吉乃山葵

ひとり旅大好きな、今年還暦のコンビニ店員。 ただ今、四国八十八ヶ所巡りの区切り打ち中。…

吉乃山葵

ひとり旅大好きな、今年還暦のコンビニ店員。 ただ今、四国八十八ヶ所巡りの区切り打ち中。 この間、高知終わって愛媛入りしたところ。 旅のエピソードや、日々感じたことを書いています。 お暇な時にちょこっと覗いてみてね。

最近の記事

四国八十八ヶ所巡り「高知・愛媛編2024.3.29-4.2 その1〜意外に急勾配な登り坂だった第35番札所清瀧寺〜」

今年、待ちに待った還暦を迎えた。 若い頃から、次の年代になりたい(20代の時は30代に、40代の時は50代に。)と憧れていたわたしにとっての60歳は、ご褒美のような、新しい人生のスタートのような、喜ばしい年。 50歳になった年には、年齢的に遠ざかってしまったロックフェスに、勇気を出して行ってみた。 還暦記念に何しようか、考えるまでもなく、例年以上にひとり旅を充実させようと決めた。 年々、女性のひとり旅に対する評判が変わり、10年前とは明らかにホテルや旅行会社の対応が良くなって

    • 四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その9 〜龍馬と海と映画すずめの戸締り〜」

      <4日目最終日 9/4(月)②> 11時少し前に、終点・桂浜バス停に降りた。 バスターミナルの近くにおしゃれなお店が並んでいて、さすがメジャーな観光地だなと思った。 砂混じりの階段を登って、大きな坂本龍馬さんにご対面。 ここにも観光の団体さんが訪れていて、集合写真撮影をしていた。 とにかく、壮大な景色が素晴らしかった。 圧巻の眺めをしばらく味わい、バスターミナルやお店のある場所へ階段を下り、テーブルとベンチが並んでいる休憩スペースで、自販機で買ったスポーツドリンクで一服。

      • 四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その8 〜第30番札所奥之院・安楽寺、高知県立牧野植物園で癒された〜」

        <4日目最終日 9/4(月)①> 天気予報に反して快晴の朝になった。 晴れ女ってわたしのことよ、ごめんあそばせ! なーんて、自己暗示をかけて、氣分を上げて出発。 ホテルをチェックアウトして、はりやま橋バスターミナル近くのコインロッカーに荷物を預け、2日目に調べた第30番札所・奥之院「安楽寺」へ。 https://note.com/whale_445/n/n7c68fcef4e05  一連の参拝を終え、御宝印を授かろうと納経帳をお渡しすると、第30番札所のページにはすでに善楽

        • 四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その7 〜うまい魚で一杯 市場寿司魚屋〜」

          <3日目 9/3(日)②> 前日の第27番札所・神峯寺へのお遍路道がかなりのダメージを与えたらしく、ふくらはぎをほんの少し揉んだだけで痛かった。 やはり、日頃のウォーキングが足りなかったのだ。 6〜8月の夏の間、猛暑などでウォーキングを控えてしまったせいで、筋肉やら関節やらが弱っていた。 いつもなら、入浴時にふくらはぎを揉みまくり、お尻のツボ押しや筋肉ほぐしで、翌日にはほとんど痛みがなくなる。 翌日まで影響するとは、相当キツかったのだと改めて思った。 フラットだった第36番札

        四国八十八ヶ所巡り「高知・愛媛編2024.3.29-4.2 その1〜意外に急勾配な登り坂だった第35番札所清瀧寺〜」

        • 四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その9 〜龍馬と海と映画すずめの戸締り〜」

        • 四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その8 〜第30番札所奥之院・安楽寺、高知県立牧野植物園で癒された〜」

        • 四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その7 〜うまい魚で一杯 市場寿司魚屋〜」

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その6 〜お遍路道の風景に感動 第36番札所・青龍寺〜」

          <3日目 9/3(日)①> 第35番札所・清瀧寺(きよたきじ)を先に訪れるか、第36番青龍寺(しょうりゅうじ)にするか迷ったが、バスの本数が少ない青龍寺から回ることにした。 7:05堺町バス停発宇佐行きに乗り、1時間ちょっとで終点・宇佐で下車。(バス賃1180円) ガイドブックを見ると、宇佐ではなくスカイライン入口バス停で下りる、と載っていた。 まずい、行き過ぎた。 バス停何個かの差だからたいしたことないよ、と自分に言い聞かせ、海沿いを歩いた。 宇佐はわたしの大好きな漁村地

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その6 〜お遍路道の風景に感動 第36番札所・青龍寺〜」

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その5 〜偶然のおいしい出会い 居酒屋・菜遊季〜」

          わたしの四国八十八ヶ所巡り記事をお読みの方は、せっかくのホテルなのになぜ朝食バイキング付きプランにしないのか、なぜ夕食後にコンビニで翌日の朝食を買うのか、とお思いのことだろう。 たいてい6時台のバスや電車に乗るので、5時台に朝食を済ませたい。 ホテルの朝食は早いところで6時スタートだから、間に合わないのだ。 もう一つ、なぜ朝のうちにお昼ご飯を買うのか。 お遍路道にもお寺の周辺にもお店がほとんどなく、代わりにベンチや休憩所が必ずある。 そこでおにぎり食べながら休憩するのだ。 と

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その5 〜偶然のおいしい出会い 居酒屋・菜遊季〜」

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その4 〜珍しい電車と甘酒でほっこり 第30番札所・善楽寺〜」

          <2日目 9/2(土)②> 読みが甘かった。 1時間で唐浜駅に着き、11:05の電車に乗れるものと思っていた。 第27番札所・神峯寺から車道を下りてきたが、意外に時間がかかった。 よくよく考えてみたら、車道って、お遍路道より長いのよね。 それに加えて、あと15分ぐらいで駅に着くぞというところで、軽トラでお昼休憩してたおじいちゃんに捕まってしまった。 「どっから来たん」から始まり、横浜からと答えると、おじいちゃんの旅話が止まらなかった。 「三原山は横浜から近いじゃろ?」と問わ

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その4 〜珍しい電車と甘酒でほっこり 第30番札所・善楽寺〜」

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その3 〜さすが難所で関所!マムシ注意の第27番札所・神峯寺〜

          <2日目 9/2(土)①> 6:03高知駅始発、JR土讃線土佐山田行きに乗車。 途中、後免駅で土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線奈半利行きに乗り換え、ごめん・なはり線の唐浜駅には7:20に到着。 駅前の休憩所でトイレに行ったり、帰りの電車時刻表を見たり、ちょっとだけ風景を眺めたりした。 お遍路看板を見つけ、7時半頃出発。 お天気は雲が多めの晴れ。 山道を登るには適している。 首に巻いたクールタオルもバッチリ冷たい。 大丈夫、辿り着けるさ! と自分を奮い立たせ、海岸沿いの集落を

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その3 〜さすが難所で関所!マムシ注意の第27番札所・神峯寺〜

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その2 〜雨上がりのイタリアン料理〜」

          現代の四国八十八ヶ所霊場巡りは車やバスツアーが主流のようだ。 自転車やバイクで回っている人々も見かけた。 すごいと思ったのは、それぞれが自由に回れるということ。 四国八十八ヶ所巡りは、日本人が大好きな「〇〇すべし」というルールのようなものが少ないのだ。 歩きお遍路といっても、何も全ての道を歩かなければいけないことはない。 頑張って歩きオンリーの方から、歩きが無理な所は公共交通機関やタクシーを使うわたしのような人もいる。 1〜2度見かけたのは、お寺の門で立ち止まり、般若心経を唱

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その2 〜雨上がりのイタリアン料理〜」

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その1 〜災い転じて福となす⁈ 第34番札所・種間寺〜」

          <1日目 9/1(金)①> 早朝、電車で羽田空港へ。 張り切って出発時刻の2時間前に着き、余裕をかましつつ、自動チェックイン機に近寄り、ハタと氣づいた。 なんと、航空券チケット予約の際に届いたメールを消してしまっていたのだ。 いつもなら、こんなこともあろうかと、手帳にも予約番号等を記入しておくようにしているが、新しい手帳に変えたために、準備してなかった。 ガーン! やっちまった。 一瞬、呆然としたが、高知へ飛び立てず、横浜へ戻ることはどうしても避けたいので、近くにいたグラ

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.9.1-4 その1 〜災い転じて福となす⁈ 第34番札所・種間寺〜」

          旅のノート「祝還暦!中学同級会in鳴子ホテル〜仙台散歩2023.8.11−13 その3」

          男だから〇〇、女だから〇〇、という表現が適切ではなくなった令和時代ではあるが、わたしが体験した「だからオッサンは・・・」という出来事をいくつか披露しよう。 とあるコンビニエンスストアでバイトしていると、いろんなお客様に遭遇する。 中でも多いのが、いわゆるオッサンのあれやこれやである。 まずは、レジで出会ったちっちゃいちっちゃいオッサン編。 数年前、180ml紙パック日本酒などが一斉に値上がりした時のこと。いつも購入している紙パック日本酒が十数円高いことを怒り、「他の店で買う

          旅のノート「祝還暦!中学同級会in鳴子ホテル〜仙台散歩2023.8.11−13 その3」

          旅のノート「祝還暦!中学同級会in鳴子ホテル〜仙台散歩2023.8.11−13 その2」

          和食屋や蕎麦屋で食べたいメニューを注文し、程なくテーブルに運ばれた食事を見て、ガッカリすることがある。 ほとんどの人には、苦手、あるいは嫌いな食べ物があるものだ。 日本人にとって、とてもメジャーな食べ物が嫌いな場合、お惣菜・お弁当購入や外食の際、困ってしまう。 わたしの嫌いな食べ物、それは、漬物(特にたくあん)と柚子・みかん。 これらを嫌いな日本人、または日本食通な海外の人は、全体のたった数パーセントしかいないであろう。明らかに少数派なのだ。 多様化の時代になったと言われ

          旅のノート「祝還暦!中学同級会in鳴子ホテル〜仙台散歩2023.8.11−13 その2」

          旅のノート「祝還暦!中学同級会in鳴子ホテル〜仙台散歩2023.8.11−13 その1」

          更年期障害の症状で代表的なのがホットフラッシュ。 人によって多少の違いがあるが、急に上半身が熱くなり、滝のような発汗が起こる。 家にいる時ならまだいいが、外出中や仕事中に発症するとたいへんらしい。 このように、人ごとのように書いているわたしも、峠は越えたとはいえ、更年期障害中。 メジャーな症状のホットフラッシュは皆無で、特に下半身のひどい冷えと、それに伴う疲労感と怠さに悩まされた。 今現在は年齢や治療の効果もあり、だいぶ軽くなった。 絶不調の時期は、ぬるめのお風呂に入っても、

          旅のノート「祝還暦!中学同級会in鳴子ホテル〜仙台散歩2023.8.11−13 その1」

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.3.25-28 その7 〜最終日はハンバーグランチ〜」

          <第4日目 最終日にノブじいと再会?> ホテルをチェックアウトして、はりまや橋バス停隣のローソン脇にあるコインロッカーに荷物を預けた。はりまや橋バス停から空港バスに乗るので、自販機で切符を購入し、準備万端。 前夜はコンビニで朝食を買わずにホテルへ戻った。それは、喫茶デポー京町店でモーニングを食べるためだったのさ。前回、いただいて感激したので、また来てしまった。 本当は第30番札所「善楽寺」へ行ってもよかったのだが、のんびりと市内観光することにした。まずは高知県立美術館へ行っ

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.3.25-28 その7 〜最終日はハンバーグランチ〜」

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.3.25-28その6 〜素敵なイタリアンレストラン〜」

          数年前、中学の同窓会に出席してみた。 結婚や実家の引っ越しなどで、音信不通状態になっていたようで、20代〜40代まで同窓会のお知らせが届かなかった。50代になって、急に同窓会の往復ハガキが届き、思い切って出席に丸をして返信した。 東北の地元の温泉ホテルに一泊して、楽しい2日間を過ごした。 思いがけないことが起きたのは、夜の宴会の時だった。 ことの発端は、45年遡った中学2年生のバレンタインデー。男子とほとんど喋らなかったわたしが、勇気を振り絞って、好きな男の子の机の中に告白

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.3.25-28その6 〜素敵なイタリアンレストラン〜」

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.3.25-28その5 〜歩いてよかった!第32番禅師峰寺〜」

          <第3日目 竹林寺から禅師峰寺へ下山> 竹林寺前で迷っていても仕方がない、下るだけだからゆっくり行こうと決心し、石段を下り始めた。登りもたいへんだったが、前日の雨に濡れた苔や溜まった落ち葉で滑りやすく、ちょっと怖かった。 途中、中国人と思しきお遍路さんの女性ペアとすれ違った。中国人観光客は前日の国分寺にもいたが、たいてい写真撮影しながら大騒ぎしている。彼女たちはお遍路マナーも心得ているようだった。もしかして、日本在住が長い華僑の方々で、仕草や佇まいが日本に馴染んでいるのかしら

          四国八十八ヶ所巡り「高知編2023.3.25-28その5 〜歩いてよかった!第32番禅師峰寺〜」