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笑いと人生の楽しみについて知る:あらすじだけで人生の意味が全部わかる世界の古典13


円安の中海外に飛び込む私は精神的に向上心のないアホですか?

アホじゃなくてバカですねすみません。

コロナの影響のせいにして先延ばしにしていた新婚旅行ですが、ついに行くことになりました。

普通に一週間で100万円以上使いそうなのですが、聞いたら5年前くらいまではそんなにかからなかったみたいですね。

円安不況この上なし。

ま、もうお金払っちゃったから行くんですけどね。

「あらすじだけで人生の意味が全部わかる 世界の古典13」を紹介します

ガルガンチュワはある日、隣国の暴君と戦争を始めるのだが、そのきっかけがまたくだらない。ガルガンチュワの国の羊飼いと、隣国の煎餅売りの間で始まった喧嘩。「煎餅を市価で売ってくれ」と丁寧に頼んだ羊飼いたちに、なぜか煎餅売りが、ものすごい剣幕で悪口雑言を浴びせかける。

本文より引用

本書は世界の有名な13の古典ついて語られた本です。

一回の投稿で一冊ずつ紹介するスタンスだったのですが、この本が面白すぎて、何回かに分けてお届けしてみむとて、するなむ。

ちなみにこの本の概要紹介はこちら

ジャーナリストの近藤廉太郎さんの著作で、その激しい気性は本文から十分に伝わってきます。

とはいえ、本書は私のようななんちゃって書評ではなく、切れ味抜群で読み応えがあるのでおすすめです。

各章割とコンパクトにまとまっているのですが、非常に内容が濃く、どれも読んでみたくなる魔力を備えていると言っても過言ではないでしょう。

ガルガンチュアとパンタグリュエル物語

冒頭の引用でピンときた方はさすがです。

本日はガルガンチュアとパンタグリュエル物語の章をご紹介します。

著者によれば、読まずに死ぬのはもったいない、それほどまでの奇書だとか。

奇書って何なのか分かりませんが、アホみたいな話が沢山載ってるという紹介です。

おせんべいが原因の喧嘩で戦争が起こる話…確かにアホらしい。

ガルガンチュアとパンタグリュエルには、こういった軽快な話がたくさん書かれているとか。

ちなみに現代小説のような一貫性のある話ではなく、色んな話がバラバラと出てきて、およそあらすじみたいなものはないらしいです。

しかし日本語訳版は何と5巻にもなる大作だとか。

なかなか手を出すのにも勇気がいりますね、しかしそんなふうに言われると読んでみたくもなります。

近藤廉太郎さんの教養が素晴らしすぎて軽く読める、ということなんですかね?

あるいは深い洞察を働かせれば「つまらんことを真面目に書くなよ!」と突っ込めるようになるのか

なるほど、今の私には難しいかもですが、いずれチャレンジいたします!

生きてさえいれば、死にはしない。

本書を読んでいて心が震えた一節を紹介するコーナーです

生活が苦しい人は、あなたが最初じゃない。男運・女運に恵まれない人間は、あなたが最後じゃない。人生が不公平なのは、世界が始まって以来、ずっとそうだ。 ただ、それをそれとして、面白がれる人間がいるだけだ。不平たらたら死んでいく人間が、いるだけなのだ。

本文より引用

まさに真理。

幸せとは気づくこと、という言葉にもあるとおり。

世界はもともと不公平で、人ははじめから不幸なものなのかもしれません。しかしその人が何を信じ、何を幸せと思い、どのように生きていくかはすべて決めることができますもんね。

死ぬこと以外はかすり傷

とはよくいったものです。

『ガルガンチュワとパンタグリュエル』も、面白いと思って読むから、面白いのだ。笑うから、笑えるのだ。

本文より引用

お、おん。すみません、頑張って読みますん。


関連書籍:幸福について

私が本書を読んで思い出した書籍を紹介するコーナーです。従って関連していないかもしれません。

ここまでお読みいただいた皆様はすでにご存知でしょうが、念のため

ショーペンハウアーの代名詞であり、誰もが知る古典の代表だと思います。

若い頃に私も読んだことがありますが、周りの目とか社会とか、そういうことを気にすると不幸になるみたいな内容だったかと…雑な紹介ですみません。

よろしければこちらもあわせてご覧ください!

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