子供を幸福にする準備、できていますか。~0

 子供たちが成長して、幸福になるかどうか。
その決め手は、子供の人格です。
どんな人格に育て上げるか、それが幸福になるかどうかを決めます。
子供たちがどんな未来を、どんな環境を、どんな出来事に直面するか、どんな人の影響を受けるかを、その全てを親はコントロールする事も、知る事すらできません。
でもどんな時代になっても、どこに於いても、幸福に生き抜くことができます。
それは良い人格が身についていればです。

 私に子供の頃、聖書を教えてくれた方は、聖書を学べば、それが可能になると言われていました。
この方の本業は医師でした。
最高の教育、経済力、社会的な立場を持っておられる方でしたが、
良い人格を身に着けることが最も大切であると言われていたのを思い出します。
確かに聖書には良い人格を身に着ける為の、ヒントが満ちていました。
だてに2000年以上も全世界で読み続けられてきた本ではないようです。
でも教え(知識)を学んでも、それが良い人格になるかどうかは別問題です。
それには良い教え手が必要です。
子供にとって、それが親であるあなたです。

 子供のこころを、それが良い人格になっていくように教えられて初めて、
子供を幸福にすることができます。
親であるあなたは、子供を幸福にする人格とは、どんな人格なのか、それをどう身に着けさせることができるのか、ご存知でしょうか。
あなたが良い教え手になる為に、こうした事を理解している必要があります。
ほとんどの親がこの事に気付かず、意識もしないまま、子育てをしているのが現状です。
そのようにしていくなら、子供が幸福になるかどうか、それは賭けになってしまいます。
親がまず良い人格を身に着け、同じようにして子供のこころも育てることが最善です。
今、あなたのお子さんはどんな人格を持つ人ですか。
自分はどんな人格を持つ人ですか。
それは幸福に導く人格だと思いますか。

 例えば親であれば、子供が経済的にも豊かに恵まれることを願うのではないでしょうか。
ではどんな人格が必要でしょうか。
聖書の一節に、『持っている者はさらに与えられ、持っていない者は持っている物まで取り去られる』という言葉があります。
持っている者とは、どんな人格でしょうか。
有形無形に関わらず、自分が手にしているものを自覚できる人格、その活かし方を吟味し価値を評価できる人格、それに感謝できる人格であり、
それ大切という事です。
この人格を身に着けると、さらに与えられ豊かになるということです。
時々、子供はおもちゃを欲しがるかもしれません。
友達が持っている物を欲しがります。
その時、すぐに与えることが、子供の人格にどう影響するか、考えるとどうなるでしょうか。
子供を持っている者にすることはできません。
従ってさらに与えられ、豊かになることを阻んでしまうということになります。

 幸福な人格の全体像をイメージできますか。
それは多面体のイメージです。
ダイアモンドなどがいい例です。
カットされ、多くの面を持つ多面体です。
その一面が、今、取り上げた経済的に豊かになる為の人格です。
健康、人間関係、学力や能力を向上させるための人格など、様々な面をカットしていく必要があります。
こうして完成に近づくにつれ、子供の人格は美しく輝き出します。
それは周りの目にとまります。
それと共にその子を幸福にしていきます。
人格的に美しく、かつ成功して幸福な人、いい例が最近、よく報道されていますよね。
彼も心を整えて、良い人格を育てて来られたのかもしれません。
心に良い人格を育てること、これには無限と言ってもいい力があると思いませんか。
私はそう信じています。







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