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「ここに居て良かった」と思えるような行動は誰にでも起こせる

心をラクにするワークライフハック

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

今回の内容

約1年前の投稿ですが、水戸ホーリーホックの社長である小島さんの発信が非常にいいなと思いました。

外から見るのと内に居る人の感覚は違うことが多い・・・なによりも、そこに居る人たちが「ここに居て良かった」と実感できることが何よりも大切だし、その上で、外からその世界を見ている人たちに対して感動や勇気を与えられる世界というのは、なかなかあるものじゃない。

なので、サッカーが好きということと併せて、チームや組織をどう活性化させていくか、そこにいる個人がどうすれば活き活きとワクワクした状態で働けるかという観点で、Jリーグという世界にいつも活力をもらっています。

ブラック企業とかホワイト企業とか、ニュースを見てたらそういう言葉を頻繁に目にする時期がありましたけど、一昔前に比べると、「個人が感じる感覚の違いってあるよね」という認識が広まっているので、そういう言葉を目にする頻度は減ったと思ってます。

一方で、口コミサイトは一昔前に比べて広がってきたと感じていまして、「口コミサイトにこう書かれていたので、良いなと思い決めました」とか、逆に辞退理由として「口コミサイトにこう書かれていたので、自分には向いてないと思い辞退しました」ということを言う人が出てくるくらい。

口コミサイトを1つの決断材料として使うのはいいと思いますけど、それを最終的な意思決定の材料にしてしまうのは、少しもったいないかなと思います。

ただ、その背景には、その会社やその業界、その世界に関するリアルな情報が世に出ていないという問題がある気がするので、致し方なしっていう感覚もあります。

採用のブランディング施策などを見たり、そういう会社から営業を受けても、提案されるのは「キラキラと訴えかけましょう」とか、「綺麗に見せましょう」とか、そんなことが多い。

「キラキラさせておけばいい」とか、「かっこいい人やかわいい人を出さないといけない」とか、そんな話が繰り広げられるたびに「くだらないなぁ」と思ってしまいます。

社員インタビューなども同じで、いろんな企画を通して工夫しながら発信するというのは、認知させて興味を持ってもらうために大切なのはわかるけど、『その人のつくられた物語』と感じてしまうようなものは、なんか嫌な感じがします。

「つくられている」という感覚は人それぞれですし、認知して興味を持って「ここで働いてみたいかも」とか、「ここで働き続けることが自分にとって良いことかも」というフェーズに進むかどうかは人それぞれなので、いろんなやり方でやってみることは大切なんですけどね。

「誰に対して伝えたいのか?」という狙いを明確にしないと、発信する側の「やりたい」が先行して、ターゲットやペルソナの設定が疎かになってしまい、意図しない伝わり方で伝わってしまう可能性があります・・・それでは意味がありません。

「こういう発信を見て、こう感じて、最終的にこういう意思決定する人って、そもそもどういう人なのか?どういう感覚を持っていて、どういう価値観を持っていて、その人にはどんな背景があるのか?」ということまで考えていかないと、やる側の自己満足で終わってしまうから。

冒頭に紹介した小島さんのツイートでもあるように、「ここに居て良かった」と実感している発信をすることはとても大切なことです。

それは、発信を受け取る側にとっても良いことだし(気持ち良い気分になったり、前向きな状態にさせてくれる)、発信している側にとっても良いことです(良いものは発信したい、良いものを共有したいと思うのは自然なこと)。

ただ、いろんな会社を見ていると、組織的な「発信しなさい」という圧力により、「発信させられている」状態になっている個人や会社はとてつもなく多い気がするんです。

それは、本当に良いものを発信していることにはなっておらず、きっと内心は「良いと思ってないけど発信しなければならないから発信している」と思っているのかなって。

それは本当に良くないし、だったら、発信しない方がいい。

発信を受け取る側にとっても、偽りの情報を受け取ることになるわけだし、発信している側にとってはストレスでしかないから。

じゃあ、「ここに居て良かった」と実感している発信の中でも、誰にも強制されず、自らの意志で主体的に発信されている情報を増やすにはどうしたらいいのか?・・・それは、『ここにいる意味』を自分事で考えて、言語化できている人を増やすしかありません。

「自分がなんでここで頑張っているのか?」「つらいことやしんどいことはあるけど、ここに居るのはなんでなのか?」という問いに対して、自分の言葉で明確な回答ができる人は、誰にも強制されることなく、自らの意志で主体的に発信をしていけるはずなんです。

きっとその人は、良いことばかりを発信しているわけじゃないです。

所属している会社や業界、その世界に存在している問題や課題についても言及しているはずです。

どの会社・業界・世界にも、必ず問題や課題は存在していますから。

良いことも感じているだろうし、逆に良くないことや改善しなければならないことにも目が向いているはずなんです。

「そんなこと言うならそこから離れればいいじゃないですか?」と思うような人こそ、そこにいる意味や目的を持って、そこに居続けていることがあります(ただ単にグチグチ言ってる人もいるので、それら注意です)。

本心で言ってるのか、飾って言ってるのか、その違いを見極めるのは非常に難しいですが、方法としては、発信している人に「なんで?」と繰り返し聞いてみるのがいいです。

「なんで?」を深掘りしていくと、その人の本当の姿が見えてくることがあります。

本心で言ってる人は、一貫性のある答えが出てくるはずですし、飾って言ってる人は、一貫性のない答えになっていくはずです。

心の底から「ここに所属していてよかった」と言ってる人がいるチームや組織には、何かしらの魅力があります。

そういう人との出会いは、自分にとって良いキッカケになるかもしれません。

まずはSNSを通して、本心で発信している人を探してみるというのは、「自分はどこの組織に所属するのか?」ってことを考える上で大切な手段かもしれません。

「ここに居て良かった」と思えるかどうかは、目的を持ってるかどうかによって変わると思っています。

「ここに居る」と決めるのは自分だし、その上で掲げたゴールやビジョンを向かって日々を過ごすのも自分なので、目的があると、目的を果たすために必要なことを考えて、行動に移そうとするようになります。

「ここに居て良かった」と思えてない人がやりがちなのは、「環境が◯◯だから」とか「会社が◯◯だから」とか言って、言い訳ばかり見つけて改善行動を何も起こさないということ。

「ここに居て良かった」と思ってる人がやってるのは、環境とか会社とか周りの人とかに悪い影響を受けずに、自分で自分がやるべきことを決めて、誰かと比較することなく自分のゴールやビジョンに向かうことです。

これは、誰にでもできることです。

「ここに居て良かった」と思えるような行動を起こしていきましょう。

「ここに居て良かった」とどうしても思えないなら、自分の掲げるゴールやビジョンに沿ってない可能性があるので、別の組織に行くことも考えましょう。

心をラクにするキッカケ

今回も、読んでいただきありがとうございました。

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※少しでも多くの人に『心をラクにするキッカケ』を得てほしいと思っているので、毎日noteを更新しています。

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