CFOのロジカルシンキング:エクイティストーリーと事業計画の文脈を繋ぐためにもMECEは必須、どこから質問されても良いようすることで戦略が出来上がる
ロジカルシンキングは良く聞かれる言葉です。
その中でもMECE、簡単に言うと、抜け漏れない考え方という方法です。
なぜMECEが必要なのか!?
エクイティストーリーは、未来や世界観をベースを語るものです。
何もベースがないのは、ただの絵空事になってしまうからです。
投資家へPITCHするにも、
現状の事業進捗や事業の種をベースに、
Step1→Step2→Step3のような順序で事業を進めていきます。
しかもその周辺領域にも、
こういうニーズがあり、しかもすでに成約があります。
周辺領域と既存領域を組合わせることで、
さらに拡大展開が見据えられるという可能性があり、
市場規模としても、、、、
など、事業にあるファクトを組合わせて、
合理的なPITCHをしていかないといけません。
それでも、合理的にいかない場合などがでてくる。
何か合理的でないかをあぶりだしてくれるのがMECEです。
いざPITCHの質疑応答で、
投資家からの質問に答えられなかった、
投資家からの質問が厳しくて、
などといったコメントを聞くことも多いですが、
このコメントの多くは、
PITCH自体やエクイティストーリーに合理性が見えないため、
内容を理解したい投資家は考えているからこそ、
いろいろな質問を投げかけてきます。
それらの質問に答えられないから、質問が厳しかった。。。
というような結果になってしまうのです。
本来、自分で事業をしているのですから投資家よりも
情報は多く、経験も多いはずです。
なぜ回答がうまくできていないかの大半は、
PITCH資料を作ってだけになってしまっているからです。
PITCH資料を作成しただけなら、まだ30%程度の完成度です。
そこから事業計画、資本政策、事業進捗にどう展開していきファクトをつくってからが資金調達の本格的なスタートになります。
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