自我と組織の狭間で: 専門職の社会適応記
人に伝えたり指導するというのは難しいなあと思う。私は研究や探究が好きな気質で、専門職としての働き方が長いので、普通のゼネラルな人々の感覚がよくわからないという悩みがある。昔から得意と不得意の差が激しいので、個人事業主としては全くワークせず、会社員に復帰し10年になる。しかも最初に入社したのが米国西海岸のベンチャー企業。仕事の仕方はほぼ米国スタイルだ。
よく、いいたいことの3割を確実に伝えましょうなんていうけど、私の場合、日本では1割以下にしても周りの人には理解してもらえないような感覚。
しかも、専門分野に関してここまでアンダーグラウンドなサブカルチャー的扱いが長いと、急にスポットライトを浴びても共感してもらいたいという気持ちももはやあまり前向きに持てない。
まあ理解して行動してくれれば共感なんていらない気もする。いいね!を大量にもらっても、一人にも実践してもらえなければ意味がないと思うし。
おまけにチームプレイする精神的なタフさにも欠けている。根回しとか合意形成って何?育成っていったって、適性無かったら永久に無理だよ?!はなから向上心ない人員ならいらないんだけど…
こんなことを考えている時点で正直日本企業におけるマネージャー職としての適性は著しく低いのであるが、立場的にそうも言ってられないジレンマに陥っている。まだ覚悟を決めるにはしばらく時間がかかりそうだ。
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