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『項羽と劉邦』執筆日記

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ずっと夢だった『項羽と劉邦』の小説を書こうと思います。執筆する上で感じたことなどをこちらにまとめていきます。
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2018年6月の記事一覧

『項羽と劉邦』の具体的な連載計画

数ヶ月前から資料を集めて毎日コツコツ勉強して、今週から書き始めた『項羽と劉邦』のお話。

こうして電子書籍を販売することに慣れて、毎月何冊か本を出せるようになった今、ただ「一つのお話を最初から最後まで書いて出しました」っていうのもつまらないと思い。

この鈴木詩織バージョン「項羽と劉邦」はkindleストアにて月刊で連載していきます。

毎月15日に販売告知をします。

月刊『Chocolate』

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最初の一文字の緊張

最初の一文字の緊張

数年前は「小説家になりたい」と言い、最近では自らの職業をためらいながらではあるものの意識して「作家です」と答えるようにしています。一応今は「なりたい」から「なった」という状態だと自分では思っていたりはする。

何を以って「作家」と呼ぶかは人によって異なるから、ああだこうだ言ってくる人もいそうだけど、そこはやったもん勝ち。私のやってることにそもそも興味もない他人にああだこうだと言われる筋合いはない。

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「夢を叶えた」の定義

「夢を叶えた」の定義

そもそも「夢を叶えた」ってどんな状態なのでしょうか。

私はもともと小説家になりたいと思っていました。自分の『三国志』を書くのが夢でした。「項羽と劉邦」の物語を書くのも夢でした。

今のご時世、書いた作品を世に出すことなんて超簡単です。書いてしまえば出す場所なんてどこにでもある。値段だってつけれちゃう。

ということは、この恵まれた時世の中で「世に出す機会がありませんでした」は甘えでしかなく。

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