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海砂糖 #シロクマ文芸部 【詩のようなもの】【今日の短歌】


海砂糖はるか彼方の海の水とろりと甘い砂糖のように

海砂糖
はるか彼方の
海の水
とろりと甘い
砂糖のように

その水を
煮詰めて出来る
海砂糖
抵抗できぬ
甘い誘惑

たくさんの
旅人たちの
エルドラド
誘惑の地は
どこにあるのか

幾日も
ただ海上を
彷徨って
ようやく着いた
地図にない島

濃密な
甘い香りを
漂わせ
近づいてくる
島の住人

この海を
一口飲んで
みませんか?
きっと貴方の
お気に召すはず

その水を
飲んでしまった
人たちは
もう帰れない
すっかり虜

旅人は
戻ってこない
誰一人
伝説となる
海砂糖


こんにちは。羽根宮です。
小牧幸助さんの「シロクマ文芸部」に参加しました。
お題は「海砂糖」から始まる小説・詩歌です。

海砂糖。今回も素敵なお題ですね。
最初は海の水から出来る金平糖とか氷砂糖を思い浮かべたのですが、結局は甘い海の水を求める旅人たちの話になりました。
ファンタジーや冒険譚、好きです。

いつまでこのスタイルで書けるかしら。
どうしても無理になったらショートショートにします。
でも、できるだけ31音を連ねたいなと思っています。

今週は、普段参加しているたらはかにさんの「毎週ショートショートnote」のお題が「塩人」で、シロクマ文芸部さんが「海砂糖」
砂糖と塩の週になりました。

皆さんは甘いものと塩辛いもの、どちらがお好きでしょうか?

書き終えたので、他の皆さんの作品を見に行こうと思います。
読んで下さってありがとうございました。
羽根宮でした。


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