見出し画像

自分と向き合って正しく生きる

心をラクにするワークライフハック

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

今回の内容

以下の記事を読み、『不正』について少し考えさせられました。

あんまり深く考えたことがなかった『不正』ですが、心理的発生要因を考えると、『動機・プレッシャー』『機会の認識』『姿勢・正当化』の3要素が全て揃った時に不正を起こすというのは、僕のこれまでの経験的にも「確かになぁ」と思いました。

不正についての理論では、米国の組織犯罪研究者ドナルド・R・クレッシーが提唱した理論をもとにW・スティーブ・アルブレヒトが体系化した「不正のトライアングル理論」が最も有名。(上記の記事より引用)

①動機・プレッシャー
「動機」とは、本人が不正を働くための動機。

・借金などの金銭的な問題、欲求を抱えている。
・会社からノルマやプレッシャーを与えられている。
・業務上のミスの隠蔽。失敗を隠したい。
※不正行為者の不正実行の動機は経済的要因が多いと言われており、これは不正の中で最も多く発生している『横領』の主な動機が経済的要因であるためと考えられる。
-----------
②機会
「機会」とは、内部統制や監視が機能していないことや、内部統制や監視を無視できる立場にあることで不正の実行が可能な状況にあることを指す。

・内部統制が機能しておらず、例えば経費申請などが十分に精査されないまま承認されている。
・業務が属人化しており、他の社員に業務把握されていない(不正が起きても誰も気が付かない)。
・社内立場上、内部統制の枠外にいる。ルールの適応外にあるポジションにいる。
-----------
③姿勢・正当化
「姿勢・正当化」とは、倫理感の欠如や、行動が適切であると正当化する姿勢など、不正への抵抗が低い心理状態であることを指す。

・やらなければ会社が倒産してしまう。組織にとって必要なことである。
・借りるだけであって、いずれ返すので大丈夫。
・自分はもっと評価され報酬をもらうべき。それをしない会社が悪い。
・他にも似たようなことをしている人がいるから自分も少しくらいいいだろう。

(上記の記事より引用)

正しい正しくないというのは、人によって基準が違います(基準が同じだと思って人間関係を構築しようとしたら、多くの場合で期待が裏切られ、相手を信頼できなくなってしまいます)。

ただ、「人として正しい」「人として正しくあらず」というのは、「法や道義に反するかどうか?」という判断として、ある程度は共通の認識を持つことはできると思います。

働く人にとっては『コンプライアンス(法令遵守)』という言葉が身近にあります(企業内教育の項目として注力している企業も多いはず)。

ただし、正しいのか正しくないのかを頭で理解していても、不正をする人が出てくるわけです。

それはなぜなのか・・・

上記の記事にもある通り、以下の3つの要素が揃ってしまって、不正を起こすという結果になってしまう。

『動機・プレッシャー』
『機会の認識』
『姿勢・正当化』

「起こしてはいけないけど起こしてしまう」というのは、外的な要因もあるはずです。

特に、個人にかかるプレッシャーや責任というのは、組織的に改善できることもたくさんあります。

僕としては、「相談できなかった」とか「正しく判断ができなかった」という声を聞いたことがあるので、組織内の心理的安全性や信頼関係の情勢が非常に大切な要素なんだろうと感じています。

一方で、個人でやれることもあります。

個人視点では、自立心や自律心の確立が重要だと思っています。

「自分と向き合う」という言葉を使って、何度も発信をしていますが、それが難しかったりするわけです。

誰かのことなら考えられるし言語化できるけど、自分のことになると考えられなくなり、言語化もままならなくなる・・・そんな人と多く出会ってきました。

『動機・プレッシャー』『機会の認識』『姿勢・正当化』という3つの要素は全て、自分との向き合いが非常に重要です。

自分で自分に問いを立てて、その問いに対して自分で自分なりの答えを導き、行動に移していくんです。

人の言動の9割が無意識だと言われていますけど、無意識を意識することで、意識的な言動を増やすんです。

それは、「なぜそれを言ったの?」「なぜそれをやったの?」と問われた時に、自分なりの説明をできるようになるということです。

「自分で考えて行動する」というのも、教育現場(学校でも企業でも)ではよく聞きます。

僕もよく言われてきました。

でも、それが浸透してするためには、「考える機会があるのか?」「考えて行動する機会があるのか?」という前提に立ち返らないといけません。

自分で自分の行動に責任を持つということは、自分で考えて行動して、「その行動をなぜ起こしたのか?」ということを説明できなければなりません。

そのためには、繰り返しますが、自分と向き合っていかないといけません。

自分と向き合って、正しく生きましょう。

「たくましく生きよう」
「思いやりをもとう」
「すすんで学ぼう」

とある小学校のスローガンです。

子供達だけじゃなくて、全ての大人達もこれを掲げてみましょう。

大人達が率先して意識して行動していけば、それを見た子供達が真似をして、進んで学び、思いやりを持って、たくましく生きるようになります。

全ての人が自分と向き合い、前を向いて自分の人生を歩み、正しく生きられるようになったら、世の中は明るくなるはずです。

心をラクにするキッカケ

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。
※少しでも多くの人に『心をラクにするキッカケ』を得てほしいと思っているので、毎日noteを更新しています。

日々、Xでもつぶやいていますので、こちらも覗いていただけると嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?