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ADHD黒い先生と会話しました the VTuber with ADHD

昨晩(16日)、旧Twitterをみていたら、見慣れないXスペースが立っていた。ホストは大人気有名発達障害VTuberの黒井先生であった。VTuberなので、原則としてYouTubeで見かけるか、もしくはXの投稿をみかけるぐらいで、あまりスペースに現れることはなかったように記憶している。

さて、そのXスペースにリスナーとして入ってみると、ホストがミュートになっていて、いわゆる「開場待ち」のBGMが流れている(例えばYouTubeでも指定した時刻に始まる放送動画だと、始まる前はカウントダウンと共にBGMが流れる。あのようなものだ)。なぜVTuberの黒井先生がXスペースを始めたのかはわからなかったが、おそらくこの後決まった時刻なりタイミングでミュートが解かれ、黒井先生のトークが始まるのだろうと予想して、しばらく別の作業をしながらそのBGMを聞き流していた。

数十分ほど経過したような気がする。ミュートが解かれてさあやっと本番が始まるのかなと思ったのだが、どうも狼狽(ろうばい)されている。どうやら自分がミュートしていることに気がつかずずっとしゃべってしまっていたようだ。私もその動揺した様子にスピーカーリクエストボタンを押してしまっていた。というのも、そもそもXスペースの挙動に通じていないようだったから、リスナーからどのように聞こえていたか一言報告しておいた方がいいかもしれないと思ったからだ(もちろんそれが私である必要はないけれども、リクエスト許可するかどうかはまったく相手=ホスト次第である)。

リクエストしたのは私だけではなかったようだが、スピーカーリクエストが来ること自体にも慣れていないらしく、どうしたらいいかと迷っておられたが、しばらくするとほぼ絡みの無い1フォロワーである私をスピーカーにあげてくれた。

あいさつして、Xスペースはこういう挙動で、リスナーからはこう聞こえていたんですよとお伝えすると、今日は生配信が不調だったため、急遽(きゅうきょ)Xスペースでの配信にトライすることにしたのだそうだ。「どこにコメントしたらいいの?」とたずねられたのだが、Xスペースでコメントを伸ばせるところはリプライ欄しかないから、やはりYouTube生配信とは具合が違いますよとお答えした。

また、ご自身=黒井先生のYouTubeをみているかとたずねられたので、実際、たまに動画を拝見する程度だとは申し上げた。例えば、このようなクレームが来たとか、ADHDに由来するこれこれの特性や結果によく直面するといった動画郡である。私自身、スピーカーにあげてくれるとは思っていなかったので既に驚いていたが、それはやはり個人VTuberとしてテーマをもったかたちで継続されていることにリスペクトがあるからである。それについて申し上げたのは、私が別途よくみていた企業VTuberが他の所属メンバーのトラブルをきっかけに活動を止めてしまった事例をみたことがあるから、やはり職業でやっているVTuberは釈然としない理由で辞めてしまう一方、個人のVTuberはそういうことはなさそうだというのがある(もちろん永遠に同じVTuberを継続することは個人でもできないだろうが、それはそれで組織のしがらみとは違った事情になるだろうし、契約などもないのだから、説明しやすいだろう)。

以前から想像していたことだが、この機会におたずねしたのは、「ADHDと言いながらVTuberを継続できるというのは矛盾しているのではないか? ADHDというのはウソなのではないか?」という文句が来ないですかということ。やはり定番の文句であったらしくかなりの数が来るそうだ。なぜそれがわかるのかと黒井先生から反問されたが、「それは……発達障害に興味がある発達障害者なら誰でもわかりますよ……」と答えておいた。

私としてはアイドル産業という搾取的な要素もあるVTuberという産業には批判的な目線もあるのだが、黒井先生は発達障害がどのようなものであるか、そのリアルな部分を暴露・啓発してくださっている貴重な存在でもあるので、今の線でがんばって続けてほしいと勝手ながら願っている。

(1,716字、2024.04.17)

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