見出し画像

エンジニアリング&デザインの技術育成を主導する、全社横断組織「EDMO」の技術戦略とは?

ワンダープラネットは、2021年9月1日付で新しい組織体制へ移行し、「東京スタジオ」「EDMO(エドモ)」「経営企画室」の3部署を新設しました。

新組織紹介第一弾「東京スタジオを新設」の記事に続き、今回は新組織紹介第二弾として「EDMOエドモ」のお話をしていきたいと思います。

今回のnoteでは、技術課題の発生するプロダクトチームへの支援の仕方や、なぜ技術戦略が必要なのか、その理由についても室長の開さんにインタビューして深掘りしています。

EDMOエドモとは


エンジニアリング&デザインマネジメント室
EDMO(呼称:エドモ)= Engineering and Design Management Office
※以下、記載EDMO

エンジニアリングとデザインの領域において、企業価値や事業成長に繋がる
技術的な優位性・強みを確立する持続可能な組織として位置付けています。

・内製開発の品質を上げ、事業成功の確度を高める。
・協業、受託における案件獲得競争力を高める。
・魅力的なエンジニア/デザイナーを採用する。
・社員の自社に対する誇りを高める。

EDMOのビジョン


専門性の高いエキスパート集団として、
全社の技術やサービス、プロダクトチームの継続成長を支え、
ワンダープラネットのエンジニアリング&デザイン力を世界に誇れるものに

「専門」の横断組織としての役割


EDMOは特定のスタジオやプロダクトチームに所属せず、全社視点をもって活動していきます。エンジニアリング&デザインのマネジメントに集中し、中長期視点で、企業価値や働く人たちの市場価値をも高める技術育成を主導するためにつくられました。

【EDMOの三つの活動方針】
・経営、事業戦略に基づく技術戦略
・プロダクトチームと共に課題解決
・全社的かつ中長期的な視点で活動

「面白さをつくることに集中するための技術戦略」


なぜ今、EDMOが新設されたのか。室長の開さんに新しい組織づくりへの思いを取材。ワンプラの広報チームがインタビューを行いました。

画像1

プロフィール:
執行役員 VPoE 兼 EDMO室長
 開 哲一(ひらき のりかず)※以下、開

略歴
・1973年生まれ、兵庫県出身
・奈良先端科学技術大学院大学を卒業後、
 ソニー株式会社で新規サービスやアプリケーションの研究開発に従事
・ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社で数々のウェブサービスを開発
・モバイルブラウザ向けソーシャルゲームの企画開発を経て、
 現在はエンジニアを統括する執行役員 VPoE 兼 新組織「EDMO」の室長として就任

ーーさっそくですが、「EDMO」新設のきっかけと理由を教えてください。

開:以前から、プロジェクト間の横連携が弱いなと課題を感じていました。プロダクトチームはどうしても目の前のプロダクトの課題解決が最優先になってしまいます。それはそれでお客様へ価値を届けるという点で尊いことですし、その中で多くの技術課題が解決され、ノウハウも生まれていました。ですが、会社の資産として蓄積されていない状況でした。例えば、あるひとつのプロダクトチームにはちゃんとノウハウがあるのに、違うプロダクトチームで同じ問題にぶち当たっていたりする。それは非常にもったいないですよね。

また、ゲーム業界は競争が激しく、今や世界中で品質の高いサービスをつくるのが当たり前になっています。技術力・開発力がないと世界で戦う時に勝負の土俵にすら立てないんですよ。そうなってくると、高い開発競争力が必須の時代に、グローバル市場での成功を目指すにあたって、きちんと体系立てて技術的な強みをつくっていかなければならないなと考えました。一朝一夕で技術力は育たないですからね。

そこで、中長期的な視点で組織の継続成長のために、戦略的にワンプラとしての技術優位性をつくっていくべく、特定のスタジオやプロダクトに寄らない専門の部署としてEDMOを立ち上げました。

ーー専門の横断組織としてプロダクトチームを支援していく際に、大切にしたいことはありますか。

開:EDMO単体で出来ることは限られています。ですので、最前線で戦っているプロダクトチームとの連携が必要不可欠だと考えていますが、連携する上でプロダクトチームとの「距離感」は大切にしていきたいですね。

プロダクトチーム側から見たときに、あまりにも「外の人」感が出てもいけないなと。極端に「課題を解決するのはEDMO」みたいな立ち位置になってしまって、何でも屋、便利屋になってしまうと、それこそ主体性を高める支援は実現できない。あくまでプロダクトチームの主体性を尊重しながら、技術課題を共に解決し、技術の強みをつくっていくことを支援していきたいと考えています。なのでプロダクトチームのメンバーと「一緒に」なってやること、しっかりとプロダクトチームの中に入って内側から支援する関係性は大切にしていきたいですね。

ーーEDMO新設はワンプラにとって新たな挑戦でもあると思いますが、室長としての開さんの思いや意気込みを聞かせてください

開:これからは、中長期的な視点で持続性のある成長が鍵になると考えています。

画像3

ゲーム開発って不確実性の高いものだと思っています例えば、制作側が「これはいいぞ!」と思えるものをつくっても、世界中の誰もが「確実に面白いと思えるゲーム」をつくりあげるのってなかなか難しい。深く突き詰めてつくり込まないと面白いゲームはつくれないんですよね。

たくさんのサービスの中から私たちのサービスを選んでくれたお客様に、毎日触って楽しんでもらえるように、快適な動作や気持ちがいい触り心地を体感してもらうことを実現していきたいと思っています。ですので、開発基盤としてどのゲーム制作でも必要になる共通の技術はしっかりと整備して、プロダクトチームが「面白さをつくる」部分に全力で取り組むことができる環境をつくっていきます。

加えて、今まで積極的に取り組めていなかった技術戦略に基づいて、業界の中でも技術に突出した部分をつくりテックカンパニーとして輝いていく。そこに一歩でも近づけるように、EDMOが主導してワンプラの技術基盤をつくっていく。その先には、今以上に「楽しいね!を、世界中の日常へ。」のミッションが実現できるようになっていると思っています。大変なことではありますが、実際にやり遂げられると私は考えています。

ーーワンプラのこれからが楽しみになる内容でした。ありがとうございました。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます!いかがでしたでしょうか。
ワンプラの持続可能な組織づくりについて、EDMO室長の開さんにお話を聞いてみました。これから全社的にエンジニアリング&デザインマネジメントを主導していく、新組織「EDMO」が何を実現し、成し遂げていくのか、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

------
今後のEDMOの活動については、DEVELOPERS` BLOGでも発信していきます。

▼『DEVELOPERS` BLOG』

------
ワンダープラネットでは、一緒に働くメンバーを幅広い職種で募集しております!(オンライン面談OKです)
実際どんな人たちと働けるんだろう。雰囲気や仕事内容は?など、「ちょっと気になる…」と思ったら、お話をするだけでも気軽にお問い合わせください!

▼『 Wantedly』


▼『 ワンダープラネット株式会社 公式サイト 採用情報』


この記事が参加している募集

企業のnote

with note pro