見出し画像

どっちずつかずの日々から(『独立国家のつくりかた』を読んで)

こんにちは!デイリージラフです。
早いもので、週末も終わりに近づいています。
今日は一日中雨だと思ったら、曇り模様が続き、散歩することができました。車での移動がGW中は多かったので、散歩の良さを再発見しています。

今日は先日読んだ坂口恭平さんの「独立国家のつくりかた」(すごいタイトルです)で印象的だった言葉をご紹介します。

吠えていた人たち、いづこへ

実際、学生時代に「おれ、こういうことやるんだ」と吠えていたちょっと変わった個性的な人とか、結局何もつくらないし、発言しないし、びびって、大人になったらどこかに隠れてしまうのだから。悲しすぎるよ。

独立国家のつくりかた (講談社現代新書) 坂口恭平

今週の水曜日、お客さんとの打ち合わせ帰りにカフェで、議事録を書いていました。

少しでも早く打ち合わせした内容を展開して、次に進めたかったからです。

そしたら、隣には学生と思われる、男性1人、女性2人の3人組が座っていました。

彼らは、サークルか何かの打ち合わせをしていました。

その内容が衝撃でした。

何が衝撃かっていうと、本音のぶつかり合い、物事を決めるのが早い事早い事。

私はこう思う、

僕はこう思う、

これはこうしよう、

いいねそうしよう、

じゃあ連絡しよう、

(連絡したら)返事がきた、

これどうしよう、

これはこうしよう云々。

あれ?

会社の日々の仕事よりもずっとスピーディーで、議論もオープン、決断も早い。

これはとっても素晴らしいことだと思ったのです。

ところが、こんな素晴らしい学生たちも、会社に入ったら金太郎飴になってしまうことが多いものです。

だからこそ、考えること、思考を続けて、金太郎飴的な人間にならないよう日々生きていきたいものです。

誰かに言われたことは、楽。でも楽しくない。

創造とは疑問を問いにすること  大事なことは、何かに疑問を持ったかということだ。それがあれば生きのびられる。  今まで生きてきて、一度も疑問を持ったことがなければ、今すぐ企業に走ったほうがいい。誰かに指示されて生きていこう。そういう人は原発なんか気にしないでいいと思う。でも、何か「疑問」を持ったらチャンスだ。そこから「問い」にまで持っていく。 「疑問」を「問い」にする。この過程を僕は完全に独自な「創造」と呼んでいる。

独立国家のつくりかた (講談社現代新書) 坂口恭平

ブルーハーツの甲本ヒロトさんの言葉が好きです。「楽しいと楽は違う、楽しいことは楽とは限らない」こんな言葉を彼は残しています。会社で働いて、誰かのいうことにしたがって生きるのは、楽かもしれません。でも、楽しくありません。楽ではなく楽しい人生を行きたければ、それなりの苦労も厭わない行動力が必要だと思うのです。

出会いは光

人と出会え。  納得がいかないことに思考停止させるな。思考せよ。拡張せよ。  自らの複雑なレイヤー構造になっている思考都市をさらに立体的に空間化せよ。  それが「生きる」だ。  考えることをやめてはならない。

独立国家のつくりかた (講談社現代新書) 坂口恭平

マスクをつけない人が徐々に増えている昨今。人に合うパワーを日々感じています。Teams会議も良いけれど、やっぱり、人にあって、何かを話し、面白いことをやろうと進んでいくことほど、面白いことはないと思うのです。面白いことをやりたくて、この地球に生まれてきたのだから、様々ないざこざや、めんどくさいことも丸めて笑い飛ばしたいものです。

さて、明日から平日がまた始まります。ありふれた毎日って、何よりも素晴らしいもの。

そう言えるためにも、毎日をこの瞬間を抱きしめて過ごしたいものです。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?