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チームの混乱期を乗り切る方法

こんにちは。「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」
組織開発コンサルタントの舘脇です。

読者の方のほとんどは、組織の中の一員として働いていらっしゃるかと思います。

みな組織の中で役割を持っており、成果を最大化することを経営から期待されているのではないでしょうか。

しかしリモートワークが増加するという特殊な状況の中で、

・マネジメント側は組織(チーム)を機能的に動かせない
・メンバー側は一人で仕事をしている感覚に襲われる

など、それぞれに混迷しやすくなっています。

本日は、心理学者のブルース・W・タックマンが1965年にタックマンモデルで示したチームの5つの発展段階の中から、「混迷期を脱出するための考え方」について述べていきたいと思います。

■タックマンモデルとは

タックマンモデルは、チームの発展段階を以下の通り4つに分類しています。

1. 形成期(Forming):
メンバーが集められ関係性を築いていく時期
2. 混乱期(Storming):
メンバーの考え方の枠組みや感情がぶつかり合う時期
3. 統一期(Norming):
共通の規範や役割分担ができあがっていく時期
4. 機能期(Performing):
チームとして機能し、成果を出していく時期

この発展段階は、どこかの段階を飛ばすことはできないと言われています。例えば「1.形成期」から「4.機能期」へ直接進むことはできません。

もうひとつ注目すべきは、チームとして成果を出せるようになるには、「いかに「混乱期」を乗り越えるか最重要ポイント」ということです。

■混乱期の特性

「混乱期」はメンバー間での各自の役割や責任、形成期から行われている指示的なリーダーシップに対して対立が起きる時期です。

メンバーはそれぞれに考え方をもっています。その価値観の中で仕事が行われるため、認識にギャップが生まれるのです。

対立は組織の崩壊や離散の可能性がある一方、ここを乗りこえられるとチームのパフォーマンスを高めることもできると言われています。

対立の表面化が開放性をもたらし、多様な見解を共有することで、相互の理解が深まるからです。

■混乱期を乗り越えるために

混乱期を乗り越えるためには、マネジメントはメンバー間の議論を促し対立の解決に取り組まなければなりません。

メンバー一人一人と向き合い、快適な環境をつくり出そうとする支持的な行動を取ることが望ましいです。

しかしリーダー、とくに若手リーダーにとっては具体的にどう動けばいいかがわかりにくいのではないでしょうか。

経験がないから仕方ないと言ってしまえばそれまでですが、じつは経験は埋め合わせることができます

先を行く人や同じ立場にいる人の事例を取り入れるのです。

とはいえ事例はなかなか手に入りにくい。そもそも他社の方との情報交換ができるチャンスもないのが現実ではないでしょうか。

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