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(完結)とおまど、M-1に出る。 ひなザーストーリー編

総目次 前話(True End編) あらすじ M-1優勝直後の『とおまど』解散宣言で全国をどよめかせた浅倉と樋口は、福丸と市川を伴ってテレビ朝日本社を脱走し、臨海都心へと逃避行する。出演予定番組を全放棄した咎は何者かの権力によって赦免されたが、しかし一連のシナリオには芸能界の深い闇と思惑が介在していた── ──────㉗ 他人のためなんて自己陶酔 ○IN NOTO 2024/01/01/16:05 ●IN NOTO 2024/01/01/16:06 ────(Fores

    • とおまど、M-1に出る。 True End編

      総目次 前話(最終決戦編) あらすじ 本大会最高得点を記録し最終決戦に駒を進めた浅倉と樋口。それは数々の史上初記録を塗り替える前人未到の快挙であった。両者は1本目を遥かに凌ぐ怒涛のしゃべくり漫才で会場を圧倒し完全優勝を飾るが、二人が番組エンディングで放った衝撃の一言で会場は阿鼻叫喚となる── ──────㉔ True End 「……」 「おもんないねん  大体な、わかってまうねん。上におっても、どこにおっても  なんか……予想通りになって、色んなことが  ないねん、あ

      • とおまど、M-1に出る。 最終決戦編

        総目次 前話(決勝編) あらすじ 遂にM-1グランプリ2023決勝ファーストに臨む浅倉と樋口。新たなるスター誕生の機運で最高潮の盛り上がりを見せる大会にて、互いの絆を確かめ合った両者はアイドルとしての『思い出』を軸としたネタで勝負をかける。そして臨界に達したネタはステージ上で『爆発』する── ──────㉑ 振り返り 「────イエー」 「ふふ」 「んー  いい感じ、めっちゃ」  ネタを終えて上手側セット裏にハケた私たちは、互いの顔を見合わせてだらしなく笑った。絢

        • とおまど、M-1に出る。 決勝編

          総目次 前話(決勝前コミュ編) あらすじ 準決勝を制して会見の壇上に立ち、世間の注目と期待を恣にした浅倉と樋口。しかし『相方を信頼していない』と西城から看破された樋口は芯を食った指摘に逆上する。それをきっかけに樋口は自身のスタンスを見つめ直し、浅倉と共に『あるべきかたち』を追究していく決意を固める── ──────⑲ 爆発するかも 《爆発したい  粉々になりたい  散らばりたい》 《会場  を  吹き飛ばす  火》 『今夜  新たな笑いが  刻まれる』 ────(

        (完結)とおまど、M-1に出る。 ひなザーストーリー編

          とおまど、M-1に出る。 決勝前コミュ編

          総目次 前話(準決勝編) あらすじ 演劇レッスンメニューを参照したハードな特訓で心身を鍛えた浅倉と樋口。準々決勝以降目覚ましい成長を遂げた浅倉を心強く思う樋口だったが、準決勝の舞台ではネタの煩雑さや客の重さに起因する『スベり』を経験。樋口は挽回のため猛然とアドリブを繰り出し、そして覚醒する── ──────⑯ とおまど、記者会見に出る。 『皆さん、準決勝お疲れ様でした』  21時00分、張り詰めた静寂をアナウンスの声が破った。ホールに集められた芸人たちは息を呑んで背筋

          とおまど、M-1に出る。 決勝前コミュ編

          とおまど、M-1に出る。 準決勝編

          総目次 前話(シーズン4編) あらすじ ノクチル一同で『カードメソッド』に基づくネタ制作に臨んだ結果、奔放な面々が提案するシュールな『思い出』によって奇矯なコント漫才が完成する。懸念が晴れ希望を胸にする樋口だったが、幼なじみの羽ばたきと自身の醜い内面に向き合うこととなった彼女は動揺する── ──────⑭ ハシルウマ 「──  今の通知って、結果?」 「……あ、ああ──」 「あー  ダメだったんだ」 「──い、いや……! じゃなくて!  通過だ、『M-1準

          とおまど、M-1に出る。 準決勝編

          とおまど、M-1に出る。 シーズン4編

          総目次 前話(シーズン3編) あらすじ 3回戦に向け堅実な『システム漫才』を指南する園田。スパルタ的な大喜利や『思い出』を介する未知のネタ構築法に面食らう樋口だったが、自身のキャラと合致するツッコミの導出や相方の制御を両立する方法論に納得していく。ただ樋口は『勝てるネタ』に一抹の不安を覚える── ──────⑫ 思い出アピール 「透、円香……!  通過だ! 三次審査も通ったぞ!」 「え……  うそ」 「通過したんですか」 「ああ! 嘘ついても仕方ないだろ!  『M

          とおまど、M-1に出る。 シーズン4編

          とおまど、M-1に出る。 シーズン3編

          総目次 前話(シーズン2編) あらすじ 浅倉の制御不能性に懲りた樋口は、283バラエティ三銃士として紹介された三峰、園田、七草にネタ制作の助言を乞う。『笑いの理論』に精通する三峰の金言と自身のキャラから乖離したポップなネタに戸惑いつつ、舞台上の樋口は台本へと仕組まれた思わぬサプライズに気付く── ──────⑩ メモリアルピース 「二次審査も通過だ……! おめでとう」 「そうですか」 「あ、そうなんだ  ありがと」 「──もうちょっと喜んでもいいんじゃないか?  

          とおまど、M-1に出る。 シーズン3編

          とおまど、M-1に出る。 シーズン2編

          総目次 前話(シーズン1編) あらすじ M-1予選1回戦の会場を勘違いして大阪に行ってしまった浅倉。福丸の機転による『リモート漫才』で出番をやり過ごすが結果はあえなく落選。超高倍率の終盤日程で再エントリーしたものの、樋口は浅倉の予測不可能で無軌道なアドリブに翻弄されてしまう── ──────⑦ ノウハウ継承 「283バラエティ三銃士を連れてきたぞ!」 「バラエティ三銃士……?」  は? ふざけているんですか?  ……あなたは、割と偉そうな肩書きだったと思いますが、死

          とおまど、M-1に出る。 シーズン2編

          とおまど、M-1に出る。 シーズン1編

          総目次 前話(エントリー編) あらすじ  生放送中のふとした悪ノリでM-1に出る羽目になった浅倉と樋口。番組制作陣の陰謀と世論の熱い期待に退路を失くした樋口は嫌々ながらエントリーを決意する。しかし樋口は用紙記入の際、思いがけず発生した浅倉との即興的な掛け合いに『偶発の煌めき』を見出す── ──────④ Landing Point  晩夏というには些か暑すぎる08月17日午前、浴衣に身を包んだ私は女性誌のモデル仕事をこなす。  誌面を飾るのはキャンペーン事業『日本橋キモ

          とおまど、M-1に出る。 シーズン1編

          とおまど、M-1に出る。 エントリー編

          総目次 ──────① とおまど、M-1に出る。 「嫌です」 (────────………………) 「ぜひ、浅倉さんと一緒に!  どうでしょうか……!」 (ぅぐおあああぁ………………………………) 「え?  あー……」 (ああ、願わくは────) 「……イエス」 (あーーーー、いやもういい、もういい ないないないない) 「いい!」 「いいねぇ!」 「いい!!」 「そういうの  ……本当、結構です」 (あああぁ………) 「あは〜  なんか楽しそう〜!」

          とおまど、M-1に出る。 エントリー編

          とおまど、M-1に出る。 【総目次】

          シャニマス二次創作小説『とおまど、M-1に出る。』を書きました。 浅倉透と樋口円香が“ガチ”で若手漫才師の頂点を目指す、ソウルフル・本格漫才・ドキュメント!! * * * 総目次 (全11編) エントリー編 ──────① とおまど、M-1に出る。 ──────② CATASTROPHE ──────③ エントリーチケット ──────● ピックアップコンテンツ(0) シーズン1(予選1回戦)編 ──────④ Landing Point ──────⑤ とおまど、1回

          とおまど、M-1に出る。 【総目次】

          SHINY COMPLEX ORIGAMI

          pixiv, twitterに「THE iDOLM@STER SHINY COLORS」の二次創作を投稿しました。 https://www.pixiv.net/artworks/92833917 本作は、「THE iDOLM@STER SHINY COLORS」作中に登場する特定のカード(「ふれんど日和 杜野凛世」、「デコって!ハッピークッキー 小宮果穂」、「ジャンプ!スタッグ!! 芹沢あさひ」)の輪郭トレース・模写のほか、実在する書籍の表紙・ページ、実在するスーパーコン

          SHINY COMPLEX ORIGAMI

          踊る大283線【制作ノート】

          ラインマーカー凡例 赤線:コミュ原文から抜き出した文章 紫線:楽曲歌詞原文から抜き出した文章 黄線:コミュなどを参照した文章 青線:ゲームシステムを参照した文章 緑線:総合的に考察される設定 踊る大283線 まみみ編踊る大283線 捜査編踊る大283線 事件編踊る大283線 解決編踊る大283線 プロデューサー編出典一覧田中摩美々 トリッキーナイト アイドルイベント 田中摩美々 摩的・アンチテーゼ アイドルイベント 田中摩美々 パープル・ミラージュ アイドルイベント 田中摩

          踊る大283線【制作ノート】

          踊る大283線 プロデューサー編(5/5・完結)

          ──────⑬ 天井社長からの宿題 シーズン2 残り8週 (病院に入院して数ヶ月…… いよいよ俺が、退院する時がきた ずっと焦がれた仕事をようやく再開できるんだ、これから精一杯頑張るぞ!)  懸念されていた頭部外傷による亜急性期の後遺症は顕在化せず、丸々シーズン1くらいの期間を経て退院することができた。仮に俺が担当アイドルだとして、W.I.N.G.でシーズン目一杯休んだら、Fランク認定されて次のシーズンを迎えられないぐらいの時間間隔なんだよな。 「おはようございま

          踊る大283線 プロデューサー編(5/5・完結)

          踊る大283線 解決編(4/5)

          ──────⑩ まみみ捜査ファイルその1──────  犯人は、あの日偽りの検問を仕掛けてきた2人組。ひとりは記者役として私たちに接触し、もうひとりはその裏で盗難の実行役を担った。 『言いがかりはよしてください 偶然ですよ、偶然──』  私の証言が決め手となり、程なく記者役の犯人も逮捕されたとのことだ。  実力と知名度に反して、283プロダクションは実務面においてプロデューサー一人に頼りきりな運営状況だ。営業の顔として健気に奔走し孤軍奮闘するプロデューサーの姿は、業

          踊る大283線 解決編(4/5)