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仕組みを使って会社(チーム)を動かす

皆さんこんにちは。新倉(シンクラ)です。

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「社長ひとりが会社を動かす」発想から「仕組みを使って会社を動かす」発想へ


成長のための組織づくり

ほとんどの経営者の方は、その強力なリーダーシップでこれまで会社を引っ張り、今後も自らが中心になって会社を成長させていきたいと考えていることでしょう。

「会社を成長させるために社長が果たすべき役割は何か」、この答えは会社の規模・業種などによってさまざまだと思います。

「仕組みを使って会社を引っ張る」という発想に切り替えなければなりません。

「仕組み」とは日々の業務、会社のルール、日常的な決裁、指示・命令など、会社を運営していくための決まり事や方法などのすべてを指します。

限られた現有資産で事業を運営していかなければならない環境だからこそ、人材を人財に育て有効活用していく「仕組み」づくりが最重要課題となります。

「仕組み」づくりが重要であることは理解しても、その仕組みを動かす人材を育成しなければ機能しません。

「どうすれば効率よく、収益に直結した業務に集中できるか?」

コロナ禍や様々な環境下で仕事をしていくには変化に対応していくことが求められています。10、20年前のやり方では事業運営は成り立っていきません。

「仕組み」とは

「仕組み」とは、「誰が、いつ、何度やっても、同じ成果が出せるシステム」のことを言います。あらゆる仕事が「仕組み化」できるわけではありません。

仕組みが必要な仕事と、そうでない仕事があります。日常的に行なっている仕事は、大きく2つに分けることができるでしょう。

私は「作業」と「業務」に分けて考えています。あなたの一日の仕事を見直してみましょう。

業種や職種、ポジションによって多少の差はありますが、たいていは、仕事をしている時間の7~8割を作業の仕事に費やしているのが実態ではないだろうか。

この「作業」の仕事こそ仕組みづくりが有効なのです。それによって、時間と労力の徹底的な効率化をはかります。

「業務」の仕事には、時間と労力を費やすべきです。なぜなら、「業務」は収益に直結している仕事と位置づけているからです。

ですから、できる限り仕事をシンプルに作業化することで、業務にかける時間を増やすことです。

「作業」の仕事……頭を使わないで処理できる仕事。手や身体を動かすなど、行動をともなう仕事、ルーチンワーク(きまりきった、繰り返しの、機械的な日常の仕事)。

「業務」の仕事……頭を使って考える必要がある仕事。知的作業。

この「仕組み」は日々の業務、会社のルール、報連相、人材育成、日常的な決裁、指示・命令など、会社を運営していくための決まり事や方法などを標準化・マニュアル化することで、これまで社長が「直接的に」行っていた業務を、「間接的に」行っていくことを言います。

「仕組み」の構築は、仕事の手順をフォーマット化し、それをスタッフの「能力」「精神力」「経験・記憶力」といったマンパワーに頼らない、誰に代わっても再現できるようなルーティンをつくることです。

仕事の流れをシンプルに。

あなたが今まで「業務」と思っていた仕事も「作業」である可能性は大いにあります。労働時間における仕事をなるべく作業(標準)化させ、入社の浅い社員には標準化させた作業で基本を習得させ、中堅社員にはより生産性のある仕事に就かせるせることです。

日常業務の多くがルーチンワークならば、誰に代わってもできるように業務を標準化することです。

収益が上がらないのは誰のせいでもなく、自社の体制整備ができていないことと理解すべきです。

「仕組み」づくりのポイント

最小限の時間と労力で最大の効果をえるために、「作業」の仕事をどのように「仕組み化」するかです。

仕事を「仕組み化」するということは、仕事のすすめ方にフォーマットをつくり、それを「才能、能力」「意志の力、熱意」「記憶力、経験」に関わらず、誰でも再現できるようなルーチンをつくることです。

・組織の最適化・権限委譲・NO2(後継者)を早期に育てる


『仕組み』で経営する

 会社が一定の規模を超えてきたら、組織や権限委譲を活用して仕組みによる経営に移行していく必要があります。

社長が直接ではなく『仕組み』を使って間接的に会社を引っ張ることによって、社長は会社全体の状況を把握することができ、また、仕事を任されることで社員も成長することができます。

会社を大きくしていくということは「社長の直接関与は極力抑えた仕組みをつくる」ことにあります。

会社経営の仕組みづくりを決意した社長の最初の役割は、この仕組みができるだけ早く機能するようにすることです。

構築した経営の仕組みを使って、大きな視点、長期的な視点で、今やっている事業を、今後どのように展開すべきか、あるいは新規事業としてどんなことに取り組むべきかといったこの先の会社の屋台骨を考えることこそが社長の本来の仕事といえます。

「会社成長のための戦略を練り、重要な決断をすること」、これこそが社長自身が取り組むべきもっとも重要な仕事です。

構築した経営の仕組みを進化させていくことや、人材の育成、とりわけ前述したナンバー2の育成などについても社長自身が取り組むべき重要な仕事といえます。

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