さちともこ

ハンドルネーム=創作活動時のペンネーム+本名/北海道生まれ、在住/現在は放送大学に2度…

さちともこ

ハンドルネーム=創作活動時のペンネーム+本名/北海道生まれ、在住/現在は放送大学に2度目の学士入学して在籍中。エンターテインメント(特にJ-POPの歌詞)に関する研究をしています。

マガジン

  • KANさん関連のおはなし

    当アカでKANさんについて書いた記事をまとめてます。 (論文関連の記事は、固定した記事内からリンクを貼ってます)

  • 放送大学での学び

    現在、在籍している放送大学で書いた論文や研究に関する記事をまとめています。

  • 「書くこと」について考えたこと

    note記事だけでなく手帳・日記・メモ帳など、「書くこと」をテーマにした自分の記事を集めています。

  • 自作小説集

    オリジナル小説を載せています。

  • 読書感想文

    自分がnote上で書いた読書感想文をまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

まず、自分が幸せになる文章を書く

 約3年前、以下の記事を書いた。  なぜか公開時から3年も経過しているのに、常に一定のアクセスがあり、私の今まで書いたnote記事の中でPVランキング上位をキープし続けている。  正直言って、この記事を書いた後の数か月は、ツイッターを見たり投稿したりすることは抑えていたと思う。だが、新たな推しができたり、毎朝楽しみで観てしまうテレビ番組ができたりで、気がつけばスマホのアプリにツイッターを入れ直し、一日に何度もタイムラインをチェックしたり、投稿をしたりする日々になっていた。

    • 坂口恭平さんの「いのっちの電話」から考えた、資本主義より大切なこと

       今日、最終回を迎えてしまって早くもロス感。  この連載を読み始めてからしばらくは、坂口恭平さんのことを「宇宙から来た人みたい」と思っていた。  お金に対する概念が全くもって独自で、他の人たちが思いつかないようなことをものすごいスピードで行動に移していく。それはご自身の著書『生きのびるための事務』を拝読した際も思ったけれど、糸井重里さんとの対談という形でお話をお伺いすると、更に彼の唯一無二感というか、突拍子のなさ(もっとオリジナルっぽい言葉で表現したい)を感じる。  「おも

      • ドラマ「Shrink ~精神科医ヨワイ~」第3話で知ったパーソナリティ症

         昨夜、観てからずっと心がザワザワしている。  「パーソナリティ症」について知ることは何度となくあったが、具体的なイメージがあまり思い浮かばず、何となく自分から遠い存在のものだと思っていた。  だが、ドラマを観ているうち、「あの人はパーソナリティ症だったかもな」と思う過去の知り合いの顔が2、3浮かんだ。  その顔の中には、一見、ビジュアルこそドラマに出てくる風花と真逆の女性がいた。  お堅い職業で、普段の格好はいかにも「お堅い職業のビジネスカジュアル」的、でありながら男性

        • そんなことより君を想っているよ いつも

           「毎月12日にはKANさんのことをnoteで書く!」って秘かに決めてたんだけど、ハッキリ言うと先月までの3か月はスルーしていた。  しかし、今日から2か月後の11月12日、KANさんが別の星に行かれてから一周年を迎える。茶化してるわけではない。キリスト教だと本当に「一周年」という、おめでたいことのような名称だったはず。  その11月12日に、「KANタービレ」というイベントが開かれる。  この11月12日という日取りで運営側が大規模キャパの会場を押さえ、錚々たるミュージ

        • 固定された記事

        まず、自分が幸せになる文章を書く

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        • KANさん関連のおはなし
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        • 放送大学での学び
          7本
        • 「書くこと」について考えたこと
          24本
        • 自作小説集
          7本
        • 読書感想文
          23本
        • 連載二次小説「1×1」(ワンバイワン)
          1本

        記事

          ただ、私の話を聴いてほしかった。

           子供の頃、「大人から真剣に自分の話を聴いてもらった記憶」がない。  あれをしなさい、これはやめなさい、なんて命令文ばかり言われてきた。  家の中では、おとなしく黙っているお人形みたいな存在であることを求められた。 「〇〇するのがいい子」「だから〇〇しなさい」「〇〇しないと神様が罰を当てる」  なんて言われてきた(神様に「罰を当てる」という概念があるのかは謎だが)。  いつの間にか、卑屈になっていた。 「どうせ私の話なんて、誰も聴いてくれない」 「本心を話したら、嫌われる

          ただ、私の話を聴いてほしかった。

          あなたの中に光はある。

           今日、更新されたAERA.dot内の「鴻上尚史のほがらか人生相談」を拝読した。  以下、記事のネタバレを含む内容。  途中から鴻上さんがいきなり関西弁めいた言葉を喋り出すのが全くもって謎で面白かった(関西弁ネイティブの方々は「こんなの関西弁じゃない!」と怒り出しそうだけど)。  ただ、最後に紹介された、おぞねとしこさんという詩人の方が書かれた詩「花」の一部を読んで、涙が出そうになった。  ここでコピペして載せるのはいささか僭越な気がするので、もし宜しければこの詩だけでも

          あなたの中に光はある。

          「10年後の自分が何をしていたいか」をイメージできる本

          「人のためになることをしなければ!」  と、いつも息巻いていた。  例えば、ネット上で文章を書くときも「誰かにとって有益な情報になり得るものを書かなければ」と身構えていた。  ただの個人的などうでもいい話を記事にすることは、全くの無意味で、価値のないものだと思っていた。  そして、「人のためになることをしよう!」と、他人に対して要らぬ世話を焼いた。  次々と親切を押し付け、感謝と称賛を求めた。  挙句の果てに待っていたのは、孤独。  周囲にいた人たちが、どんどん自分から

          「10年後の自分が何をしていたいか」をイメージできる本

          NHKドラマ「VRおじさんの初恋」が教えてくれたこと

           最終回を観てから、絶賛ロス中。  HDDに第6週~第8週(最終週)までを録画してるのだが、涙が出そうで見る気になれない。  だから記憶を頼りに、このドラマを見て考えたことを書いてみる。  主人公の直樹、本当はそんなにダメな奴でもないと思う。  ただ、自分から他人との間に壁を作りたがってただけで。  もともと一人でいることが好きとか、中学時代にいじめられた過去とか、あとドラマ内で詳しく語られなかったが、母親とも確執があったと思われる。  そのような経緯から、卑屈な考え方を

          NHKドラマ「VRおじさんの初恋」が教えてくれたこと

          NHKドラマ「VRおじさんの初恋」は最後まで泣けた

           昨夜、毎回楽しみに観ていたドラマが最終回を迎えた。  当noteでも以前、記事にしたことがある「VRおじさんの初恋」。  最終回はリアルタイムで観て、終了後すぐ、HDDに録画したものを観た(NHKプラスは1週間経過したら削除されてしまうので、録画していた)。  あー、もう。  感想は、ただただ、こちらからも「ありがとう」の一言のみ。  このドラマを、たまたま第一話から観ることができた。 (第一週の途中でラテ欄のあらすじ読んだとき「めっちゃ面白そう」と思って、NHKプラ

          NHKドラマ「VRおじさんの初恋」は最後まで泣けた

          「自分を変えるため」のお片付けをやめたら、楽になった。

           コロナ禍が始まったばかりの頃、突然「この際だから、自分を変えなきゃ!」と思った。  そして、家の中の不要なものを捨てる作業を始めた。  とある「お片付け系」界隈で有名な方の著作をKindleで購入し、その本に書いてある手順に従ってせっせとお片付けをしていた。  でも、なぜか、お片付けをすればするほど、心が辛くなっていった。  それまでの自分を全否定しているような気持ちになったから。  あれだって、これだって、手に入れた当時の自分は「やったー!」とか「大事に使うね!」なん

          「自分を変えるため」のお片付けをやめたら、楽になった。

          放送大学で「卒業研究ガイダンス」に申し込んでみない?

           来月から、放送大学の各学習センターにて「卒業研究ガイダンス」が開催される。  すでに所属している学習センターから、その連絡が届いている方もいらっしゃるかもしれない。  だが中には、せっかく卒業研究に興味があっても「学習センターが遠くて行けない」とか、「忙しくて家から出られない」とか、困っている方もいらっしゃるかと。  実は私も2年前、同じ悩みがあって本部の学生課にメールで問い合わせた。  そしたら、大変ご丁寧なお返事を頂けた。  まず「卒業研究履修の手引」を自宅に送付し

          放送大学で「卒業研究ガイダンス」に申し込んでみない?

          あなたがいた世界はなんて素晴らしいんだろう

           KANさん。  先日、マッキーのライブに行きました。  2006年に初めてライブを観て以来、人生2度目の生マッキー。  大好きなあの曲やあの曲も聴けて本当に嬉しかった。  あなたがくれたご縁です。  昨年12月、FM COCOLOでほぼ一日中、様々な番組でKANさんの特集をして、KANさんの曲をたくさん流すという、スペシャルな日がありました。  その中で、マッキーの番組では、他の番組とほぼかぶらない独特な選曲をされていたのが印象的でした。  で、その番組の最後、マッキーが

          あなたがいた世界はなんて素晴らしいんだろう

          せめて日記を書くときは、自分に優しくしよう。

           先日、今まで書いてきた日記や手帳を読み返してみた。  手元に残っているのは、かれこれ約20年分くらいなんだけど(中には断捨離として手放してしまったものもある)。  適当に手に取ってパラパラ読んでいると、悲しくなってきた。  「どうして自分を攻撃する文章ばかり書いているんだろう」って。  過去の後悔、自責、もしくは他責、などなど。  まぁ、他に吐き出す先がなかったから、ここで吐き出すしかなかったんだろうな、とは思うけど。  その数日後、日記を書いていたとき。  また自分を

          せめて日記を書くときは、自分に優しくしよう。

          20年ぶりに、会いたかった先生に会える

           ひょんなことから、約20年前までよくお世話になっていた方に、お会いできることになった。  当時、私は関東に住んでいた。  ライター養成学校に行ったり(すぐ挫折して通わなくなったが)、派遣社員をやって食いつないだりしていた。  とはいえども、生活が楽しかったわけでもない。大学進学をきっかけに移り住み、卒業後も惰性で残り続けていたという感じだ。  人生に迷っていた私は、とあるカウンセラーの先生に出会うこととなった。  当時の私はあちこちのメンタルヘルス系のグループや、イベン

          20年ぶりに、会いたかった先生に会える

          またも懲りずに論文を書き始めている

           なんでだ。  なぜ、自分から望んだうえで、またいばらの道に足を踏み入れるのか。  4月から卒業研究の履修が始まった。  私が在籍している放送大学では、卒業研究(一般的には卒業論文と呼ばれるもの)のため、指導してくださる先生から直接の指導を受けられるのが、その履修登録をしている1年間(4月~翌年3月)と決まっている。  で、その履修登録をするため、前年度の6月から履修の準備を始める必要がある。  大まかな研究テーマを決めて、指導していただたきたい先生を決めて、その先生に質問

          またも懲りずに論文を書き始めている

          【短編小説】「頑張れば必ず叶う」

           せっかく体力をつけようと思って、市営体育館に来たのに。  走路をぐるっと一周、ランニングしただけで、息が切れてしまった。  せっかく新しいジャージを上下揃えたのに。  シューズボックスにしまいこんでいた、スポーツ用の上履きを持ってきて、張りきって走ったのに。  ロビーの一角にあるラウンジのイスに腰かけ、備え付けの自動販売機で買った冷たい緑茶を飲みながら、ひとり落ち込んでいた。  子供の頃から、運動は苦手だったけど。  唯一、走ることだけは、そんなに嫌いじゃなかった。  だ

          【短編小説】「頑張れば必ず叶う」