~ストレスフルな現代とオサラバ!デジタルデトックス~
デジタルデトックスはデジタル機器を使用しないで、日々のストレスを和らげようというものです。一見難しそうに見えても簡単なところから自分にあった形でデトックスできます。
1. デジタルデトックスって?
デトックスと聞くと健康になるための取組というイメージがあるかと思います。もっと正確に言えばデトックスとは「内に溜まった有害な毒物を排出させること」を言います。デトックスの最たる例を挙げるとするとマッサージやヨガ、それからフルーツを食べることといったことが挙げられると思います。
ではそのデジタル版のデジタルデトックスとなるとどういう意味になるかというと「一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことでストレスを軽減すること」となります。
つまり、体からデジタル機器にかこまれた現代社会のストレスという毒素を、デジタル機器をしばらく断つことで排出(軽減)させようということなのですね。
ストレスそのものと原因に関しては以下の記事で詳しく説明しています。そちらも併せてご覧ください!
ストレスの原因って?? | みんなのメンタル向上サイト (mental-fitness.co.jp)
2. 今自分たちはどれくらいデジタル機器に頼った生活をしているか
総務省の調査によるとデジタル機器、特にスマホの使用時間が年々伸びてきていることがわかります。特に若い世代(10代、20代)のモバイル機器、ケータイの使用率、使用時間の伸びは顕著ですね。
年々伸びる使用率、時間はこのコロナ禍でさらに増えたことは間違いありません。このように我々の生活とデジタル機器は切っても切り離せない関係になっていきていることがわかります。
ただ、デジタル機器によって生活は豊かになった面もありましたが、一方でSNSでの誹謗中傷や長時間デジタル機器を使用することからくるストレスにも同時に悩まされるようになりました。
総務省|令和元年版 情報通信白書|機器別のインターネット利用時間と行為者率 (soumu.go.jp)
3. デジタルデトックスしてみよう!
そのようなときに実践してほしいのがこのデジタルデトックスです。「一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことでストレスを軽減する」デジタルデトックスですが、具体的にはどのような方法があるのでしょうか。取り組みやすい簡単なものからチャレンジングなものまで紹介いたします!
● ケータイを使っている時間を把握しよう
いきなりケータイ等のデジタル機器を使わないとなるとなかなかに難しいところがあるかと思います。そんなときはひとまず過去の自分がどれだけケータイを触っていたか調べることから始めてみましょう。
iPhone、Androidどちらにもそのような機能があり、iPhoneには「スクリーンタイム」、Androidには「Digital Wellbeing」という名前です。
どちらも一日に各種アプリを使用する頻度や受け取る通知、スマートフォンをチェックしたり、デバイスのロックを解除したりする回数を知ることができるようになっています。私はiPhoneユーザーなのですが、スクリーンタイムでチェックしたスマホを一日に持ち上げた回数の多さにびっくりしました…。
知らず知らずのうちにケータイを使い過ぎていることに気づいて自らの習慣を改めるだけでも十分効果がありそうですね。
●デジタルデトックスアプリを活用しよう
最近ではアプリでもデジタルデトックスができるようになってきました。「デジタルデトックス」と検索するだけでApp StoreやGoogle playにかなりな数のアプリがでてくることが分かります。ですので、自分自身がどれくらいのデジタルデトックスをしたいかの加減にあわせて多くのアプリの中から選ぶというのがよいと思います。
中にはスマホを触らなければ触らないほどお魚が育つというアプリもあるそうです…。
● 通信機能を一定時間オフにしよう
デジタル機器の使用によるストレスの多くは通知だったり、SNSの使用とかだったり通信機能によるものだと思います。であればケータイの最たる機能である通信機能を一定時間オフにしてしまいましょう。
通信機能をオフにする設定にしたり、機内モードに設定したりすれば通知等は届かなくなるでしょう。
●電車に乗ったら外の流れる景色を見てみよう
よく電車に乗ると、車内でずっとスマホをいじっている人を多くみかけます。ただ、そんな電車での移動時間も最適なデジタルデトックスタイムにすることができます。その方法というのは、窓から流れる外の景色を眺めることです。
電車に乗って外の景色を眺めていればあっという間にケータイを見ずとも時間が過ぎていくことでしょう。ただ、なかなかずっと見ているのは厳しいという方にオススメなのが、「ルールを作って車窓を楽しむ」ということです。
たとえば「赤い屋根の家の数を数える」だったり、「車窓から見えたコンビニの数が10を超えたら帰りにスイーツを買って帰る」など、ちょっとしたくだらないルールを決めてあげることで、あっという間に電車に乗る時間が最高のデジタルデトックスタイムになるはずです。
● 家にケータイを置いて地元をただぶらぶら散歩してみよう
最上級編として最後にご紹介するのは、ケータイなしで足の向くまま気の向くまま地元をぶらぶら散歩してみることです。ケータイをあえて家に置いたまま散歩をすることで、自分の地元でもあまり知らなかったスポットや風景を見つけることができるかもしれません。
ただ、ケータイが無いと地図がわからないということも往々にして起こりうるので、迷子にならないように注意しましょう!
4. おわりに
ここまでデジタルデトックスについて紹介しましたが、デジタル機器を取り除いた時間、生活はなかなか難しいものがありますよね。ただ、ちょっとしたきっかけで自分がいかにスマホを使っていたかということに気づいたら、それをきっかけにスマホを意識的に生活から取り除いてみるのもよいでしょう。個人的にはデジタルデトックスでデジタル機器が無い時間を過ごすことで、自分の日常生活でかかっているストレスの大きさを知ると同時にデジタル機器という文明の利器のありがたさを知るということが一番重要かなと思います。
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