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誰もが、いい声で話す組織を作る


「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」は「誰もが、いい声で話す組織に」をビジョンに掲げて、人材や組織の開発に関するサービスを提供するシンクタンクです。

「誰もがいい声で話す組織」とはどんな組織だと思いますか?

わたしたちがこれに気が付いたのは、「わたし・みらい・創造センター」を始める前に関わっていた、コールセンターのマネジメントサポートの機会からでした。

いきいきと働くのが一番むずかしい職場?

コールセンターには、じつに多様な背景を持つ人がスタッフとして集まってきます。選ばれたエリートが集まる一流企業とは正反対の、世に数多ある会社の縮図とも言えるようなところです。

そんなコールセンターに人が来るのはこの仕事がやりたいからではなく、働かねばならない理由が他にあるから。

-3人の子どもを抱えるシングルマザー
-舞台俳優志望の劇団員
-本業だけでは収入が足りない絵描き など

スタッフはスキルもモチベーションもバラバラ。みんな別の場所に自分の人生の目的を持っています。ある意味、仕事にやりがいを見出していきいきと働くのが一番難しい職場と言えるかもしれません。

コールセンターのマネジメントで見つけたヒント

こんな寄せ集めの集団で高いパフォーマンスなんて出せるわけがない。無理ではないにしてもかなり難しいだろう。普通はそう思いますよね。

わたしたちはあることに気づいてから「ひょっとしたらいけるかも」と思うようになったのです。

それは「コミュニケーションで人は変わる」ということでした。

コールセンターのスタッフをマネジメントするにあたり、わたしたちはコミュニケーションと関わり方を重視しました。もちろん、それだけで急に変化は現れません。でも、続けていくと徐々にスタッフの視座が変わっていくことに気が付きます。

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仕方なく仕事に来ていたのが、少しだけ「やってみよう」という姿勢に変わる。このタイミングを逃さずに新しい役割を与えると、自分から動いて仕事をしてくれるようになります。

最初は受け身だった人が気づいたら他の人のサポートに回っていたというのを、何度も目の当たりにしました。

いきいきと仕事ができるようになった理由

繰り返しますが、彼らはコールセンターの仕事に魅力を感じて来てくれたわけではありません。それでもいきいきと仕事ができるようになったのはなぜでしょうか。

ひとつは、仕事の中に自分の成長が感じられたから。もうひとつよかったのは、自分の成長と組織の成長を重ね合わせられたことです。

組織をよくすることで、自分も成長できる。これに気が付くと、組織は自然に活性化して伸び始めます。実際わたしたちのチームは、寄せ集めの集団とは思えないほどの成果を継続して上げ続けました。

わたしたちの根底にある問題意識

朝の通勤の光景。いきいきとしているサラリーマンは、はたしてどれくらいいるでしょう。どんなに憧れて入った会社でも3年5年と働くうちにくたびれていってしまうのは、当たり前のことでしょうか。

この問題意識が、わたしたちのバックボーンにあります。

「仕事だから仕方がない」と考えるのであれば、その会社は未来の伸びしろを失っているとわたしたちは考えます。

社員が輝けないのは、会社の損失。社員の成長なくして、会社の持続的な成長はありえません。

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すべての人が活きる未来へ

わたしたちのコールセンターで起きたことは、世の中にあるどんな企業にも当てはまります。

選ばれて入ったかどうかは関係ない。多様な人が集まったチームだからこそ発揮できる強さがある。

だからコールセンターの運営で得たメソッドを、すべての人が企業でいきいきと活躍できるサポートやサービスとして提供していきたい。スタートがどうであれ、誰もが自分の未来を切り拓いていけるように。

その思いが「わたし・みらい・創造センター」という名前になり、現在の事業につながっています。

人の在り様がもっともよく表れるのは「声」です。組織の中でいきいきと働くことができるようになったら、その人はきっと「いい声」で話しているはず

わたしたちが「誰もが、いい声で話す組織に」をビジョンに掲げているのは、そんな理由があるからです。

人生100年時代は迎えたけれど、残念ながら企業が人を活かす仕組みはまだまだ追いついていません。何歳の人でも、どんな背景があっても、集まった人を活かしきって社会に貢献できる。「わたし・みらい・創造センター」はそんな企業づくりを人材開発と組織開発でお手伝いします。

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