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テレビショッピングから学ぶ成果を出す文章の書き方:書籍学習

文章を書くにあたって、何かしらの成果を出したい方は多いはずです。

たとえば、Webライターであれば高単価の継続案件を獲得すること、ブロガーであれば安定したアフィリエイト報酬を発生させること、note利用者であれば有料記事を購入してもらうことなどが挙げられるでしょうか。

自分では良い文章を書けたと思っても、成果につながるとは限りません。結果が出なければ、記事を書くモチベーションが下がることもあります。

文章を書くことに挫折しないためにも、成果を出す書き方を学んでおくのが望ましいでしょう。

今回は、テレビショッピングで有名な「ジャパネットたかた」の創業者が執筆した書籍をもとに、成果を出す文章の書き方を学習します。

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「伝えることから始めよう」の概要

まずは、「伝えることから始めよう」の著者情報と内容についてご紹介します。

著者情報

著者はジャパネットたかた創業者の髙田明 氏。
1948年、長崎県平戸市に生まれる。
大阪経済大学卒業後、阪村機械製作所に入社。
入社2年目からヨーロッパに駐在して機械営業の通訳に携わる。
74年には平戸にUターンして父親が経営する「カメラのたかた」に入社。
観光写真撮影販売から事業を拡大していく。
86年には分離独立して株式会社たかたを設立。代表取締役に就任した。
90年からラジオショッピング、94年にはテレビショッピングに参入し、通信販売事業を本格化する。
99年には社名をジャパネットたかたに変更。
2013年に過去最高益更新の目標を掲げ、テレビに代わる商材の発掘や、東京オフィスの開設などが奏功し、目標を達成した。
2015年1月、社長の座を長男に譲り退任する。

内容

父が経営していたカメラ店に入店したことや、ラジオショッピングを始めたことなどを含めて、髙田 氏がどのように生きてきたかが記されています。

「伝えたつもり」で終わってしまったら、商品を買っていただくことはできない。

引用:伝えることから始めよう p4

ラジオ・テレビショッピングを通して獲得した知見から、商品を売るために必要な伝わるコミュニケーションについても解説しています。

モノを紹介するときには、こちらが思っている商品の良さと、相手にとっての価値とを一致させなければならないと私は考えています。そこにズレがあったとしたら、相手の立場になって考えて、そのズレを修正していくことで、伝わるコミュニケーションは成立するのだと思います。

引用:伝えることから始めよう p167

商品を売るために試行錯誤してきた著者の考え方をありのままに知ることができます。Webライティングで成果を出す方法を知るのにも参考になる内容です。

成果を出す文章の書き方

「伝えることから始めよう」の内容をもとに、成果を出す文章の書き方を解説します。

情熱を持って書く

テレビショッピングでも、視聴者は情熱を持った人が語っているかどうかを見ていると思います。演技でいくら取り繕っても、その人が本当に伝えたい情熱を持っているかどうかは見えてしまうんです。

引用:伝えることから始めよう p133

やる気のない店員に商品を説明されても、商品を購入したあとの感動までは伝わってきません。

それと同じでWebライティングでも、読者のために情熱を持って執筆しなければ、商品の購入やサービスの利用につながりにくくなる恐れがあります。

Webライティングで成果を出したいのであれば、本当に伝えたい情熱を持っているか自分と向き合うことが重要です。

「自分が過去に苦労した経験で読者の役に立ちたい」「便利な製品を見つけた感動を誰かと分かち合いたい」など、情熱の種類はさまざまありますよね。

自分で言うと恥ずかしいですが、私自身はnoteで記事を書くにあたって、Webライティングをテーマとした価値のある記事をトコトン創作したいという情熱や、文章を書くことで人生を前進させた経験で少しでも読者の役に立ちたいという情熱を持っています。

皆さんも、自分に秘められた情熱を棚卸ししてから、目の前の文章を執筆してみてはいかがでしょう。

面白さを意識して書く

テレビを見た人が、「ああ、これはモノを売ろうとしているんだな」と感じてしまうと、それだけで敬遠されてしまいます。大切なのは、テレビを見ている人に番組自体が「楽しい」「面白い」と感じていただけることだと思います。

引用:伝えることから始めよう p152

商品についてわかりやすく説明できたとしても、ビジネス感が伝わってしまうと敬遠されてしまうとのことです。

Webライティングで成果を出すには、ブログ収益や有料販売、資料請求など、ビジネスを意識した文章を書く必要があります。

その点、ビジネス感を拭い去るためには、純粋に面白いと感じてもらえる記事を書くことが大切です。

ちなみに今回執筆した本記事では、テレビショッピングとWebライティングのテーマを掛け合わせることで、独自の面白さを出せればと考えました。

面白さの出し方は人それぞれです。自分なりのアイデアをひねり出してみましょう。

埋もれている情報を書く

長崎がアナゴと鯛で日本一だってご存知ですか? それも知られていないんですよ。そこが地方創生の難しさだと思うんです。素晴らしいものは日本中にあるのに、伝わってないだけじゃないかと思います。

引用:伝えることから始めよう p203

仕事でWebライティングの前に競合調査をすると、便利な商品・サービス、役立つ情報があるのに、競合サイトが紹介しきれていない場合があります。

競合が見落としている有益な情報を記事に含めれば、競合よりも読者のニーズを満たせる価値の高い文章を作成できるでしょう。

Webライターの案件でも、発注者から競合にはない内容を盛り込むように指示されることがあり、うまくいくと検索結果で上位表示されるケースも珍しくありません。

仕事で記事を作成するときは、有益な情報を見落としていないか、深くリサーチしてみましょう。

新しい変化を意識して書く

数字が落ちたら、飽きられた証拠と自分に言い聞かせ、紹介の仕方を考え直し続けてきました。テレビショッピングを長くやってきましたが、ときどき意識して突拍子もないことをやるようにしていました。生放送で突然、カメラに寄っていったり、「ちょっと待ってくださいね」と言ったまま、3秒間画面から消えてしまったり……。

引用:伝えることから始めよう p192~p193

Webライティング大学校ではたくさんのコーナーを立ち上げています。しかし、初回に人気があったコーナーでも、2回目以降に「スキ」の数が減ってしまうことが多い印象です。

同じ書き方を繰り返すと飽きられてしまうのは、私の実感としても正しいように感じています。

成果の指標はさまざまだと思いますが、もし執筆した記事の成果が減っていることを確認できる場合は、新しい変化を意識して記事を書いてみましょう。

私自身も可能な限り、noteで新企画を立ち上げてみたいと思います。

まとめ

ジャパネットたかたの創業者が執筆した書籍をもとに、成果を出す文章の書き方を学習しました。

成果を出す文章の書き方について、何かしらのヒントが得られたのではないでしょうか。

ローマは一日にしてならず、ですもんね。でも、今を生きていれば、一段一段でも階段を上がっていけるのが人生ですよ。

引用:伝えることから始めよう p26

成果は粘り強い継続によって得られるという性質もありますよね。著者も、少しずつ成果を追い求める視点を持っていると分かります。

結論として、成果を出す文章の書き方について試行錯誤していきながら、焦らず文章を書き続けていくことが最も重要なのではないでしょうか。

引き続き、書籍をもとに文章の書き方について学習する記事を書いていきます。今後ともWebライティング大学校を何卒よろしくお願いいたします!




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