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【エッセイ】 スローライフで体調を整える、 体が動き、お腹がすき、よく眠れることが目標!


体が動き、お腹がすき、よく眠れること

最近、体調がよいと感じることが増えている。
透析治療を受けているので、もっと疲れたり体調を崩すと思っていた。
でも、体は普通に動き、お腹がすき、よく眠れ、ストレスも減っている。

透析を始めた前後半年くらいは、疲労感で日中も眠気があって、足が腫れたり、貧血になったり、夜眠れなかったりと、いろいろ起こった。
休日は外出することもなく、自宅で静養する休眠状態だった。

今、腎臓は正常の10%以下しか働いていないと思う。尿は1日100㎖くらいしか出ないので、トイレは朝晩の2回だけになった。体に水が溜まり透析で毎回2〜3ℓの水と老廃物を除く。

透析が普及していない60年前であれば生きられなかっただろう。透析という医療技術によって支えられているが、複雑な腎臓の代わりは簡単ではない。薬の調整や食事制限、体調管理など、日々気をつけることがたくさんある。

透析が安定してきたからか、透析のある暮らしに慣れてきたのか体調は落ち着いている。
とても健康体とはいえない状態でも、体が動き、お腹がすき、よく眠れることは幸せなのだろう。

あたりまえのことができなくなる経験をすると、普通に暮らせることに感謝する気持ちが強くなる。幸せのハードルも下がる。日常のあたりまえのことを普通にできることは幸せなのだ。

スローライフを意識して暮らす

透析が始まる6、7年前から、規則正しくゆっくり丁寧に暮らすスローライフを意識してきた。
将来の透析と体調維持を見据え、どう暮らすのがよいかを考えてスローライフにいきついた。

それまでは典型的な現代人の生活だったので、始めはなじめなかったが、しばらく続けているといつの間にか習慣になっていた。

体調がよくなってきたのは、透析で体調が安定したこともあるが、スローライフで体調が整ったことも大きいと感じている。


体調を整えるためにおこなった3つのこと

日常のあたりまえのことを普通にできるように
3つのことで体調を整えようとした。

❶ 夜型生活から朝型へ切り替えた
それまでは完全な夜型だったが、2時間早めて朝5:00に起きて21:30に寝る朝型に切り替えた。

早寝早起きにしたことで睡眠時間を確保。夜ダラダラと観ていたTVが大幅に減り、目と耳、頭を休めることにつながった。

ストレッチや体操、新聞を読むなど朝できることが増えた。昨年6月から始めた弁当づくりはいまだに続いている。

卵1コでつくるオムライス弁当
30分でつくれる10種類のメニューをリピートしている
新緑の頃の早朝は緑の香りがたちこめている
清々しい気分になる 早起きは三文の得!


❷ ルーティン化で規則正しい生活を目指した

日常生活をルーティン化した。なんとなくしていたことを毎日同じ時間帯に同じことをして生活のリズムを整えた。
ルーティンが習慣として身につくと考えなくてもできて楽になる。

整容、身支度、トイレ、入浴、食事、バイタルチェック(体重、血圧、体温の測定)を流れるようにこなすことで無駄に過ごす時間が減った。
結果、就寝前などにゆっくりできる余白の時間が生まれた。

❸ 仕事のONとOFFを分けメンタルにアプローチ
知人のカウンセラーからメンタルを整えるには仕事のONとOFFをしっかり分けるようアドバイスを受けてやってみた。

でも、仕事のストレスはうまく解消できず自宅でも引きずっていた。
昨年4月にパート勤務になったことで状況が一変。時間外勤務や責任がなくなり、仕事からのストレスが大きく減った。


毎日同じように平穏に暮らすことが体調の安定につながる。体調の安定があって日常のあたりまえのことが普通にできるのだと思う。
健康で活動的な人からみればなんて退屈なことだろう。

まとめ スローライフの目標

スローライフというと、ゆっくりのんびりというイメージだが、ダラダラと空虚に過ごすことではないと思っている。

憧れの自給自足やDIYの暮らしもイメージできるが体力的にとてもできない。

自分の状態に合わせて、できる範囲でできることをするスローライフでいい

何でも詰め込みすぎない。予定はシンプルに!
ムリをなくしてできた余白の大切さを知ることも心がけたい。

何よりも体が普通に動き、お腹がすき、よく眠れる。体調がよいと感じれることが私のスローライフの目標になる。


お読みいただきありがとうございました🍀

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