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2021年初のかき氷

ーたっぷり果実の苺ミルク

蒸し暑い日が続く中、父親がかき氷を食べたいとよくこぼしていたが、この週末、その願いがようやく叶った。よく利用しているミヤマ珈琲に季節限定メニューとして、ようやくかき氷が登場。「病み上がりは身体を冷やさない方が良いんだけど」という母親の心配もどこ吹く風。ためらいなく注文し、美味しそうに食べた。食事制限すると、身体には良いかもしれないが、我慢を強いられて心には良くない。好きなものを食べれば心の健康には良いが、身体には負担になる。この辺りのバランスは難しい。

放置

ミヤマ珈琲店のかき氷002

父が注文したかき氷は「たっぷり果実の苺ミルク」。単品価格780円(税込)。たっぷり果実のイチゴソースと生イチゴ、ソフトクリームがトッピングしてある。ミヤマ珈琲が6月15日にスタートした「期間限定夏のおすすめ・かき氷メニュー」の一品。見た目が実に可愛らしい。母ならいざ知らず、父にはあまり似合わない。

机に置かれたかき氷は予想以上にビックサイズだ。見ただけでこめかみ辺りがツーンとする。母が心配する通り、病み上がりの身体を相当冷やすだろう。とはいえ、食べたいものを我慢するのは辛い。そして、心の健康に良くない。入院、手術を重ね、食事制限を乗り越えてきた父だ。自分でコントロールできるだろうと、今回は放っておいた。

残り物

最初は満足げに食べていた父。ところが、途中から徐々にスプーンを口に運ぶペースが鈍る。やがて、ソフトクリームを食べ終えた時点で、ギブアップ。身体が冷え切る前にお腹が膨れたようだ。三分の一ほど残ったかき氷を前に「これ、食べるか?」と聞いてきたので、母と二人、それぞれ一口二口ずつ味見した。案外、美味い。

2021年初のかき氷は父の残り物。どこか腹立たしい。

(写真〈上から順に〉:念願のかき氷を楽しむ父。母の心配もどこ吹く風だ=りす撮影の画像などを基にりす作成、ミヤマ珈琲のかき氷「たっぷり果実の苺ミルク」=りす撮影)

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