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まだ間に合う

心をラクにするワークライフハック

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

今回の内容

オススメを受けて、『まだ間に合う 元駐米大使の置き土産』を読みました。

「まず自分の将来を考えなさい」
「いま話題のことだけでなく社会の枠組みに関する勉強をするといい」
「組織に入ったら日々の積み重ねが肝心だ」
「いまからやれば間に合うよ」

引用:まだ間に合う(元駐米大使の置き土産)
藤崎一郎

「藤崎さんのこれまでの功績を知る」という内容ではなくて、これまでやってきた仕事を通して、どのような仕事観や人生観が育まれてきたのかを知ることができる内容になっています。

上記の4つのメッセージは、本の巻末に記されたメッセージの抜粋ですが、藤崎さんの人生を通して、なぜこれらのことが大切なのかを知ることができます。

「まず自分の将来を考えなさい」
「いま話題のことだけでなく社会の枠組みに関する勉強をするといい」
「組織に入ったら日々の積み重ねが肝心だ」
「いまからやれば間に合うよ」

という4つのメッセージは、言葉を変えて『キャリア自立』と『キャリア自律』というテーマで語られることが多いですし、いろんな業界で成果を出しているいろんな人が、共通して話していることでもあります(僕自身も、研修やマネジメントのシーン、1on1を通して伝えていることでもあります)。

この4つのメッセージを自分事にして、日々に取り込んでみましょう。

環境や役割が変わらなくても、自身のスタンスを変化させることで、仕事への向き合い方が変わるはず。

自分がここで頑張っている理由を明らかにしたら、次にやるのは『与えられた役割の中でやるべきことをやり切ること』であり、その過程として『社会全体に目を向けて幅広く学ぶこと』です。

世の中は知らないことで溢れています。

知っていることが増えたり社会の枠組みを知れば知るほど、知識の活用シーンが広がります。

点が線になり、線が面になり、面が立体になっていきます。

その大切さを、自身の体験から紐解いている本でした。

この本を読んでいて、「組織から与えられている役割に自分を縛りつけていませんか?」という問いを自社の社員に立てたくなったので、社内報に書いてみました。

組織から与えられている役割を果たすことは、組織の一員としてとても大切なことです。

その前提がなければ、評価者から評価されることもありませんし、組織の中で信頼を積み重ねることもできません。

ただ、「それは自分の役割なのでやっています、言われたのでやってます」「それは自分の役割ではないのでやりません、言われてないのでやってません」というスタンスでは、いざという時に「これを任せたい」と思われる存在になれません。

これは、積極的な人と主体的な人の違いです。

「役割を与えられたのでやってます」という人は積極的な人で、「自分がこの組織にいる意味から逆算して、組織から役割を与えられているわけじゃないけど、自分で必要性を見出して自分で自分に役割を与えて動いています」という人は主体的な人です。

積極的な人は多くても主体的な人は極めて少ないです(どの組織でも)。

だから、組織から与えられている役割に縛られないでください。

必要な役割は自分で自分に与えてください。

自分の将来のために、やれることはまだあるはず。

環境とか周囲の人とか
時代とか価値観とか関係ない
やるやつはやるし
やらないやつはやらない

(矢沢永吉さんがこのようなことを言ってます)

とあるウェビナーでこんな話がありました。

要するに、「最近の若者は・・・」っていうのは、いつの時代にも言ってる人がいるということ。

最近の若者は....
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「最近の若者は、とくに組織からの離脱傾向が強いと一般にいわれるが...」
(就職希望ランキング 男子学生の1位公務員女子学生の2位も公務員)
★1974年 週刊労働ニュース
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「最近の若者は他人がどうしようと関心がない、朝出社して上司が挨拶をしても知らん顔」
★1977年 日経ビジネス
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「最近の若者はそつはないが妙にさめていたり、マイペースだったり」
★1986年3月23日日本経済新聞
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「最近の若者は自分の念を大切にしたいと考える一方、『他人が自分をどう見ているか』という”他人の目”を気にし、他人への気配りにも神経を使っている。また、『将来のための努力』より『毎日の生活』を楽しみ、安定志向が強く、親友とも適度に距離を置いてつき合っている」
★1986年9月28日 東京読売新聞
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新人研修「指示待ち世代」の難しさ
★1993年4月17日 毎日新聞

引用元を見て、「自分が生まれる前から変わらずこんなことが言われ続けてるのか」と知り、「そもそもこういうことを言ってる人たち自身が、もっと自分と向き合う姿勢を持たないといけないよな」って思いました。

周りの変化を期待して、自分は何も変わらない・・・この姿勢では、自分の人生も周りの人の人生も良くなりません。

大切なのは「自分が何をするのか?」です。

まだ間に合う・・・何を始めるにも、遅すぎるなんてことはありません。

目指す場所があって、歩みをまだ進めていないなら、今この瞬間から一歩目を踏み出しましょう。

心をラクにするキッカケ

今回も、読んでいただきありがとうございました。

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