あまりわがままを言わない子だったかと思います。
私の幼少期〜学生時代
また小さい頃から「人と違うこと」にすごく敏感で、明るいキャラを振る舞いながらもなるべく自分を知られないように隠して生きていました。
私の両親は2人とも再婚同士で互いに前のパートナーとの子供がおり、母方の義理兄弟はラフによく我が家に遊びに来ていました。(私の父親はそういうのを全然気にしないので公認でした)
幼心ながら、その兄弟たちと一人っ子の自分の間には距離があること、また義理兄弟との交流があるのは普通じゃないよな、と一般的な家庭とは違うことを何となく察していました。
↑幼少期(左)。近所のお友達と。
義理の兄弟がいることはもちろん、両親がよく喧嘩をしていたこと、親が共働きで夕方過ぎても一人で家で留守番をしていたこと、父が経営していた会社が倒産になり担保にしていた家が取られてしまったことなど、大きいことから小さいことまで、恐らく一般的な家庭とは違うであろう、自分の家のことを知られることが恐怖でした。
というのも、私の出身は九州の田舎で保守的な地域だったので、色んな背景の人がいても気にしない都会と比べて、周りと違うことがあるとすぐに友達やその親に噂をされたり、からかわれたりすることもありました。
そのため、もし知れて噂されてしまったら、自分とは仲良くしてくれなくなるのではないかとハラハラしていたり、カッコ悪いところを見せるとからかわれると思っていました。
そういったことから、素の自分(の家庭環境のこと)を知られたらまずいと思っていたので「素の自分のままでは駄目」と思い込み、仲良くしてもらうには周りから好かれるような「価値ある人間」でいないといけないと思っていました。
選ぶ基準は全て「価値ある人間」になれるか
小学校高学年〜中学校になると、価値ある人間=目立つ・認められる存在でいるために、人間関係や周りからの見られ方を気にしながら生きていました。
中1の時は特に、空気を読みながら明るく振る舞い、一人ぼっちにならないように仲良い子を作ったり、目立っているグループに入れるように必死でした。
部活は、運動音痴のくせに仲良い子が入る&運動部は目立つ子が多いからとバスケ部に入ったり。
本当であれば小学生の頃は絵を描くのが好きだったので、美術部に入りたかったはずなのですが、その選択肢も浮かばない位に「価値ある人間にならないと」という呪いに苛まれていたのだと思います。
他にも目立って「価値のある人間になれる」よう、委員会活動や社内イベント、弁論大会、市の代表中学生スピーチなどをどんどん引き受けていました。中学校の時は周りから見ると優等生キャラだったと思います。
ただ…それでも「ありのままの自分では駄目だ、素を知られてはいけない」という思いはずっと持っていて、劣等感や生きづらさは拭えませんでした。
その後、高校〜大学はすごく気の合う友達に恵まれていたので、大きく悩むことは無かったように思います。
ただ「価値のある人間」になるはずっと根付いていて、高校では生徒会に立候補したり、大学では面白い人間と思われたくてヒッチハイクをしたり、SNSで経営者や社会人にアポを取って話を聞きに行っていました。常に何者かになれるように頑張っていました。
人生で初めてビリになって絶望
高校〜大学は穏便に過ごしていましたが、社会人1社目のベンチャー企業に入社をし、そこで大きな挫折をします。
意気揚々と入社したものの「成長したい!」「起業したい!」とギラギラしている同期がゴロゴロいるのがベンチャー企業。
↑当時の同期と後輩たち。とても素敵な人たちばかりで、仲が良かったです。(ちなみに中央の赤い服が私です)
意欲的に朝早くから出社したり、休みの日も勉強したりと努力ができ、着実に結果も出て評価されていく同期たち。
一方で必死にやっていてもミスばかりだし、上司ともうまくいかず、もちろん結果も出ないで、周りほどやる気もなくできない自分。同期が称賛されていると、暗に自分を否定されているように感じて、劣等感が募っていました。
そして決定的だったのは、同期8人うち他の7人は昇格したのに、私だけ昇格できなかったこと。
皆の前で自分だけ昇格者として名前が呼ばれず、
と絶望しました。
自分を責め続けて「消えたい」と思う毎日
その後も「なんで他の人は努力できるのに、自分はできないんだろう」「こんな事もできない自分は駄目だ」とずっと自分を責めることにエネルギーを使っていました。
でも自分のスキルではどこにも転職できないと思っていたので、そんな事実に直面するのが怖くて転職する勇気もなく。
会社の人にはこんな自分の暗い部分を見せるのに抵抗があったのと、単純に自分が甘えているだけだと思ったので、相談もしませんでした。
これ以上傷つかないように必死で、自分で行動を起こせず、八方塞がりだったので「消えたい」「明日世界終わればいいのに」など、非現実的なことを考えながら無心で会社に行っていました。
ただ親にだけは、泣きながら「もう仕事を休んで、カウンセリングか病院に行きたい」と相談しましたが、親からは「何を言っているのか、甘えるな」的なことを言われて怒られて、もうやるしかないんだなと思っていました。
その後も無気力&度々体調を崩しながらも働いていてたところ、その後社内異動があり、のちに恩師となる同僚や上司と仕事をすることに。そのおかげで無気力状態から抜け出し仕事が楽しくなりました。
※どんな風に状況が変わったかが興味があれば下記noteを読んでみてください↓
私がポジウィルでやりたいこと
こんな人生を送ってきた私ですが、今思うと社会人になってからの挫折経験は、正直、精神的にあまり良い状態ではありませんでした。
運良く自分が動かずとも社内の環境が変わりましたが、そのままの状態が続いていたら、どうなっていたかわかりません。
でもあの時もし、自分の苦しい状況を理解してくれて、客観的にフィードバックをくれる存在の人がいたら、状況が変わっていたかもと今では思います。
昔の私に対して、今の私からはこう伝えてあげたいです。
こんな風に声をかけてあげたいと思います。
またこのように客観的な視点で、何で今の仕事が苦しくて、何が根本原因で苦しさが生じているのか。苦しさから抜け出して、良い生き方・働き方をするために、どんな選択肢があるのか。
これらを客観的に教えてくれる人がいたら、自分だけの経験や知識には無かった視点で視野が広がり、苦しさから抜け出す大きなきっかけになったと思います。
そういった昔の自分のように苦しんでいる方へのサポートをポジウィルを通してやっていきたいと思っています。
またそういった本質的なアドバイスやサポートをできるのはポジウィルならではと思っています。
もちろん他にも自分の強みを引き出したり、転職知識をもとにサポートをしてくれる素敵なサービスは沢山あります。
ただ弊社代表の金井が「生きづらい人を減らしたい」と信念を持って事業を立ち上げており、こういった生きづらさを感じる原因となった経験にしっかりと向き合って、前向きに自分で進んでいく力も養うサービスは2021年11月時点ではポジウィルだけだと思っているからです。
そういった力があれば、転職に限らず、今後困難があったときに必要以上に自分を責めることなく、自分一人でもどうしていけば良い人生にできるかを考え行動していけるようになります。
そうすれば、ただ状況が変わることを受け身で待つのに比べて、自分次第で生きづらさを変えていけると考えています。
人生は必ず変えることができる
このような経験をした私でも、今、こうやって自分の経験や強みを活かして、前向きに仕事に向かえたり、前向きに生きることができています。
それは過去を棚卸しして受け止め、自分の強みや軸が活かせる環境を選んだことで、成果も出やすく周りからの感謝や信頼も得やすくなり、自分にも自信がついたことが大きいです。
そして、これからも「今後何があっても私ならどうにかできる、というか、どうにかする。だって、もうこれまで携えた強みもあるし、これまでもやってこれたし大丈夫!」という自信も持てるようになっています。
こういった経験から皆さまの人生にも本気で向き合いたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎ご支援実績
■代表的なnoteまとめ
▼30代半ば・Aさんの体験談
▼20代後半・Mさんの体験談
◎執筆note&インタビュー記事
▼キャリアについて再構築した話やおすすめ本
▼仕事に悩んで自信がない方に読んで欲しいnote
▼全部自分のせいにしてしまう人に読んで欲しいnote
▼恋愛に自信がない人に読んで欲しいnote
▼社内インタビュー記事
社内でインタビューしていただきました!