クラフトワーク

障害のある方への働く支援を行いながら働く人へのカウンセリング、キャリアコンサルを行って…

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障害のある方への働く支援を行いながら働く人へのカウンセリング、キャリアコンサルを行ってます!

最近の記事

キャリアコンサルティングの役割

メンタルカウンセリング、キャリアコンサルティングの共通することは 「自分への気づき」 を促すことです。大切なのは自分の中での ➀気づき ➁再確認 ③振り返り ④整理 が進むことだと思います。 ですのでカウンセラーに必要なスキルは 「その人が整理したいと感じていること」「気づきが欲しいこと」問題点を一緒に探していけることだと感じます。 これはアドバイスとは違います。 大切なのは話を聞く人が自分ではなく「相手」を大切にしたコミュニケーションを取れているかを常

    • 第5話 福祉の仕事に触れるぼく、、

      「進路説明会か、、、」ぼくは通っていた通信高校が開催した進路説明会の会場に来ていた。これは通信高校の進路決定の一つとして学校側が企画した企業や進学校との触れ合いの場である。この進路説明会には近隣市の工場などの会社が集まっていた。私はその会場に行き、まず工場でネジを精製している会社の説明を受けた。「高卒で働く、、うーん、やっぱりまだピンとこないな、、」前回の仕事で進学を決めた僕にとっては「就職」という道がまだ明確に見えてこなかった。そんな気持ちをもったまま会場を闊歩していたぼく

      • 第4話 進学を決めたぼく、、、

        進学を決めたぼくはとても悩んでいた。なんといっても「やりたいこと」なんてない。夢や目標があるわけではない。今もぼくの時代も若者の共通な悩みなのだろうか、、 そんなことを思いながら行きつけのガソリンスタンド「木村商店」にガソリンを給油しにしくととても可愛がってもらっているサカキバラさんが声をかけてきた。「おーーい、進路はどうすんだ?決まったのか?」「うーん、、それがなにも決まっていないんですけど整備士になろうかなとも思ってます。」「整備士?なんで整備士なりたいんだ?お前車とか

        • 第3話 リペア作業員として働くぼく

          シダラとはじめた、16歳同士の「就職活動」はとても単純明快であった。ハローページの求人枠を見るポイントは「お金がいっぱい稼げる」だけであった。そのポイントを絞ってハローページをみていくとシダラが「おい!この求人いんじゃないか」とぼくに見せてきた。「どれどれ、、、マンション、アパートのリペア作業院募集か、、リペアってなんだ?」とシダラの方を見る「おれも知らない、、」なにもわかっていないぼくたちは求人を読んでいくと新しく建ったマンションやアパートの家具やフローロングの修理作業のよ

        キャリアコンサルティングの役割

          第2話 高校を中退したぼく

          「おいシダラ!この求人はどうだ、給料も高いぞ」そんな話を分厚いハローページを開きながらシダラに問いかけるぼく、、 ぼくは高校を中退しこれまで感じたことのない開放感を感じていた。これまでは決められた時間に起きて学校の準備をする。学校に行っていなかったが自宅にいるのは流石にバツが悪いので間に合う時間帯に家は出ていた。しかし学校には行かずにいつものコンビニでまずは漫画の立ち読み、そこら辺をだらだらと徘徊し気が済んだら学校に行くというちゃらんぽらんな生活をしていたが心のどこかには「

          第2話 高校を中退したぼく

          障害福祉で働くぼく、、(これは現在32歳、色々あって障害福祉の世界で働くぼくの物語、、)

          第一話 16歳のぼく、、、 2011年1月 ぼくは千葉県成田市で人生初めての就職面接に臨むべく父親から借りたボロボロのステップワゴンの中で自分で作成した履歴書を読みかえしていた。 ぼくは平成元年生まれの22歳、周りは昭和生まれの方が多く、会う人会う人に「え!平成生まれなの?」「うわー、、ついにこの時代が来たか、、」と言われ続けた。ぼくの同級生は昭和63年生まれ、感覚的には僕も昭和生まれであるが生年月日が「平成」であるためこれは致し方ない、、、 ぼくは大学生当時は東京清

          障害福祉で働くぼく、、(これは現在32歳、色々あって障害福祉の世界で働くぼくの物語、、)

          カウンセリング思考法

          人には当然悩みがある。全くないという人はいないであろう。例えば ・上司と馬が合わない ・夫が話をきいてくれない ・部下が思うような仕事をしてくれない 様々な悩みに対して人はどのような思考になっているのか。この思考の出発点がどこにあるかで悩みの捉え方が変わってくるのではないだろうか。 まず自身の中から湧き出た感情を「メッセージ」と捉える。そしてこのメッセージが誰を出発点にしているかを整理する。 ・上司と馬が合わない これは上司の行動や発言、価値観などを軸に自分と合わな

          カウンセリング思考法

          カウンセリングがもたらす効果

          カウンセリングを行う身としていつも感じているのが 「このカウンセリングを通じてクライアントがどのような変化を持てたのか?」 カウンセリングは主に 聴くカウンセリング 書くカウンセリング の2つになると思うが聴く方は45分から60分、書く方は私が行っている内容では2週間から長くて3ヶ月の間で行う。 特に聴く方のカウンセリングでは45分の時間で話を聴き、傾聴や共感、時には提案なども含めてカウンセリングを行っていく。しかし、まだまだ未熟な自分としては 「この時間の中で

          カウンセリングがもたらす効果

          復唱がもたらす会話の中の安心感

          今日もカウンセリング、コーチングの勉強で得たことをアウトプットしていく。 コミュニケーションの中で復唱を意識すると相手に安心感を与えることが出来る。 この復唱は簡単に言うと 相手から発信された情報をもう一度、相手に同じ用語で返す というものである。 例えばこれは悪い例 A:今日、予定より多くお金を使っちゃったよ、、 あなた:あれだけ言ったのに何で多く使うんだよ!まったく、、、 これだとコミュニケーションはこれでおしまい、ここからのポジティブな発展は難しいかもし

          復唱がもたらす会話の中の安心感

          カウンセリングにもとづく思考法

          カウンセリングは自身の内省につながる思考法を鍛えるのにとても効果がある。 なぜなら自身の悩み事や感じていることを深掘りしていくと自身の気持ちの下にある負の感情に気づくことが出来るからである。 例えば仕事をしていく中で後輩に、周りの人に仕事を頼むことが出来ない自分がいるとする。この気持ちには ・自分が行った方が早い ・クオリティが 保てない ・信用出来ない などの思考が回っておりそのせいで仕事を振ることが出来ないとする。しかし本当にそうなのであろうか? 人間は知らない間

          カウンセリングにもとづく思考法

          論理療法にもとづく思考法

          私は現在、論理療法にもとづく思考法を学んでいる。 論理療法はアルバート・エリスが提唱した療法で人間の感情や行動はその出来事への受けとり方でいかようにも変化するという手法だ。 例えば 〇出来事。事実(A) ・コロナ禍の中で採用人数を減らすと考えてる企業が増えていると聞いた 〇結果、悩み(C) ・就職活動がきっとうまくいかない、不安、心配、 上記のように今の現状での情報から心配や悩み、不安が大きくなってしまう人は多くいる。しかし、このAとCの間にはその人がその情報に

          論理療法にもとづく思考法

          カウンセラーは準拠枠に気をつけろ!

          人の話を聴く時には自身の準拠枠を正しく理解すること。  準拠枠とは自身の関心や経験、価値観、感情、知識、思考、想像力などの自身の今までの人生にもとづいたフレームと言えます。当然人間はこの準拠枠をもとに相手を理解しようとするのです。しかし、この準拠枠は自身の思い込みや決めつけが起こりやすく自身が分かったつもりでも見当違いなコミュニケーションをしてしまうリスクもあります。自身の準拠枠、つまりは価値観や考え方をまず自身で認識することが重要であるのです。 自分はどんなことを考えて

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          日常で使えるカウンセリングスキル

          カウンセリングの中には様々、日常生活でも使えるスキルがあります。 例えば 感情の伝え返し 相手の話を聴くときに相手が出してきた感情をそのまま伝え返すスキルです。例えば 相手:いや~ほんとうに腹立ちましたよ! 自分:そうか~腹が立ったんだね~ 相手:それで悲しくなってさ~ 自分:それは悲しくなるね~ というように相手から出てきた感情をそのまま話の中で伝え返すのです。カウンセリングの基本は絶対的な肯定です。相手の感情や気持ちに寄り添うひとつの手法として相手の感情に

          日常で使えるカウンセリングスキル

          カウンセリングの使えるスキル①

          うなづくことは万能のスキル! 人の話を聞くときに一番相手を安心させることが出来る簡単なスキルそれは うなづくこと 人は話しているときに相手の反応が気になるものです。 そこで首を縦にふり「うん」「うん」とうなづく、これだけで相手の話を聞いているというメッセージが相手に伝わりやすいと思います。 決してこれをやっておけばとりあえずは良い といった処方箋ではなくあくまで相手の話を聞くときに相手の気持ちをさらに楽にさせてあげられる手法です。 誰かの話を聞くときに試してみて

          カウンセリングの使えるスキル①

          カウンセリングは日常でも使える専門知識!

          カウンセリングは専門的な学びをした人がお金を貰ってはじめて成立するもの、、、 間違ってはいませんがそれではハードルが高く、受けたい人もどうしたらよいかわからない、カウンセリングしたい人もどうすればよいかわからない、そんな状況が今のカウンセリング業界の状態かなと思います。 しかし私は カウンセリング知識は日常で使える! と感じています。 相手の気持ちに寄り添い話を聴く それには少しのコツがあれば行うことができます。 そこにお金が発生するかどうかは別として相手の話を上

          カウンセリングは日常でも使える専門知識!

          カウンセリングの注意点

          カウンセリングは専門職が行う専門業務です。 井戸端会議での聞き役とカウンセリングでの傾聴は全く違います。 井戸端会議はその役割があるので良しとしてカウンセラーからのカウンセリングは様々なルールを守って専門的なスキルを駆使しなくてはいけません。 例えば 傾聴=話を聞き物事を教える、諭す そんな対応をされたら要注意ですね。 人は他人の話を聞くことは基本はストレスです。自分の気持ちを相手に伝えたくなるのが普通です。 その自身のエゴを学びによってコントロールすることが必要

          カウンセリングの注意点