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人生第83話 『陥落からの新たな出会い』

おはようございます。今日も素晴らしい日になるといいですね。

前回の記事では、Gランク大学卒業の私がなんとか入れた一部上場企業、そこが入社2年目に民事再生法、要は倒産のような事になった出来事を詳細に発信しました。

今回はその後の私の会社生活について発信したいと思います。

民事再生法を受けた私の会社でしたが、正直そこまでこの民事再生法を詳しく理解しておらず、私はすぐに会社を去らないといけないと思っていました。

しかし、民事再生法とはようは会社立て直しチャンスを与えてくれる法律ですぐに会社が倒産することはなく、まず私達現場監督の指名は今着工している現場を終わらすことでした。

私はその時京都の現場にいましたが、ここはまだ基礎工事の段階で忙しくなく、まずは現在着工している忙しい現場を早急に収束させることが使命となり、別の現場に移りました。

その現場はようは突貫工事現場で工期が非常に短く、立地条件も悪い為、 工事に苦戦しており、どんどん納期が近づいてきて火を噴いている現場でした。

その現場には所長を合わせて元々4人の現場監督が配属されていましたが、そこに若手の優秀所長と先輩2人と私、計4人が新たにこの現場に配属されることになり、かなり大所帯の現場になりました。

配属されて早速現場を見ましたが、2年目の私でもわかるくらいの火吹き状態でしたww

何故わかるかというと工程表と現場が全くマッチングしていない状況でした。工程表では終わっている工程が現場では1ヶ月前には完了していなければならない工事をしている状況でした。

初見でいやな予感が的中した通り連日連夜、徹夜が続く現場でしたが唯一よかったのが現場事務所をあるアパートの一室を借りていたので、交代制でそのアパートに宿泊出来ました。その現場から寮まで通勤時間だけでおよそ片道1時間15分くらいありましたので、この厳しい現場での睡眠時間を確保出来る環境はありがたかったです。

ここで私はある方との出会いがありました。

それは先ほど記述しましたこの現場に新たに配属された所長です。本当は現場に所長は二人も居ませんが、この現場を収束させる為に急遽配属された方です。

この方は大阪支店でも有名なほど優秀な方で齢、29歳で所長に抜擢された方で次々と現場をやりとげた方です。配属された時は31歳でした。

そこでその方に私が何故か外装担当を命じられました。

外装とはマンションの壁の塗装やタイル、フェンス等色々な分野になります。この時他の先輩方もいるのにその方は私に向かって「WG担当」と言ってきました。

それまでに私が現場にいった時に、たまたま外装の職人さんから質問を受け、この現場のことがまだわからないなりにその職人さんの質問を回答したことにより、外装の職人さんがこぞって私を頼ってきたのがきっかけでした。

私が現場進捗管理ミーティングの時にその外装工事の進捗を報告したところその方に指名を受けることになりました。

いやーーここからが地獄の日々でした。この方、社内でも有名な優秀な方ですがもうひとつ有名な事、それは

「仕事の鬼」

でした。寝る暇も惜しむほど仕事に没頭する方で、なぜかこの方と私だけ現場事務所にいる状況が生まれ、私が「そろそろ帰ろうかなと思いますが・・」なんて言うと「WG、あれ終わった?職人さんには分かりにくい内容の工事だからわかりやすく図面を書いてあげて」など、「それは職人さんに任せたらいいんじゃないの??」と思うこともありましたが、必要、不要で言えば必要な資料の為、しぶしぶ一緒に夜深く残業をすることが多々ありました。

ただこの方との出会いが私の考えを大きく左右することになりました。

次回も民事再生法になった会社での仕事、出会いについて発信していきたいと思います。

次回も宜しくお願い致します!!



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