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ペンギンからの脱出。~いつかはひとり旅~

旅行に行きたい気分のしじみ(アラサー女子)です。

私はチキン野郎なので、ひとり旅をしたことがありません。
旅行の計画・荷造りをするのは好きですが、実際に宿の予約や、交通手段などは、いつも夫にお任せです。

最近、ふと思い返すことがありまして、私は、夫がいなければ旅に出かけられないと思いました。

知らない道を高速に乗り車で走るのも苦手ですし、電車や新幹線で行く時はいつも夫の後ろを歩いて回っています。更には、新婚旅行で飛行機に乗ることになっても、私は何も考えずに空港の中を夫の後ろをついて歩いていただけです。そのため、思い出そうとしても、どうやって飛行機の搭乗口に辿り着いたのかも、鮮明には思い出せません。5年前のことなので、月日が経っているということもありますが、もし、自分で全部やっていれば、もっと困ったり焦ったりすることがあって、記憶に残っていたのじゃないかと思います。

新婚旅行で空港に行く時、3時間前にはお越しください。というツアー会社からの案内がありました。なぜ、そんなに早く行くかは、当時の私は知りませんでしたが、とりあえず、間に合うように朝4時に家を出たことは覚えています。夫婦揃って、初の海外旅行なので、夫も空港のことはさほど知らなかったはずです。
まずは、2人でツアーの窓口に行き、話を聞きました。その後が、ひたすら夫任せだったような気がします。外国のお金に両替し、その後、荷物を預けたのでしょう。(もう、記憶にありません。)空港がとても広かった気がします。搭乗口に着くまでに、ショップなどもあり、私は普段見ない物に目を奪われますが、夫が先に歩くのでついていくしかありません。私1人で行っていたら、色んなものに目がくらんで、無事に飛行機に乗れていたのかも分かりません。
夫は、先に無事に飛行機に乗れる圏内に入ろうとしていたのでしょう。
3時間前にお越しくださいと言うことは、余裕を持って。という意味もあると思いますが、初めての空港は勝手が分からず、広いので、待ちぼうけを食らった。なんていうこともありませんでした。妥当な時間だった。と今になって思います。


夫が出張で東京にいるとき、私が東京へ行けば、2人でディズニーランドに行けるよ。という話になりましたが、なんせ、私はチキン野郎なので、東京駅に一人で行くのも怖いんです。夫が東京駅に迎えに来てくれると言いましたが、お断りしました。もったいない気もしましたが、それよりも不安の方が大きいのです。
駅で迷子になったらどうしよう。知らない人に「そこのお姉さんちょっと良いですか?」なんて声をかけられたらどうしよう。(もう、おばさんなので声を掛けられるはずはない。)そんなあることないこと考えてしまうのです。見た目はおばさんでも、中身はまだ女の子のままなのです。
そして、人混みが苦手なので、1人で人混みの中にいると心細くて泣いてしまいそうになります。本当、良い年したおばさんが。と思います。

普通の人たちなら、何らかの形で、1人で電車に乗って遠くへ行ったりするものなのかなと思います。例えば上京したり、好きなアーティストに会いに新幹線で行ったり、、、。私は、そんなタイミングが訪れませんでしたので(タイミングが来ても避けてこれた。)、こんな大人になってしまったわけです。

夫と付き合っていたとき、どこへいくにも夫の後ろをついて回るので、「ペンギンみたい。」と言われたことがあります。
そんな、可愛い動物に例えられて喜んでいましたが、今はペンギンから脱出したくなっています。

そのために、私に出来ることは、1人でちょっとでも外に行くということです。例えば、近くの美術館に一人で行ってみたり、道の駅まで運転してみたり。知らないところへ一人で行くという恐怖心を取り払いたいと思います。

ちなみに、1人でデパ地下に行かなければならない時は(何とか克服しようと自分に仕向けている。)、もう、心拍がバクバクで耐え切れず、列に並ぶ後ろのマダムに声をかけてしましました。誰かと少しでも話すと、落ち着くんですよね。このとき、私の相手をしてくださったマダムのことは今でも忘れません。私としては、自分の知らない地にやってきた、外国の気分なのです。帰るころには尋常じゃない脇汗をかいています。


そして、次に夫と旅行に行く時は、私が宿の予約をしてみたいと思います。車の場合、運転は夫に任せると思いますが(命あっての旅なので。)、新幹線の場合は私が乗車チケットをとってみたいと思います。

まずは、そんなところから始めて、いつかは気軽に一人旅ができるようになりたいなと思うのでした。


でも、やっぱり、夫と一緒に旅する方が、絶対楽しいんと思うんですけどね。


最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


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