導入事例:AJ・Flat株式会社 様
2008年の創業より「価値を創造し、社会で必要とされる企業へ」を掲げ、ICTソリューションを提供してきたAJ・Flat株式会社。組織に関わる全ての社員が顧客の課題解決への最適解を追求する「顧客起点」を持ち、システム開発会社として顧客への価値創造を追求している。また、エンジニアファーストの考えの元、顧客・エンジニア・会社の価値向上に向けて、エンジニアの教育にも注力している。
システムインテグレーション・エンジニアリングソリューションの2つの事業を展開しており、クラウド・BIソリューションやデータの利活用などの領域で好評を得ている。今後は、カーエレクトロニクス分野をさらに強化するとともに、新しい分野にも力を入れていく。
(コーポレートサイト:https://ajflat.co.jp/)
目的|Goal
業界未経験である若手社員向けの「エンジニア教育ツール」として導入。
課題|Issue
社員の自主性を重視し、「外部教育カリキュラム一覧表」を定期的に案内していたが、なかなか利用率が上がらなかった。
読書や動画視聴などのインプットだけではわかった気になるが身に付かず、途中で学習を辞めてしまっていた。
社員の自己研鑽による学習状況が把握しづらい。
結果|Result
エンジニアの基本的なコードをハンズオン形式で自分で書いて学べるため、若手社員にとって取り組みやすく、やる気のある社員は皆受講完了した。
会社が大切にしている考え方などを伝えるだけでは腹落ちできていなかったが、Workschool上で受講して、自分で問題を解くことで理解が進み腹落ちしてもらえた。
積極的に取り組んでいる社員は、お客様からいただく評価も向上している。
Q.Workschool導入の背景・感じられていた課題を教えてください。
IT業界未経験である若手社員向けの「エンジニア教育ツール」としてWorkschoolを導入しました。
導入する前も、元々e-learningや外部教育ツールは会社として用意していました。AJ・Flatとしては、会社側からこれを受けなさいというスタンスではなく、自分で考える自主性を重んじていて、若手社員に「外部教育カリキュラム一覧表」を定期的に案内したり、募集をかけていたんです。ただなかなか利用率が上がらなくて。
多分若手からしてみれば、この何十個もあるカリキュラム一覧表を渡されて「どうぞやってね」と言われても、自分に必要なものがどれかわからず、戸惑ったんだろうなと思います。
また本を買って読んだり、動画を見るなどのインプットをしている人もいたんですが、なんとなくわかった気になって結局身につかない。動画を見ていても実際に手を動かすことがないので、途中で飽きてしまうような感じが見受けられたり、長続きしなかったんです。加えて、社員の自己研鑽による学習状況も把握しづらい。
これらの課題をどうにかしたいなと思っていた時に、良いツールがあるよとWorkschoolを紹介してもらいました。
Q.実際にWorkschoolを導入して、どうでしたか。
Workschoolはエンジニアの基本的なコードなどをハンズオン形式で自分で書いて学べるので、若手社員には取り組みやすいと感じています。インプットだけじゃなく、自分で書くというアウトプットができ、採点までされるのが良いですね。やる気のある社員は皆受講完了しています。
またエンジニア系のコース以外にもコンテンツがあるんですが、会社が大切にしている考え方など、伝えるだけでは腹落ちできていなかったものが、Workschool上で受講して自分で問題を解くことで理解が進んだようで腹落ちしてもらえました。
例えば社会人基礎力のコンテンツ。弊社も全社会議で社会人基礎力の重要性を伝えているんですが、Workschoolを受講した社員から「社会人基礎力のコース、全社員受けたほうがいい!」なんて声も挙がりました。
積極的に取り組んでいる社員は、お客様からいただく評価も上がっているんです。社員の受講前後と比較しても、積極的に受けていない社員と比較してもその差は明らかだなと思います。
Workschoolは受講者の進捗がわかりやすいのが良いですね。取り組んで終わったんだなとか、進みは悪いけど頑張って受けてるんだなというのがわかりやすく、管理しやすいです。受講履歴はダウンロードできるので、手元で色々分析したりしてます。
Q.Workschoolの活用方法を教えてください。
前述の通り、IT業界未経験の若手社員向けに導入しているので、未経験若手には全員受講としています。弊社には客先常駐の業務があるんですが、エンジニアファーストを大切にしているので、未経験や初めての配属先でも安心してもらえるように手厚くフォローしています。プロジェクトに配属が決まった社員には配属前に、中途入社が決まった内定者には入社前からWorkschoolを案内しています。
業務で必要となるPHPやC言語を学んだり、常駐先のお客様から指摘を頂いた社員が、その領域の理解を深めるために受講していたり、各自のタイミングで受講しています。通勤電車の中でスマホで受けている人もいます。※
また他にも、Workschoolでは自社オリジナルのコースも作ることができるので、システム開発におけるQCDの概要となどを学習できる「QCD研修」コース、一般的なメール・インターネット利用や情報セキュリティールール・SES業態における留意事項を学習できる「情報セキュリティ教育」を作成して、受講させました。
今後、教育カリキュラムを充実させて走らせる予定で、帰社日は研修ルームに集まり、全員一緒にWorkschoolで学ぶ時間を設けようかなと思っています。新人や長く務めている社員も、意外と自社の歴史を知らなかったり、大切にしている考えを改めて思い出したりする機会が少なかったりするので、それをいつでも見られる自社コンテンツとして作ろうと考えています。
※WorkschoolのプログラミングコースはWeb版での受講を推奨しております
Q.最後に、Workschoolに対する今後の期待やメッセージをお願いします。
C言語のコースの採点が厳しい、模範解答だけじゃわからないと受講者から言われたことがあります。真剣に受けてくれていると思うので、そのあたりがわかりやすくなると良いなと思います。
また、受講者をグループ単位で管理できるんですが、特定グループの社員にWorkschoolからメールを送れる機能があると管理側の工数削減につながるので嬉しいなと思います。
今後は、カーエレクトロニクス分野をさらに強化するとともに、新しい分野にも力を入れていくので、そのために必要となるエンジニアの専門知識をWorkschoolでどんどん学んで、顧客に還元できたらと思っています。教育カリキュラムも充実させていくので、Workschoolもどんどんアップデートしていってもらえると嬉しいです。
プロフィール
大山 徹さん
システム開発部 課長
30年ほど営業・開発・請負など幅広い経験を積み、2018年にAJ・Flat株式会社に入社。1年ほど生産管理システムの維持・保守・改善など客先常駐の業務を経験し、2019年7月より現職。現在も週1日は顧客業務、週4日は社内業務を担っており、メンバーの教育研修を企画・実施するなど開発部を牽引している。
各企業のオリジナル学習教材でオンライン研修を実現するe-Learningシステム(LMS)
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